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PIKANDA PART2

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2009.7.28 ヌカカの恐怖

お疲れ様です.
梅雨明けはどうなってしまったのかわからない仙台からです.

尾瀬・見晴のテン場で7月27日の朝,テントを撤収する際に,1mmくらいの小さな虫が50cmくらいの球塊になって襲ってきた.
手で払いのけているうちに細かい痛みをあちこちに感じて,あわててザックを担いでその場を逃げ出したけれど,仙台に帰ってから次第に刺されたところが腫れてきた.

そして,猛烈に痒い.

この時間差で腫れてくるパターンと虫の大きさから,ネットで調べてみると,犯人は「ヌカカ」という蚊の一種だということが判明.頭の毛の中に潜り込んで刺したヤツもいたようで,頭,首,両腕,両足首で全部で40カ所以上刺されていた.

痒い~.ブヨの比ではないな,これは.
普通にヤブ蚊もいたので,そちらに気をとられていたよ.

こいつらの存在は昔から知っていたけれど,こんなに刺されたのも初めての事で,おかげで名前を覚えてしまったぞ.

夏のテント泊は虫除けが必須ですね.忘れてました・・・.


頑張って仕事して欲しいものです.
↓尾瀬沼山峠付近のモウセンゴケ.日陰のものは虫を捕まえる線毛も青いとか.
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↓燧裏林道・西田代付近でのモウセンゴケ.日向のものは普通に赤い.
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↓尾瀬ヶ原・下田代のナガバノモウセンゴケ.結構珍しいかも.
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2009.7.26 花旅 (尾瀬)

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↑7/25午前8時ころ.大江湿原から尾瀬沼へ.

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↑7/25午後3時過ぎ,竜宮小屋から見晴への帰路,燧ヶ岳を見上げるT君.

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↑7/26午前8時過ぎ,燧裏林道の西田代付近.両脇の黄色はキンコウカ.


忙しい週末をどうにかこなし,金曜夜は職場の酒宴となった.
蒸し暑い雨降りの夜,ビールを飲みたいのをぐっとこらえて,22時ころに帰宅.
T君に電話すると準備はオーケーとのことで,午前2時に迎えにいく段取りとなった.

この雨では予定の大朝日はちょっと無理.
天気図と気象衛星の雲の動きを見て,尾瀬行きを決定.

7/25,朝6時半に御池の駐車場に車を入れる.7時のバスで沼山峠へ.

7:20 沼山峠から大江湿原,尾瀬沼北側,沼尻を歩き,尾瀬ヶ原を目指す.見晴に11:30に到着して幕営.ビール1本入れてから,空身で尾瀬ヶ原を竜宮小屋まで往復する.
歩行距離 沼山峠休憩所から見晴まで約10km,竜宮往復に約3km.
175m登って465m下る.

7/26 朝6時に見晴を出発.燧裏林道を辿り,御池駐車場には9時半に帰着.
歩行距離 見晴から御池まで約9km.
321m登って214m下る.

天気の読みがうまく当たって,この土日の尾瀬は曇りから晴れ.雨は夜半にわずかにパラついた程度だった.
帰路の那須では気温32℃で入道雲がわき起こり,熱風が吹いていた.福島より北はバケツをひっくり返したかのような大雨.

大江湿原のニッコウキスゲは終わりかけ.沼山峠側は今年もいまひとつだったけれど,尾瀬沼の付近には綺麗な群落が残されていた.

尾瀬ヶ原も裏燧の湿原もキンコウカが盛りでした.


↓見晴のテン場.土曜は15-6張と賑わっていた.
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↓見晴のテン場で半日以上のんびり過ごすのに,ひもじい思いはしたくないと,食べ物を大量に担ぐ.
持ち込んだ食料(2人分)は,バターロール2袋,さとうのご飯6パック,レトルトカレー2袋,牛丼2袋,アルファ米2食分,インスタントのパスタ,リゾット,五目ご飯各1袋,サラミ2本,ツナ缶1個,ランチョンミート1缶,ハーフベーコン3パック.キウイ8個,生卵6個,ビール350×6缶,モンカフェ1袋,カップヌードル2個.
ザックはパンパン.キウイと卵の入ったレジ袋を手に持って白砂峠を越えた.まあほとんど木道歩きの尾瀬だから出来ることかな.
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余ったのは,さとうのご飯2個,アルファ米,ベーコン1パック,ツナ缶,カップヌードル2個だけ.

