PIKANDA PART2
2017.10.14-15 八甲田山 Hakkoda-san
恒例となった秋の灯油運びです。
毛無岱の草紅葉を見たいということで仙人岱には直行せずに、重荷を背負って酸ヶ湯から毛無と大岳を通っていきました。
先に仙人岱に入ってから翌日に毛無岱でも良いような気がしましたが、翌日の天気予報が悪かったので・・・。
酸ヶ湯の裏の斜面の紅葉が一番良かったかも。

いつもとは違うルートで仙人岱を目指します。

趣のある毛無岱。

朝のうちは人も少なくて、良い感じです。

岩木山がみえました。

井戸岳の爆裂火口と大岳避難小屋。いよいよ最後の登りです。

大岳山頂から陸奥湾です。

高田の大岳。

なんだか降りるのが勿体ないですが、結構寒いのでいいところで切り上げます。硫黄岳。

鏡沼。

仙人岱に到着です。

小屋の室温は10度くらいでしたが、ストーブを焚くとあっという間に18度くらいまで上昇。特段やることも無いので、昼寝のあとは16時くらいからお酒を飲み始めます。鍋とおでんをつついて、楽しくお話したら20時には就寝となりました。
朝の仙人岱周辺はガスです。

地獄湯ノ沢を降りていきます。

渡渉点あたりでガスが取れ、ボチボチ登りの方々と擦れ違い始めました。

晩秋の登山道。

酸ヶ湯まで1時間ちょっとで、あっという間に到着しました。城ヶ倉の紅葉ももうくすんだ茶色でした。

毛無岱の草紅葉を見たいということで仙人岱には直行せずに、重荷を背負って酸ヶ湯から毛無と大岳を通っていきました。
先に仙人岱に入ってから翌日に毛無岱でも良いような気がしましたが、翌日の天気予報が悪かったので・・・。
酸ヶ湯の裏の斜面の紅葉が一番良かったかも。

いつもとは違うルートで仙人岱を目指します。

趣のある毛無岱。

朝のうちは人も少なくて、良い感じです。

岩木山がみえました。

井戸岳の爆裂火口と大岳避難小屋。いよいよ最後の登りです。

大岳山頂から陸奥湾です。

高田の大岳。

なんだか降りるのが勿体ないですが、結構寒いのでいいところで切り上げます。硫黄岳。

鏡沼。

仙人岱に到着です。

小屋の室温は10度くらいでしたが、ストーブを焚くとあっという間に18度くらいまで上昇。特段やることも無いので、昼寝のあとは16時くらいからお酒を飲み始めます。鍋とおでんをつついて、楽しくお話したら20時には就寝となりました。
朝の仙人岱周辺はガスです。

地獄湯ノ沢を降りていきます。

渡渉点あたりでガスが取れ、ボチボチ登りの方々と擦れ違い始めました。

晩秋の登山道。

酸ヶ湯まで1時間ちょっとで、あっという間に到着しました。城ヶ倉の紅葉ももうくすんだ茶色でした。

2017.9.23-24 裏岩手縦走路 Ura-Iwate hiking trail 松川温泉~(バス)~八幡平頂上P~大深山荘(泊)~三石山荘~松川温泉
週末の天気がまずまずらしいことと、三石山の紅葉が見頃との情報で、裏岩手の縦走に出かけました。
松川温泉から八幡平頂上に行くバスは1日1本だけ。10:28です。でも、仙台からなので朝7時前の出発で十分間に合いました。
頂上Pから縦走路に入り、モッコ岳、モロビ岳、前モロビ、ケンソ森とピークを踏んで、午後2時半には大深山荘に入りました。縦走路、紅葉はまずまずでしたが、最後のケンソ森でややガスが出て来てしまいました。
この日は、N山岳会の5名、秋田と大阪からの単独の方と、全部で8名の同宿です。N山岳会の宴会に混ぜていただき、美味しいキムチ鍋とうどんをご馳走になってしまいました。
翌日は夜明け前の4時45分から行動。日の出直前に大深岳を越え、すぐに夜明けとなります。大深岳と小モッコのコル、小モッコから展望所までの稜線での紅葉が見事です。最後に三石山からは360度の紅葉。これは確かに1見の価値ありだなあと思いつつ、8時過ぎには松川温泉に下山しました。
9月23日
松川温泉から山頂行きのバスに乗ります。これを逃したら、計画そのものを変更しないと行けません。


