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PIKANDA PART2

2017.2.13 ワイスホルン

近場で連泊としていたので、ニセコ周辺で良さそうな所を探します。
2月14日はまだ訪れたことのないワイスホルンと決まりました。

花園温泉からCATも出ているようですが、それは使わずに自力で登ります。
山頂手前は結構な吹雪模様でしたが、雪庇に注意しながら登頂。帰りの雪はまずまずでした。
s20170213ワイスホルン
「静寂のスキー場」のカテゴリーの方が良さそうではあります。
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旧ゲレンデトップまではCATの跡が残っています。お客さんはそこから右側のゲレンデ跡か、沢筋に向かって滑るようです。
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初見の場所で天気もあまり良くないとのことで、登って来た尾根沿いに帰って終わりにしました。
雪はニセコのサイドより大分ましです。

ワイスホルン山頂にて。
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sワイス⑤
    23:21 | Comment : 2 | Top

2017.2.11-12 ニセコアンヌプリ 

2.11-18の日程で北海道を回ってきました。


2月10日、金曜夕方17時に東京から新幹線で来たYuさんと合流し一路青森を目指します。花輪付近は吹雪いていました。
いつもの如くこの時期ガラガラの津軽海峡フェリーで可能な限りの睡眠をとって、函館には2時ころに上陸。一足早く北海道入りしたMachiさんの待つニセコには午前5時ころの到着となりました。
ニセコ・・・道路に雪がありません。道路脇の雪も固くて真っ黒に汚れていて、ここ数日全く降っていないようです・・・。

結局、2月11日はアンヌプリのゲレンデ1本とガリガリのサイド4本。うち1本はかろうじて開いている山頂ゲートから上まで行きましたが、強風&吹雪にてそのまま大沢へ。リセットされないまま沢山の人が滑ったところは・・・です。

2月12日は五色温泉からアンヌプリの西斜面を2本ショートで。前日よりは気温も低く、夜の間に良い雪が少し積もりましたが、下層とのギャップのためにコントロールしづらいコンディションでした。

s20170211-12 アンヌプリ

五色温泉前は賑わっていました。
s五色
雪は・・・表層はいいものの、中がグズグズ。
s五色③
うーん・・・。
s五色⑤
    22:06 | Comment : 2 | Top

2015.1.1 アンヌプリ 五色温泉~西斜面2本

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フェリーを21時15分に下船。紅白の音だけを聞きながら2時間半ほど走って蘭越まで来ると、蘭越八幡宮がライトアップされています。車を停めて鳥居をくぐると、賽銭箱の前に並んでいた30人ほどの地元の方々がカウントダウンを始めました。

あけましておめでとうございます。初詣をすませてニセコ道の駅で車中泊としました。

朝の気温はマイナス16度まで下がり寒くて目が覚めます。車のドアをあけるとサラサラの新雪が10cmほど降り積もっていました。ニュースでは冬型が強まる、と繰り返し言っています。そんなに言われるとモチベーションも上がりませんが、ヒラフの十字路のローソンでお弁当を食べて蝦夷富士の肩にご来光を拝んだら、一応五色温泉方面を目指すことにしました。途中、チセもニトもスルーして除雪終点に到着。9時を過ぎているのに、前にトレースは無く、ボーダーが1人出発するところでした。

単独のボーダーと後からきたスキーヤー3人はイワオに向かいました。自分はあまのじゃくなので、反対側のアンヌプリの西斜面を登って行きました。

天気はどういうわけか回復傾向。お日様も出てきます。自分のトレースを使って4グループほど登ってくるのが見えます。
北斜面を覗いてから、西斜面を1本、ついで登り返して今度は右手西尾根方面にトラバース。2本目はノートラックの沢状をごちそうさまでした。

大満足で五色温泉に帰ります。なんだか徐々に入浴料が値上がりしているみたいですが、なんとかミクスでデフレ脱却っていうことでしょうか?