地図と気象庁のデータ
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2009.7.25 尾瀬 沼尻~白砂峠~見晴

尾瀬沼と尾瀬ヶ原の間には白砂という峠を通る山道があって,尾瀬ヶ原のほうが2-300mほど低くなっている.
両方を楽しもうと思えば,ここを通る以外に道は無い.

↓たくさんの人で賑わう,沼尻の休憩所を出発.
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↓尾瀬・白砂湿原.池塘に青空と白い雲が映り込んで素晴らしい被写体になっている.
この辺までは道は平坦.ここを過ぎると急に山道になる.
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↓山道を1時間半ほど歩く.小さな子供を連れている家族連れも見かけたけれど,ここに来るまでに相当な距離を歩かされるのでかなり辛そうであった.
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↓見晴に到着.テント場は燧小屋で管理している.1人800円.
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尾瀬の中にテントを張れる所は,3カ所しかない.

見晴はその内の1カ所だけれど,6件ほどの山小屋が大自然の中にポツンと集落を作っているそばにあり,静かな尾瀬の夜を楽しむには最高のロケーションだと思う.

朝は明るくなって鳥の声を聞きながら4時半ころに自然に目が覚めた.
う~ん,尾瀬はやっぱりいいね.

↓見晴から竜宮方面を見ると,尾瀬ヶ原と至仏山.
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↓尾瀬ヶ原から振り返る,燧ヶ岳と見晴の山小屋集落.
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↓クロバナロウゲ.
7/26見晴付近の尾瀬ヶ原.初めて見た花だけれど,かなり珍しいというわけではないみたい.
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2009.7.22 爪の再生

仙台でも本当は11:12に部分日食が見られるはずだった.
けれど,今日は雨.少しは暗くなるのかな,と外を見ていたけれど,ちっとも変わらなかったね.

ダイヤモンドリングが見られた人は本当にラッキーだと思うけれど,皆既日食の写真には何故か新鮮さを感じない.
昔,ウインドウズ2000にデフォルトで入っていた日食のサンプル画像を壁紙に使っていたからなのかな.


日食とは関係ないけれど,今日は爪について.
6月上旬,穂高から帰ってくると,両足の親指の爪が真っ黒くなってしまっていた.

黒くなった爪は1か月以上も経ってからようやく剥がれて,先週,最後までくっついていた基部の皮膚とも離れて取れた.
下には新しい爪が3mm程伸びてきている.これ,夏のほうが早く伸びるんだってね.

爪がやられたのは今回が初めてではない.
疲労で思ったより足が上がらずに,登山道に生えている石を何度か思いっきり蹴っ飛ばしたのも原因の一つ.

なによりも,一番問題だったのは後から入れた中敷きかな.
つま先の遊びが無くなっていたのだと言うことに気付いて,さっさと外して捨ててしまった.

それにしても爪,は不思議だね.
だだの表皮.角質の一部なんだろうけれど,爪の部分だけ,斜め上に角化が進行していくのだろうか?なんで,爪床の皮膚と一体化したまま先端に向かって伸びてくるのだろう?

↓申し訳ないので,控えめに小さくアップ.
新しく伸びてきた部分と剥がれた後に1か月かけて固くなった部分は連続していて,すき間がない.これがとても不思議.
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2009.7.11 花旅 (残雪の月山)

今日は月山に行ってきました.
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前日までは大朝日岳にヒメサユリを見に行くつもりだった.ただし,アプローチが長いので早朝から歩き始めないと,夕方までに仙台に戻るのが難しくなってしまう.

寝坊して完全に出遅れて,自宅を7時に出発,
大朝日岳は早々にあきらめて,蔵王のコマクサでも見に行こうかと気持ちを切り替えていたけれど,山形道に入って蔵王を見上げると暗雲が立ち込めている.仙台より北は雲一つ無い.ちょうど前線の雲が掛かるか掛からないかの境目って言う感じ.

笹谷峠を越えて山形県に入ると,ちょうど月山上空は晴れている.
というわけで,クロユリに会いに行くことにした.

8時半に姥沢に到着.

月山,賑わっていました.大げさではなく,老若男女,国籍あれこれ,白装束の人も含めて,2-3百人は登っていた.そして犬も,この時期,絶滅寸前のスキーヤー,ボーダーも頑張ってました.