八幡平山頂駐車場まで片道550円。(周遊券1300円を買う必要はありません)

しばし車道を下って縦走路入り口へ。モッコ(畚)岳が見えています。

モッコ岳斜面の紅葉はなかなかでした。

クマザサやハイマツの緑とカエデの赤のコントラストがいいです。

八幡平らしさを醸し出すアオモリトドマツ。

前モロビの斜面からきれいな沼。

モロビ岳とモッコを振り返ります。

ケンソ森はガス。先行者(秋田の方)が山頂に到達したようです。この縦走路、この日は1人しかスライドせず。同じ方向にも3人プラスアルファしか歩いていないと思われます。(前日に八幡沼畔の稜雲荘に泊まって、三石山荘に行く人がいるとの情報はありました。)

だんだんガスが濃くなり、風も強くなってきました。天気予報は回復傾向のはずでしたが・・・。

大深山荘に到着。非常に綺麗な小屋です。

にぎやかで楽しいN山岳会の方々との宴会風景。

9月24日
朝、4時45分に行動開始。日の出は5時27分の予定です。何か写っていないか心配です。

右下はカメラを持つ右手の陰です。

夜明け直前に大深岳

そして、大深岳から小モッコとの鞍部への下りで日が昇り始めました。幻想的なガスの向こうになにやら美しい景色が見えます。大深山荘に泊まって良かったと思ったのでした。

岩手山と朝日です。

小モッコ岳の紅葉がすばらしい。



日の光のお陰で山々からガスが噴き上がってきます。

小モッコを越えて振り返ります。


三石岳手前の1448。てんぴょうの台、と言うところです。

小モッコから歩いて来た稜線。

稜線の続き。

最後のピーク、三石山へ。


秋田駒と乳頭山。

三石山には三石山荘に泊まった人達がすでに登頂していました。なかなか見応えのある360度の紅葉です。



ひとしきり楽しんだら、かなり滑る道を三石山荘に下ります。

網張側からはかなり手軽に登れるので、次々と人が集まってきます。松川からも登って来ます。

車を置いた松川温泉に下山しました。想像以上の裏岩手の紅葉に大変癒された週末でした。

松川温泉から八幡平頂上に行くバスは1日1本だけ。10:28です。でも、仙台からなので朝7時前の出発で十分間に合いました。
頂上Pから縦走路に入り、モッコ岳、モロビ岳、前モロビ、ケンソ森とピークを踏んで、午後2時半には大深山荘に入りました。縦走路、紅葉はまずまずでしたが、最後のケンソ森でややガスが出て来てしまいました。
この日は、N山岳会の5名、秋田と大阪からの単独の方と、全部で8名の同宿です。N山岳会の宴会に混ぜていただき、美味しいキムチ鍋とうどんをご馳走になってしまいました。
翌日は夜明け前の4時45分から行動。日の出直前に大深岳を越え、すぐに夜明けとなります。大深岳と小モッコのコル、小モッコから展望所までの稜線での紅葉が見事です。最後に三石山からは360度の紅葉。これは確かに1見の価値ありだなあと思いつつ、8時過ぎには松川温泉に下山しました。
9月23日
松川温泉から山頂行きのバスに乗ります。これを逃したら、計画そのものを変更しないと行けません。


八幡平山頂駐車場まで片道550円。(周遊券1300円を買う必要はありません)

しばし車道を下って縦走路入り口へ。モッコ(畚)岳が見えています。

モッコ岳斜面の紅葉はなかなかでした。

クマザサやハイマツの緑とカエデの赤のコントラストがいいです。

八幡平らしさを醸し出すアオモリトドマツ。

前モロビの斜面からきれいな沼。

モロビ岳とモッコを振り返ります。

ケンソ森はガス。先行者(秋田の方)が山頂に到達したようです。この縦走路、この日は1人しかスライドせず。同じ方向にも3人プラスアルファしか歩いていないと思われます。(前日に八幡沼畔の稜雲荘に泊まって、三石山荘に行く人がいるとの情報はありました。)

