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2011.9.17 羊蹄山トレイル(2) 羊蹄小屋

朝9時、半月湖そばの羊蹄山ヒラフ口。雨がぱらついてきたので雨具をつけ、明日の好天を信じて登ることにする。登山届けは台帳式になっていて、パラパラとめくるとこの天気にも関わらず朝から13組が入山していた。

登り始めてしばらく行くと、クマ鈴をガラガラ鳴らし何やら雄叫びを上げながら、マウンテンバイクで駆け下りてくるのが居る。「登山道や高山植物を痛めないようにストックはなるべく使わないで」と書いてあったので、こちらはポールを畳んで気を使って歩いているのにマウンテンバイクとは、と唖然とする。

すれ違いざまに「こんっちわっ!」と言われたけれど、あまりの事に挨拶を返す気にはならない。そのスタイルで羊蹄山ならクマ鈴は無用だろうと、呆れながら登っていった。

着々と高度を上げてやがてガスの中へ入ると雨がひどくなってきた。早立ち日帰りの人とすれ違うようになるとやがて山頂と羊蹄小屋への分岐。雨雲に煙って見えない山頂は明日に回すことにして、さっさと小屋へ入ることにした。


入り口を閉めると中は薄暗い。土間でザックを下ろし濡れた合羽を脱ぐ。もう一枚扉を開くと綺麗な板敷きの1階フロアで、そこにいた白髭の管理人さんが不機嫌そうに、「何、日帰り?」とぶっきらぼうに聞いてきた。何か迷惑なのかな、と思いつつも宿泊希望であることを伝えると、ようやく色々と案内を始めてくれたのだった。最初は少し偏屈なのかと思ったけれど、次々と小屋にやってくる登山者を相手にこの人なりの手順を踏んでいるようだった。

「前線は東北まで下がったけれど、これから寒気が入ってきて、もしかしたら今夜半から雪かみぞれになるかも知れない」と天候の悪化について警告してくれた。確かに、北海道の山では9月半ばを過ぎると初冠雪することもあるのは常識だった。それでも雪は困るなあと自分も携帯で気象情報をあさる。

少しすると雨風を避けて食事をしたい夫婦が小屋にやってきて、相変わらず同じように不機嫌そうに「何、日帰り?」と聞かれている。2人とも恐縮したようにして休んでいった。

次に着いたのは札幌からの単独の男性。「今夜から雪かみぞれになるかも知れない」とまた、自分と同じように教えられている。

休憩の夫婦が雨の中に出ていくとまた、食事をしたい4~5人のグループが訪れる。「寒気が入ってきて雪かみぞれになるかもしれないよ」と、同じ事を根気よく教えているのだったが次第に調子が出てきたようで、最初のころよりも饒舌になってきた。この管理人さん、1週間毎の交替で今朝入山したばかりだったとのことであった。


薄暗くなる17時ころまでには6グループほどが到着して、悪天候の羊蹄山で今日は十数人の登山者が同宿ということになった。

夕刻には晴れて雲海が見えるかもしれない、という管理人さんの予測は残念ながら外れてしまい、ガスと雨が残ったまま日没の時間となった。

最後の若い3人グループは20時を過ぎての到着でさすがにちょっときまり悪そうにしていたが、ガチャガチャと慌ただしく夕食を取って、21時前には小屋の全員が寝る体勢に入った。


(つづく)


↓9:00 350m 雨の降り出したヒラフ口。標高350m
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↓登山口から9合目まで3時間40分というコースタイムは結構シビア。
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↓2合目・風穴付近。
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↓3合目付近から倶知安の町を見下ろす。
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↓ガスの中に入ってきて、雨風が強くなってきた。
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↓8合目付近からはもう紅葉が見頃になっている。
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↓13:00 1675m 羊蹄小屋。平屋に見えるけれど屋根裏にも泊まれる。この日は屋根裏にも数人入った。
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↓右のトラロープに汗でびっしょりになったズボンとTシャツを干す。シャツは速乾性であるはずなのに、朝まで乾かなかった。天井にはこれまでに宿泊した登山者の置き土産が多数飾られていた。
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↓ガスは日没まで撮れなかった・・・。
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youtei1.jpg


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