クロユリは東北地方では,ここと飯豊の一部だけにしか見られないとか.
だから,東北に住む自分にとっては,かなりの希少種なのだけれど,白山や,南アルプスあたりには多いんだってね.全国的には,やはりヒメサユリのほうが希少なのだね.

とにかくクロユリの生えている月山の山頂付近は風が強くて,気付かないのか珍しくないのか,あまり写真を撮っている人はいなかった.

とにかく,そんな気象条件だったけど,人だけは多かった.そして,牛首あたりから山頂まで,咲いている花の種類と量の多いこと多いこと.さすがは日本百名山&花の百名山と言ったところかな.


出会った花たちについてのレポは,また後程.



↓月山も途中から雲が掛かってきて,山頂は雲の中になった.この辺が雲との境界かな.雪渓は慣れない人にはちょっとやっかい.アイゼンの必要はないけれど,下りで苦労している人が多かったかな.
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↓祠に参拝するには500円出してお祓いを受けてから.
「仏の沙汰も金次第・・・」と通りすがりの方が仰っていた.仏では無いけれど当たらずとも・・・.
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↓牛首のちょっと下で,練習しているのは地元の子供たちだそう.さすがに今日は自分はスキーよりも,花.
この時期の山の花は本当に素晴らしいので.
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↓ワンコも月山詣で.写真撮らせてくれてありがとうございました.
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2009.7.6 猛禽類保護センター

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↑ちょっと気になって日曜日に訪れてみました.


日本全国に,環境省の野生生物保護センターというものが8ヶ所あるのをご存じですか?

鳥関係では,タンチョウの釧路湿原,ウミガラスなどの海鳥の羽幌,トキの佐渡,ヤンバルクイナの沖縄・国頭,そして,イヌワシなど猛禽類の鳥海.

動物系では,奄美(クロウサギ),対馬(ヤマネコ),西表(ヤマネコ).

鳥海山麓・湯の台口にある猛禽類保護センターは,本州で唯一の野生生物保護センターっていうことになるかな.

↓5月に千蛇谷を登っていたときのこと,トンビを大きくしたような鳥が現れて,頭の上で旋回しながら外輪山の向こうに姿を消した.イヌワシ?
イヌワシは日本には350羽しかいない絶滅危惧種で,鳥海山もその数少ない生息地の一つだといわれている.
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猛禽類保護センターに行くと,イヌワシのふ化から巣立ちまで実際の営巣の状況を映像で見せてくれる.

活動範囲も合っているようだし・・・やっぱりあれはイヌワシだったのかな.

違うかも知れないけれど,そう思うだけでも何となくワクワクしちゃいますね.
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2009.7.5 鳥海山麓を徘徊

標高600mの鳥海・南山麓.
夜半に大雨が古いコテージの屋根を叩きつけたけれど,朝には何事も無かったかのように晴れていた.
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鳥海高原家族旅行村は湯の台の旧登山道入り口に当たる.
キャンプ村最上部にはちょっとした湿地と池塘があって,上にある雪渓と同じ名前で,心字池という名前が付いている.心字池は,水生生物の楽園でもある.
アカハライモリはあちらこちらにプカプカと浮かび,気持ちよさげ.
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↓モリアオガエルの卵.ちょうどいい時期に来たみたい.池塘の周囲のあちらこちらに見られた.
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午前中は湯の台口まで車を走らせる.
↓やっぱり!車道終点のちょっとした残雪のところにお一人.月山の天気が悪いのでこちらに転進と仰っていた.白い花はイワイチョウ.
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↓子供達がどの程度登れそうなのかチェックするために,一緒に手ぶらで登山道を滝の小屋まで往復してみる.滝の小屋の裏手雪渓にもうお一方いました.なんだか嬉しくなってしまった.
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午後はブルーラインを経由して,秋田側,中島台レクリエーションの森を3か月ぶりに訪れてみた.
雪がないブナの森は全然違うところに来たみたい.木道が出ているから,今度は間違えずに吊り橋で赤川を渡っていく.
↓巨木100選のあがりこ大王.樹齢300年以上と言われる異形のブナ.
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↓出つぼといわれる湧水.ここから急に川が発生している.
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午前は南,午後は北の山麓をそれぞれ1時間ほど歩いて,おもいきり初夏の鳥海山を楽しませてもらいました.
家族旅行村のコテージは12年ぶりだったけれど,そこにある自然は以前と全く変わらないものだった.いつまでもこの大自然が損なわれることなく,受け継がれて欲しいものです.
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