だんだんガスが濃くなり、風も強くなってきました。天気予報は回復傾向のはずでしたが・・・。

大深山荘に到着。非常に綺麗な小屋です。

にぎやかで楽しいN山岳会の方々との宴会風景。

9月24日
朝、4時45分に行動開始。日の出は5時27分の予定です。何か写っていないか心配です。

右下はカメラを持つ右手の陰です。

夜明け直前に大深岳

そして、大深岳から小モッコとの鞍部への下りで日が昇り始めました。幻想的なガスの向こうになにやら美しい景色が見えます。大深山荘に泊まって良かったと思ったのでした。

岩手山と朝日です。

小モッコ岳の紅葉がすばらしい。



日の光のお陰で山々からガスが噴き上がってきます。

小モッコを越えて振り返ります。


三石岳手前の1448。てんぴょうの台、と言うところです。

小モッコから歩いて来た稜線。

稜線の続き。

最後のピーク、三石山へ。


秋田駒と乳頭山。

三石山には三石山荘に泊まった人達がすでに登頂していました。なかなか見応えのある360度の紅葉です。



ひとしきり楽しんだら、かなり滑る道を三石山荘に下ります。

網張側からはかなり手軽に登れるので、次々と人が集まってきます。松川からも登って来ます。

車を置いた松川温泉に下山しました。想像以上の裏岩手の紅葉に大変癒された週末でした。

2017.8.19 白神岳 Shirakami-Dake
ここ3週間ほど、ほとんど毎日雨降りの仙台を脱出。何が何でも天気がよいところを探して山に行く積もりで、前から気になっていた白神岳を訪れました。
標高は1230mほどですが、登山口の標高が180mほどなので、それなりの山登りになりそう。
当初は山頂小屋に1泊の積もりでしたが、日曜に仕事が入ったため速攻日帰りとすることにして出発。
二股まではだらだら登り、さらにだらだら標高差300mを横移動。最後の水場を過ぎてマテ山の急坂の標高差200mを喘ぎながら登ると、やっと尾根に出ます。
尾根とは言っても樹林で展望の無い中をさらにダラダラ平行移動していき、どんどん傾斜がきつくなっていく坂道を400m登ってようやく十二湖方面への縦走路の分岐。
あとは10分ほど平行移動して山頂に達しました。疲れました。だらだらが長い山です。
しかし、山頂から東側は白神・世界遺産の核心地域と言うところで、まったく人の入り込まない広大な原生林が広がっています。視界がよければ西には日本海が望めたでしょうけれど、まずは登れただけでも御の字という週末山行でした。

コースタイムでは登り5時間ちょっとです。荷物軽くすれば3-4時間で登れます。下りは2-3時間。

日本海から離れて山道を2kmほど走ると、大きな駐車場と立派な登山センター(無人)。トイレもあるので途中でして来るのを忘れても心配なしです。

少し登ると登山届け記帳所。下山報告も必要です。

秋ですなー。キノコについてはまったく知識ありません。

二股分岐を過ぎると2つの水場がありますが、最初の2つはよくみると沢水が混じっていて、水に困っていなければまあいいでしょう。ちなみに二股から沢沿いのコースは崩落後整備されておらず、通行禁止となっています。

しかし、この最後の水場は完全に地中から噴き出してきている様子。これは最高に美味しい水でした。
帰りに1L汲んで家でコーヒーいれてみたところ、もの凄いとろやかさでした。

マテ山までの急勾配にとりかかります。マテ山、って名前、面白いですね。虫へんに「聖」と書きます。「蟶」=「馬刀貝(マテガイ)。英語ではrazor clam。なんで山にマテ貝の名前が付いているのか不明ですが、海岸線が近いですしね。

