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PIKANDA PART2

2014.4.26-27 No.58 越後駒ヶ岳 レポ from Machiさん

先週末は2日間ともいいお天気でした。Machiさんは同じ新潟の越後駒1泊とのことで百名山も一つ増やしたようです。以下に記録をどうぞ。


4月26日、27日(越後駒ケ岳)

奥只見シルバーラインは今週も6時オープン
家を5時に出て関越道を順調に走り、シルバーラインは7時頃通過
7時半頃には銀山平の石抱橋を渡った除雪終了地点に到着です。
駐車は4台、一番後ろに止め、準備して8時過ぎ多分最後のスタート。
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ネット情報によると登り約5時間、下り約3時間・・・早い人は登り3時間半とか・・
という事は、13時頃山頂、滑り降りて16時には車へ戻り、ゲートが閉じる18時にはシルバーラインを出るという事ですね
18時過ぎるようなら「駒の小屋」に泊まりましょかぁ~・・・ビバーク用寝袋しかないけど
天気は良いし、ナントか日帰りと北ノ又川沿いの林道を進みます。
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地図と腕時計忘れて嫌な予感もしますが、人気の山、先行者もいるので問題ないでしょ(^_-)-☆
遠いけど今回は百名山58座目制覇も兼ねいるので絶対山頂に立つぞ~!
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GPSに入れたルートを見ながら進みますが川原は雪が繋がっていないのかトレースは山側へ??
途中、トレース見失って骨投沢方向へウロウロ
軌道修正して柳沢を少し詰めてみましたが、雪が繋がってるか判らず不安になって道行山夏道に・・一人だと心細いね~
道行山もまだまだ遠いですね~
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11時過ぎ、ヘロヘロで道行山山頂到着・・・既に3時間経過・・・高低差500mに3時間とは遅すぎ~(>_<)
柳沢の方向を見てみると一部見えないけど沢床まで雪は繋がっている様子・・・帰りはここ滑ろう
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両足靴づれだし、ゆっくり休んでもう日帰りは諦めました・・・小屋泊まり確定!!・・・小屋に布団あるかなぁ??
もう急ぐ必要はなし、のんびり行きましょ・・・ホントまだまだ遠いね~(^_^;)
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道行山から滑り降り、小倉山トラバースは12時頃
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百草ノ池付近でいつもの様に足が吊ってきました
ということでここで昼食です
多分この辺から白沢へ滑り込めるのだと思うけど地図忘れたから判らないね~
午後13時半近く足を騙しながらスタート
しかし、あと二段登らないと小屋に着かない・・・最後は担ぎデスかぁ~
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まぁ今日の登頂を諦めれば、小屋に15時までに辿り着けばと超弱気
百草ノ池の上斜面は、クラック多発地帯・・・深さ約3m位か・・・ツボ足で
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14時50分頃、山頂直下の「駒の小屋」に到着。
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早速小屋内をチェック・・・管理人は不在でした
この時間で誰もいないとはもしかして貸切(~o~)
小屋前で水音あり・・・水場掘り出せば水作りいらないね・・・ありがたい!!
一階に賞味期限切れてるけど大量の食料発見・・・ご自由にとはありがたい!!
一階に救急箱発見・・・靴づれで痛い足を治療できるとはありがたい!!
二階は日差しが入り暖かいし、スタイロ畳、銀マット、毛布大量にあり・・・安眠確定ありがたい!!
早速、二階の日当たりの良い場所に寝床を確保して一休み
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まだ15時過ぎ山頂行きますかぁ
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身軽になってFilmクラストの斜面をパリパリさせながら20分
58座目登頂です!!
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文句なしの絶景絶景・・・しかも無風・・・誰もいない・・・ビールで乾杯!!
登って良かったぁの瞬間!!
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十分楽しんだら小屋まで滑り込みます・・・今日初のまともな滑り・・・Filmクラストも好きですね~
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小屋に戻って16時、あとから二人来て今日のお泊りは3名様だけ
折角ですからご自由にの食料と持参したご飯とで晩飯を済ませ20時には爆睡・・・4時まで完璧熟睡
4時半から朝食、洗顔に外に出てみると雪面はヤッパリ硬かった(ーー;)
緩んでから滑りたいけど帰りの関越渋滞を考えると6時には出発したいところ
掃除して宿泊費2000円を支払い、準備してたらぞくぞくと登山者が登ってきた・・・テント泊の皆さんでした
硬い斜面にビビリながら6時に滑り出す・・・このガリガリ音が恐怖・・・斜度たいした事ないのにね(>_<)
小倉山付近まで必要以上に足に力が入りクタクタ
そこから先は雪が緩み快適な滑り、約1時間で道行山に到着・・・スキーは帰り が楽でいいですね~
山頂から柳沢方面を覗くと昨日と変わらず問題なく滑れそうです
では最後の滑りいただきま~す・・・雪質は期待できないけど軟らかいと安心して滑れるね~
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沢床はデブリがあるけど結構古いような感じ、難なく滑り白沢との出合いに7時半頃到着です
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ここから先は、特に危険箇所はないのですが結構ツライ林道歩きが1時間
北ノ又川を渡れないか行ってみましたが無理でした・・・渡れば簡単な道路歩きなのですがね~
8時半無事車に戻り終了~
今回は 、行きにボーダー1名、テレ1名、帰りにスキー2名見ただけで、越後駒ケ岳の山スキーは既に終わりという感じでした。
越後駒ケ岳