ヒラフ十字路のローソンから蝦夷富士と初日の出を拝みます。
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スタートは五色温泉、除雪終点。ボードの単独者に先行されました。どんより曇っています。
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ボーダーは左手のイワオヌプリへ。
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自分は右手、アンヌプリへ取り付きます。下をみるとやはりイワオに向かうスキーヤー3人が見えました。
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アンヌプリはどんよりです。こちらの気分もどんよりです。
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と、思ったら晴れてきました。背中のイワオヌプリがその全貌を現しました。
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五色温泉を振り返ります。
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もう一度、イワオヌプリ、ニトヌプリ、チセヌプリ
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自分のトレースを使ってくれている人がいます。こんなルートですがいいんでしょうか。ラッセルのお礼まで言われてしまいました。
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北尾根真横は上部はシュカブラです。雪のいいところでシールを剥がしてまず1本いただきました。
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登り返して自分の作ったトレースに入ります。立派な道に成長していました。
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左側が1本目に滑った斜面です。今度は右手西尾根方面へトラバースしていきます。
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目当ての沢状の入り口です。
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ちょうど雪庇が無くなる高さまで登りました。ノートラックの純白の斜面です。気温マイナス9度です。雪サラサラです。風ありません。ここはニセコです。積雪は落ち着いています。やはり行くでしょう。一応エアバッグのハンドルは出しておきます。
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やっぱりいいですね~.
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中央斜面も次々とシュプールが付けられていきます。
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写真右側が、2本目の沢状地形の全貌です。
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五色温泉でレポ書いていますが、外は風が強くなっていよいよ天気予報通りになりそうです。午前中の好天は神様がくれたお年玉でした。
    13:33 | Comment : 2 | Top

2014.4.8 リハビリの旅(5) ニトヌプリ & チセヌプリ

ニセコは晴れ。準備していると、男女二人組がやってきました。関西弁のガイドさんとお客さんみたいです。今日はチセヌプリに入るつもりとのこと。自分はイワオヌプリとニトヌプリのコルをめざし、東側からニトヌプリに登る予定です。それからチセヌプリとのコルまで滑ってから余裕があればチセにも登るというプランでした。

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右がニト、左がチセ。
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ニトの裾を右周りで歩き始めます。谷の左岸を行きますが、結構深い谷でほとんど渡渉点は無さそうです。やや急な右手尾根に上がることにしました。
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朝のうち日の当たらない斜面は結構かたくて、クトーは必須でした。このあたりで、またピッケルを忘れてきたことに気付きましたが、多分使わないでしょうから進みます。
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正月に敗退したイワオヌプリ。今日は反対側から登って来ました。
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イワオとニトのコルからニトを見上げますが、見えているのは偽ピークです。雪崩たら嫌なので右側ギリギリを登ります。
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偽ピークてっぺんから振り返るとイワオヌプリの右にアンヌプリが見えるようになりました。
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進行方向はニトの北峰(右)、南峰(左)です。チセは見えません。右に行きます。
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北峰の手前に山頂標があります。
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さて、ここからチセとのコルにダウンヒルです。ブーツのモードを滑降に・・・と思ったら何故か右足がカチッと固定しません・・・?なんと、カント調整のネジが無くなってプラプラしています。登りでは全く気付きませんでした。昨日の前方宙返りで飛んでしまったみたいです。緩んでいたのかな。
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おそるおそる滑ってみましたが、うまく出っ張りと穴がはまってくれて支えは十分です。(ただしプラが割れるとおだぶつ)。それにしても、すばらしい谷でした。上部はすでにザラメ、下部は残念ながら昨日の降雪が重雪になってうっすらと残っていましたが申し分ありません。
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コルまで降りてチセを見ていたら、朝の二人が登って行くのが見えました。その他にも2グループ滑ってくるのが見えます。
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靴が壊れているにも関わらず、登り始めてしまいました。まあ、ここでトラブってもナントカなりそうです。
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上部ではアイゼンに履き替えましたが、数年前にNik君と目指して敗退したチセに初登頂です!やったー。
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北には日本海と積丹半島の山々。
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振り返って東にはアンヌプリの奥に羊蹄山が見えてきました。
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西方面、手前のシャクナゲ岳にもシュプールが多数ついています。
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先ほど滑ったニトヌプリの西斜面です。
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単独の外人女性が何だか騒ぎながら登って来ました。それには構わず登ってきた東面を滑り始めます。急斜面ですが上から中ほどまでフィルムクラストでベストコンディションでした。下はやや重雪です。
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なんとか復活できそうな気がしてきました。ニトヌプリとチセヌプリに感謝です。
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チセの南面は雪庇が発達する急斜面です。しかし、全然ものともせずに滑ったシュプールが数本・・・。皆さんすごいものです。
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部品が飛んで無くなっていた右足外側のカント調整部。内側1点だけで支えていることになるので、そこでプラが割れたら歩くことさえ困難になるでしょう。さすがに明日はやめて帰ろうと思います。
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    15:47 | Comment : 0 | Top

2014.1.4 樽前山 

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翌日は再び冬型が強まる予定で山頂まで行けるチャンスがあるとすれば太平洋側の山でしょうか。無難なところで樽前山に行ってみることにしました。無難といっても前日には遭難騒ぎがあったばかりです。

前日の反省という訳ではないけれど、今日は朝暗いうちから行動開始。長い道路歩きを終えて7合目ヒュッテを過ぎると強風の世界です。風がなければスキーで上がれそうでしたが今日は強風で煽られて滑落する可能性がありアイゼンピッケルに切り替えます。最後は四つん這いになって外輪に上がりますが、三角点までの10mほどは省略させてもらいました。