あとはダラダラ、それでも標高差400m。

ダラダラ。

だらだら。

ようやく樹林帯を抜け出し稜線近くになりましたが、ガスのため下界、とくに楽しみにしていた日本海は見られませんでした。

雨はときどき、パラっときましたが、濡れることはほとんどありませんでした。

稜線に出るとようやく小屋が見えます。

こちら側は世界遺産の核心部。と言われなければわかりませんけど。

避難小屋です。トイレは別に立派なのが建っています。

そうして山頂へ。ここでトラーメンタイム。能代からの方からすこしお話して、帰ります。

帰る前に、もう一度核心地域を見ると、すこし日差しが出て来ました。


避難小屋を覗いていきます。小ぶりながら造りはそれなりにしっかりしています。時間があればここで泊まっていけたら、朝には日本海が見られたかも。

斜面に咲く花を見ながら帰ります。

だらだら帰ります。

あとで調べたらブナハリダケ?食用できるみたいですが、なにせシロートなのでキノコは見るだけです。

無事下山。下界は日が差しており気温も28度まで上昇。夏の名残りを感じながら仙台に帰ると、そこはまだ雨降りでした。(そして今日も朝から雨です・・・今年の宮城の農作物は大変かも。)
標高は1230mほどですが、登山口の標高が180mほどなので、それなりの山登りになりそう。
当初は山頂小屋に1泊の積もりでしたが、日曜に仕事が入ったため速攻日帰りとすることにして出発。
二股まではだらだら登り、さらにだらだら標高差300mを横移動。最後の水場を過ぎてマテ山の急坂の標高差200mを喘ぎながら登ると、やっと尾根に出ます。
尾根とは言っても樹林で展望の無い中をさらにダラダラ平行移動していき、どんどん傾斜がきつくなっていく坂道を400m登ってようやく十二湖方面への縦走路の分岐。
あとは10分ほど平行移動して山頂に達しました。疲れました。だらだらが長い山です。
しかし、山頂から東側は白神・世界遺産の核心地域と言うところで、まったく人の入り込まない広大な原生林が広がっています。視界がよければ西には日本海が望めたでしょうけれど、まずは登れただけでも御の字という週末山行でした。

コースタイムでは登り5時間ちょっとです。荷物軽くすれば3-4時間で登れます。下りは2-3時間。

日本海から離れて山道を2kmほど走ると、大きな駐車場と立派な登山センター(無人)。トイレもあるので途中でして来るのを忘れても心配なしです。

少し登ると登山届け記帳所。下山報告も必要です。

秋ですなー。キノコについてはまったく知識ありません。

二股分岐を過ぎると2つの水場がありますが、最初の2つはよくみると沢水が混じっていて、水に困っていなければまあいいでしょう。ちなみに二股から沢沿いのコースは崩落後整備されておらず、通行禁止となっています。

しかし、この最後の水場は完全に地中から噴き出してきている様子。これは最高に美味しい水でした。
帰りに1L汲んで家でコーヒーいれてみたところ、もの凄いとろやかさでした。

マテ山までの急勾配にとりかかります。マテ山、って名前、面白いですね。虫へんに「聖」と書きます。「蟶」=「馬刀貝(マテガイ)。英語ではrazor clam。なんで山にマテ貝の名前が付いているのか不明ですが、海岸線が近いですしね。

あとはダラダラ、それでも標高差400m。

ダラダラ。

だらだら。

ようやく樹林帯を抜け出し稜線近くになりましたが、ガスのため下界、とくに楽しみにしていた日本海は見られませんでした。

雨はときどき、パラっときましたが、濡れることはほとんどありませんでした。

稜線に出るとようやく小屋が見えます。

こちら側は世界遺産の核心部。と言われなければわかりませんけど。

避難小屋です。トイレは別に立派なのが建っています。

そうして山頂へ。ここでトラーメンタイム。能代からの方からすこしお話して、帰ります。

帰る前に、もう一度核心地域を見ると、すこし日差しが出て来ました。


避難小屋を覗いていきます。小ぶりながら造りはそれなりにしっかりしています。時間があればここで泊まっていけたら、朝には日本海が見られたかも。

斜面に咲く花を見ながら帰ります。

だらだら帰ります。

あとで調べたらブナハリダケ?食用できるみたいですが、なにせシロートなのでキノコは見るだけです。

無事下山。下界は日が差しており気温も28度まで上昇。夏の名残りを感じながら仙台に帰ると、そこはまだ雨降りでした。(そして今日も朝から雨です・・・今年の宮城の農作物は大変かも。)
2017.6.24-25 鳥海山
7月から鳥海山は山開きですが、先週の末にまだ静かな御浜小屋を使った一泊山行をMokaさん、Takeさんと楽しんできました。
まだまだ残雪豊富な象潟口登山道で日本海を振り返ります。

直接小屋には上がらず、長浜道へ寄り道。ミヤマキンバイと新山を右手にダラダラと登って行きます。

御浜小屋に荷物デポ。昼食ののち、軽身となって七五三掛へ向かいます。途中の扇子森で出迎えてくれたのはイヌワシでしょうか。

鳥海のハクサンイチゲもなかなかですが、今年の長坂道は以前のような群落はみられませんでした。笹が勢力を伸ばしてきており、乾燥が進んでいるのかも。ここの群落は今後どんどんダメになっていく気がします。ちょっと残念です。

扇子森の雪渓を登り帰す登山者。

七五三掛。小屋の管理人さんに、新道を行くように言われていたのに、間違えて旧道に入って怖い思いをします。

雪が緩んでいなかったらここのトラバースは結構大変。新道は旧道分岐よりさらに30mほど上に登るだけで見つかったはず。新道の案内板が無いのでわかりにくいです。

残雪豊富な千蛇谷に降り立ちます。

新道はよく整備されています。

新山を左手に千蛇谷を詰めていきます。

途中で雪渓を離れ左手夏道から御室小屋へアプローチ。雪渓を2本わたって御室小屋へ到着。
そして御室小屋から最後の岩場にかかります。

振り返ります。この構図、よく見ますね。

そして新山。GWに来てからまだ2ヵ月経ってませんが、また来ました。遠くに男鹿半島の寒風山が見えます。

帰りはスノーブリッジから外輪へ。

日が西に傾いてきました。夏至を過ぎて間もないこの時期ならではの、ゆとりのある登山です。

東面もべったり残雪。唐獅子平小屋まで雪渓は繋がっています。

外輪からスノーブリッジと新山を振り返ります。

雲の沸き立つ千蛇谷。

再び新山。御室小屋の左手の雪渓をトラバースして大物忌神社へアプローチしました。

湯の台方面も残雪豊富です。

ガスのかかる外輪の道を、行者岳、伏拝岳、文殊岳と通って帰ります。

外輪から見た北側のぶなの森。

扇子森まで帰ってきました。振り返ると新山にもガスが掛かっていました。

日本海へと夕陽が傾く頃、御浜の小屋へ戻ります。

象潟の水田に夕陽が映り込みます。

翌朝は4時前から起き出して朝食の準備。太陽は想像以上に北側から出て来ます。この時期は綺麗な影鳥海を日本海に見ることは出来ないかも。

小屋の外でベーコンを焼いていると、においに釣られたのか、テンが登場。顔が撮れませんでした。

ゆっくり象潟口を帰ります。途中大学生ふうの30人近い団体と擦れ違いました。大きな荷物を背負って小屋泊まりの模様ですが、1日ずれて良かったかな。と言うのも、小屋は工事の方が半分使っていたので、寝場所は8畳くらいの広さしかなかったもので・・・。

まだまだ残雪豊富な象潟口登山道で日本海を振り返ります。

直接小屋には上がらず、長浜道へ寄り道。ミヤマキンバイと新山を右手にダラダラと登って行きます。

御浜小屋に荷物デポ。昼食ののち、軽身となって七五三掛へ向かいます。途中の扇子森で出迎えてくれたのはイヌワシでしょうか。

鳥海のハクサンイチゲもなかなかですが、今年の長坂道は以前のような群落はみられませんでした。笹が勢力を伸ばしてきており、乾燥が進んでいるのかも。ここの群落は今後どんどんダメになっていく気がします。ちょっと残念です。