ファインダーを覗く事さえ出来ない強風に絶句します。晴れていて太平洋、苫小牧の市街、支笏湖、風不死岳、恵庭岳と丸見えですが、吹き飛ばされないように注意しながら樹林帯まで降りました。

スキーが楽しめたのはヒュッテのちょっと上わずか数十メートルだけでした。あとはクロカンの世界で、2時間弱かけて上がった道路上を30分で帰ってきました。

木々の間から星空を見上げながら穏やかな林道を上がっていきます。
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煙突から煙が上がりつららが下がって人の気配のするヒュッテです。
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森林限界付近で日の光が届きました。
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太陽に向かってものすごい勢いで風と雪煙が通り過ぎていきます。
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ここからアイゼンピッケルとします。
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四つん這いで外輪に上がります。山頂の標識まで10mですが、あまりの強風に動けません。ここで勘弁してもらいましょう。
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もう一歩まえで写真を撮りたいのだけれど、長い時間両手を離すことができないので、適当にシャッターを数回切っただけでした。
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雪煙の向こうに太平洋と苫小牧の町。
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気を付けて下山します。
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支笏湖も煙って見えます。
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シャッタースピード800分の1秒なので、5cmの流れなら風速40m/s、10cmなら80m/sということになります。実際ひどい風でした。
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唯一スキーが楽しめたところ。雪質はさすが・・・。
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ヒュッテから90%は漕がなくても下れます。残り10%はクロカンで。
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穏やかな登山口。人気がある山のようでスノーシュー、テレマーク、細板、ボードと10人くらいとすれ違いました。
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いい正月休みでした。今回は大間のマグロ丼と下風呂温泉を楽しむために函館大間航路で帰還しました。
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    15:17 | Comment : 0 | Top

2014.1.2 イワオヌプリ 1020mまで

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昨日は久しぶりにサヒナでテント泊です。本当は五色温泉のさらに上、アンヌプリとイワオヌプリのコル(県道上)に張るという野望があったのですが、前も見えない地吹雪では手も足も出ません。サヒナの夜はマイナス5度程度でしたが夜半から雪の音がしなくなり比較的穏やかな朝です。

管理人さんに連泊することを伝えてから再び五色温泉を目指します。低気圧の中心が通過してこれから本格的な冬型。朝はアンヌプリが見えていましたが油断出来ません。

除雪車が行ってしまってから終点に車を置いてスタートです。アンヌプリはまだ見えていますが風上のイワオヌプリはなかなか山頂を見せてくれません。とりあえず一段上がってから夏道に近い西側のコルを目指していきます。森林限界付近で東に太陽が見えたのを最後に、また地吹雪が始まりました。あっというまに自分のトレースも消えていきます。さっきまで見えていたイワオヌプリの稜線も見えなくなり、真っ白な世界になってしまいました。

いつもと違い今日は待ちます。身体が冷えていくので足踏みをしながら待ちます。保温用のダウンを出すのも面倒でそのまま20分ほど待ってちょっと風が緩んだところで前進してみます。けれどだめでした・・・。もう本当に真っ白な世界。これ以上進んだらやばいでしょう。素直に来た道を戻ります。GPSがないと戻ることもままなりません。途中一箇所、小さなリングワンデルングもしながらようやくアンヌプリとのコルが見えるところまで戻って来ました。

ここから、距離は短いですがようやくお楽しみタイムです。期待を裏切らないニセコのパウダーにちょっとだけ癒されてあとはゆるゆると車に戻りました。とりあえず無事に帰れましたが雪秩父で露天風呂に入っているとチセヌプリやニトヌプリに入っていたであろうスキーヤーが帰ってきます。みんな出撃はしたものの途中で引き返してきたとのことでした。

これからサヒナに帰って遅い昼ご飯です。


アンヌプリスキー場の裏側
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陽が差してきましたが怪しい感じです。
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アンヌプリ、双耳が見えています。
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イワオもなんとか。
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一段上って振り返ります。帰りに楽しめたのはここくらい。
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一時的にぱっと天気が良くなって色々なものが綺麗に見えます。擬似好天でしょうか。これはイワオヌプリ。
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アンヌプリ
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イワオの南斜面は氷化してシュカブラも発達しているようです。車にピッケルを忘れてきたのでコルから回り込むように行くことにします。
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美しいアンヌプリ
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だけどすぐに黒い雪雲がかかってきて・・・。
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始まりました。ブリザードです。
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一時的に少し見えるようになって前進しますが、すぐにアウト。甘くありません。
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なんとか無事に帰って来れました。
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後志地方、風雪、大雪、雪崩注意報発令中です。
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