扇子森の雪渓を登り帰す登山者。

七五三掛。小屋の管理人さんに、新道を行くように言われていたのに、間違えて旧道に入って怖い思いをします。

雪が緩んでいなかったらここのトラバースは結構大変。新道は旧道分岐よりさらに30mほど上に登るだけで見つかったはず。新道の案内板が無いのでわかりにくいです。

残雪豊富な千蛇谷に降り立ちます。

新道はよく整備されています。

新山を左手に千蛇谷を詰めていきます。

途中で雪渓を離れ左手夏道から御室小屋へアプローチ。雪渓を2本わたって御室小屋へ到着。
そして御室小屋から最後の岩場にかかります。

振り返ります。この構図、よく見ますね。

そして新山。GWに来てからまだ2ヵ月経ってませんが、また来ました。遠くに男鹿半島の寒風山が見えます。

帰りはスノーブリッジから外輪へ。

日が西に傾いてきました。夏至を過ぎて間もないこの時期ならではの、ゆとりのある登山です。

東面もべったり残雪。唐獅子平小屋まで雪渓は繋がっています。

外輪からスノーブリッジと新山を振り返ります。

雲の沸き立つ千蛇谷。

再び新山。御室小屋の左手の雪渓をトラバースして大物忌神社へアプローチしました。

湯の台方面も残雪豊富です。

ガスのかかる外輪の道を、行者岳、伏拝岳、文殊岳と通って帰ります。

外輪から見た北側のぶなの森。

扇子森まで帰ってきました。振り返ると新山にもガスが掛かっていました。

日本海へと夕陽が傾く頃、御浜の小屋へ戻ります。

象潟の水田に夕陽が映り込みます。

翌朝は4時前から起き出して朝食の準備。太陽は想像以上に北側から出て来ます。この時期は綺麗な影鳥海を日本海に見ることは出来ないかも。

小屋の外でベーコンを焼いていると、においに釣られたのか、テンが登場。顔が撮れませんでした。

ゆっくり象潟口を帰ります。途中大学生ふうの30人近い団体と擦れ違いました。大きな荷物を背負って小屋泊まりの模様ですが、1日ずれて良かったかな。と言うのも、小屋は工事の方が半分使っていたので、寝場所は8畳くらいの広さしかなかったもので・・・。

2016.10.30 神室山
晩秋の日曜は、近場で、あまり標高の高くない山を目指しました。寒気がおりて来ていて、標高の高いところは雪になると思われたからでした。役内登山口から西の沢コースで山頂まで、そしてパノラマコースを使って下山するという、メジャーな周回ルート予定で、午前6時50分に出発です。
車の中で寝ていたら先行者は6時には出て行った様でしたが、不動明王の祠を過ぎた胸突き八丁の途中で追いつきました。
その後は抜かない程度のスピードで山頂まで行きます。小屋で軽く昼食をとって、すぐに下山します。パノラ<マコースはガスで、ほとんど景色が無い中を降りてきました。落ち葉が積もったところに昨日は雨も降ったであろう登山道は極めてスリップしやすくなっていて、パノラマコース終盤では太ももがパンパンになるくらい、きつく感じた下り坂でした。
でもまあ、シーズン前のトレーニングには程よい距離と標高差でした。
だれもいない静かな晩秋の山道を行きます。




三十三尋の滝。最終渡渉点です。


鳥海と同じ大物忌神を対象とする信仰の山のところどころに仏像があります。ここは不動明王。

御田の神では、雪がちらついてガスってきました。

水たまりも凍っています。

ガスの痩せ尾根を行く先行者。


主稜線にでました。左は東側で切れ落ちています。朝日連峰同様に、積雪の浸食による非対称山稜です。


低灌木に霧氷がついていました。

山頂です。登山口とは900mほどの標高差で、3時間半ほどかかりました。

山頂直下のきれいな小屋でおにぎりを食べます。反射式の石油ストーブが1階に置いてありました。


今日は名ばかりのパノラマコース。

だんだん降りていくと、雲の下になります。

一応、紅葉らしいところを一枚。

とても滑りやすい落ち葉の道。MPPって言うんですか、太ももはあっという間にパンパンです。

車の中で寝ていたら先行者は6時には出て行った様でしたが、不動明王の祠を過ぎた胸突き八丁の途中で追いつきました。
その後は抜かない程度のスピードで山頂まで行きます。小屋で軽く昼食をとって、すぐに下山します。パノラ<マコースはガスで、ほとんど景色が無い中を降りてきました。落ち葉が積もったところに昨日は雨も降ったであろう登山道は極めてスリップしやすくなっていて、パノラマコース終盤では太ももがパンパンになるくらい、きつく感じた下り坂でした。
でもまあ、シーズン前のトレーニングには程よい距離と標高差でした。
だれもいない静かな晩秋の山道を行きます。




三十三尋の滝。最終渡渉点です。


鳥海と同じ大物忌神を対象とする信仰の山のところどころに仏像があります。ここは不動明王。

御田の神では、雪がちらついてガスってきました。

水たまりも凍っています。

ガスの痩せ尾根を行く先行者。


主稜線にでました。左は東側で切れ落ちています。朝日連峰同様に、積雪の浸食による非対称山稜です。


低灌木に霧氷がついていました。

山頂です。登山口とは900mほどの標高差で、3時間半ほどかかりました。

山頂直下のきれいな小屋でおにぎりを食べます。反射式の石油ストーブが1階に置いてありました。


今日は名ばかりのパノラマコース。

だんだん降りていくと、雲の下になります。

一応、紅葉らしいところを一枚。

とても滑りやすい落ち葉の道。MPPって言うんですか、太ももはあっという間にパンパンです。

2016.10.23 荷揚げ(2)
今日は午後から別の小屋に冬の燃料を上げに行ってきました。
日曜午後ともなると、もう木道にもほとんど誰もいません。一人で静かな山を楽しみながらボッカと散策をしてきました。
久し振りのハイキング、誰もいない山道を独り占めで、寒さも気にならずなんとなくにやけてしまいます。
大型ザックに薪3束分を入れて現地でダンボール組み立てて中に入れてガムテープで封をしてきました。無関係な人の無断使用は困りますが、本当に困った人には遠慮無く使ってもらえばいいので、「非常用」と書いておきます。
何と、この日はMokaさんも同じく薪3束持ってきていたとのことでしたが、全く気付きませんでした。6束もあればこの冬2-3回泊まりにきても全然困らない量です。
やることをやったら、あとは散策して帰ります。

水面にさざ波が立っています。

草紅葉というより、枯れ草です。


水が氷始めています。気温はマイナス1度でした。

葉の落ちたダケカンバと針葉樹の混合林に微妙な日の光が差し込みます。冬はもうすぐそこまで来ているようでした。

日曜午後ともなると、もう木道にもほとんど誰もいません。一人で静かな山を楽しみながらボッカと散策をしてきました。
久し振りのハイキング、誰もいない山道を独り占めで、寒さも気にならずなんとなくにやけてしまいます。
大型ザックに薪3束分を入れて現地でダンボール組み立てて中に入れてガムテープで封をしてきました。無関係な人の無断使用は困りますが、本当に困った人には遠慮無く使ってもらえばいいので、「非常用」と書いておきます。
何と、この日はMokaさんも同じく薪3束持ってきていたとのことでしたが、全く気付きませんでした。6束もあればこの冬2-3回泊まりにきても全然困らない量です。
やることをやったら、あとは散策して帰ります。

水面にさざ波が立っています。

草紅葉というより、枯れ草です。


水が氷始めています。気温はマイナス1度でした。

葉の落ちたダケカンバと針葉樹の混合林に微妙な日の光が差し込みます。冬はもうすぐそこまで来ているようでした。

2016.9.25-26 八幡平
1週間前の古い情報になってしまいますが、八幡平に行ってきました。
今回は「芋煮」?を兼ねて出来るだけ楽なコース取りで、なおかつ1泊出来るという条件で選定。
Mokaさんにもお声を掛けさせていただき、山頂駐車場からR荘で一泊してきました。
雲で見えたり見えなかったりの岩手山を後にアスピーテラインを登ると、紅葉にはちょっと早いのに朝から車が一杯です。
山頂を攻略してから沼のほとりの避難小屋に入ります。
近年建て替えられたばかりとのことで、中は薪ストーブもあり非常にきれい。
冬のツアールートとしてここで1泊というのも良さそうです。うーん、こちらの小屋には薪を運んでおく必要があるか・・・。
八幡平のインターを降りてから適当に手に入れた豚バラ肉とキャベツで昼は焼きそば。
夜は、お米を炊いてレトルトの山形芋煮と仙台牛タンのコンビ。翌朝はMokaさん特製のスパゲティと、豪華にできました。
紅葉は草紅葉がそこそこ進み、一部の木々も色づいてきたかな、という程度でした。
岩手山の頭だけ見えてます。

山頂無料駐車場は大分埋まっていました。

水の量が気になって、レストハウスに買い足しに行きます。まるで裏岩手でも縦走してきたかのような荷物。
10分ほど歩くと八幡沼。

穏やかな水面です。

山頂から秋田側と岩手側を見ますが、まだまだ緑です。


沼の周囲の草原は草紅葉です。


小屋の中は非常にきれい。フロアに土足で入っていいのかどうか、一瞬躊躇したくらい。
昼寝をしたり、沼の周囲を一周したりと、のんびりとした時間を過ごせました。

翌朝はすべてがガスの中です。予報より悪いみたいですね。さっさと下りましょう。

この先は1日1日、景色が変わっていくのでしょう。


今回は「芋煮」?を兼ねて出来るだけ楽なコース取りで、なおかつ1泊出来るという条件で選定。
Mokaさんにもお声を掛けさせていただき、山頂駐車場からR荘で一泊してきました。
雲で見えたり見えなかったりの岩手山を後にアスピーテラインを登ると、紅葉にはちょっと早いのに朝から車が一杯です。
山頂を攻略してから沼のほとりの避難小屋に入ります。
近年建て替えられたばかりとのことで、中は薪ストーブもあり非常にきれい。
冬のツアールートとしてここで1泊というのも良さそうです。うーん、こちらの小屋には薪を運んでおく必要があるか・・・。
八幡平のインターを降りてから適当に手に入れた豚バラ肉とキャベツで昼は焼きそば。
夜は、お米を炊いてレトルトの山形芋煮と仙台牛タンのコンビ。翌朝はMokaさん特製のスパゲティと、豪華にできました。
紅葉は草紅葉がそこそこ進み、一部の木々も色づいてきたかな、という程度でした。
岩手山の頭だけ見えてます。

山頂無料駐車場は大分埋まっていました。

水の量が気になって、レストハウスに買い足しに行きます。まるで裏岩手でも縦走してきたかのような荷物。
10分ほど歩くと八幡沼。

穏やかな水面です。

山頂から秋田側と岩手側を見ますが、まだまだ緑です。


沼の周囲の草原は草紅葉です。


小屋の中は非常にきれい。フロアに土足で入っていいのかどうか、一瞬躊躇したくらい。
昼寝をしたり、沼の周囲を一周したりと、のんびりとした時間を過ごせました。

翌朝はすべてがガスの中です。予報より悪いみたいですね。さっさと下りましょう。

この先は1日1日、景色が変わっていくのでしょう。


2015.11.7-8 黄朽ち葉色の北東北
東京からEさんTさん夫妻をお招きして八甲田のSヒュッテに泊まってきました。
仙台から高速を北上していくと、八幡平のあたりから空気が変わってきます。カラマツの林は東北地方でもことさらに冷涼な岩手県北部と青森県八甲田の付近によく見られますが、他では確かにあまり見かけることがありません。見慣れている私はあまり感じませんでしたが、東京から来たお二人には少し新鮮に映ったようでした。
北原白秋の詩にも詠まれているように、落葉松林は北東北の寂しい旅路の雰囲気にとてもよく合う美しい林でした。
古日本の伝統色に詳しいTさんにそのときの落葉松の葉の色をお聞きしたところ、「黄朽葉」という色があるのだとか。漢字を当てていますが美しい日本古来の音だと思います。
山の上はもはや「こおり色」です。

雲が溢れ出していました。


仙台から高速を北上していくと、八幡平のあたりから空気が変わってきます。カラマツの林は東北地方でもことさらに冷涼な岩手県北部と青森県八甲田の付近によく見られますが、他では確かにあまり見かけることがありません。見慣れている私はあまり感じませんでしたが、東京から来たお二人には少し新鮮に映ったようでした。
北原白秋の詩にも詠まれているように、落葉松林は北東北の寂しい旅路の雰囲気にとてもよく合う美しい林でした。
古日本の伝統色に詳しいTさんにそのときの落葉松の葉の色をお聞きしたところ、「黄朽葉」という色があるのだとか。漢字を当てていますが美しい日本古来の音だと思います。
山の上はもはや「こおり色」です。

雲が溢れ出していました。