以上、文・写真ともMachiさん

(お疲れさまでした。大変なロングトレイルでしたね。駒の小屋はとても親切ですねー。私も夏に登ってとても気に入っています。またレポお願いします。)
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2014.4.26 焼山 (2180mまで)

鳥海山の千蛇谷と同様に、「日本離れした景観」とよく評される焼山の北面台地。いったいどちらがすごいのか、以前から行ってみたいと思っていました。
またまた金曜の夜の飲み会を断って、笹倉温泉の上の公園には午前2時着。日帰りだから5時スタートと思ったけれど、やはり疲れて起きられません。6時半にスタートするころには、駐車場にはひと気が無くなってしまっていました。

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一番下からシールでスタート。九十九折りのトラバースをこなすのにクトーを着けていたほうが安心でした。
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焼山川の右岸のうねりのある緩い登りをアマナ平に進みます。目の前に焼山が見えてきました。
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アマナ平からちょっと道を外してタイムロスをしてしまいました。1200m北面台地末端に上がりました。
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火打山と影火打です。
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焼山。大曲までの標高差400mがダラダラと長くて消耗します。
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前を行くツアー?の人々。山頂付近から噴煙が上がっています。
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ここまですでに5時間経過。寝不足とシャリバテで全然ペースが上がりません。もう山頂はほとんど諦めた感じです。足が動かなくなったので、保温と食事をしてからザックを背にして30分ほど横になって昼寝です。
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まったく風がなくポカポカの陽気。昼寝の効果は絶大で、その後上の岩峰下まで辿り付きました。ここで14時半。タイムリミットでした。
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山頂まで残り標高差220mですが、もう8時間も行動してきておりヘロヘロです。下を見ながら滑る準備をします。
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岩峰下からの斜面は開放感も斜度もザラメも素晴らしいコンディションでした。
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焼山北面の景観は確かに素晴らしいものでした。今日は春霞で海や下の水田が見えなかったし、そもそも山頂まで行けなかったので自分の中での鳥海山との北面対決の評価は持ち越しです。
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下の斜面は登ってきた時には小さかった亀裂が2箇所、大きく広がってきていました。明日も気温が上がったら雪崩れるんではないかと心配になります。
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台地上に戻って来ました。もう腐れ雪とうねりと多くのシュプールで修行系の滑りです。靴連れも響きます。
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GW後半、予定ではあれの左側に行くつもりです。
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北面台地にはテント3張り。アマナ平にも1張りありました。ゆっくり出来るし、登頂確率も上がりそうですが、今日1日で雪のコンディションが相当に悪くなったので、今回はやはり土曜の日帰りで良かったと思います。
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今度はもっと時間に余裕を持って行かないと・・・。森林限界までの面倒くささは焼山のほうが上です。
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2014.4.13 浄土平 レポ from Machiさん

月山の翌日は浄土平にお出かけのMachiさんの記録です。(私は疲労その他の事情にて不参加)。
前日より風も弱くいい春スキー日和になった模様です。



4月13日(浄土平)

昨日の月山とは打って変わってポカポカの浄土平。
風もなく最高の春スキー日和です。・・・
①

昨日は通行止めだった磐梯吾妻ス カイラインも午前8時半前にオープン!!
今日はマッタリ春スキーで前大巓南東斜面と蓬莱山南東斜面を滑る予定。
駐車場から少し歩いただけで大汗ですね~日差し強い強い
Kuniさんは既にTシャツです
②

今日は登っていても楽しいですね!春スキーは天気良くないとね!
前大巓山頂からは磐梯山はバッチリ、月山も薄っすら見えていました。
③
④

まずは前大巓南東斜面をひと滑り・・・ちょっとストップ気味の雪質でした。
⑤
⑥

登り返しを2回して前大巓南東斜面を3回滑りました・・・3回目が程よく雪が緩んで一番良い感じ
酸ガ平小屋まで滑り込み早めの昼飯です。
ビールで乾杯!!トルティーヤ焼いて頂きました(~_~)
ゆっくり休んでもまだ12時。
さて蓬莱山へ登りますかぁ ~雪があるところまで木道で
12時半到着。
朝と違って駐車場も一杯に成ってますね~
⑦

ではいただきま~す・・・いい感じのフィルムです。
⑧
⑨

登り返してもう一本・・・さすがに疲れるね~
いや~満足満足のマッタリ春スキー
締めは、高湯温泉共同浴場「あったか湯」で温まって御仕舞い~
次回のマッタリ春スキーは鳥海山か八甲田かなぁ

(以上、文・写真ともMachiさん)

お疲れ様でした-。吾妻小富士にはもう雪がないんですねえ。地熱の影響なんでしょうか。
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2014.4.12 月山 (スキー場開き)

今日は月山のスキー場開きです。Machiさんたちの予定に乗せていただいて、リハビリの仕上げとすることにしました。
高気圧が近付いてきていますが、北の方はまだ等圧線が混んでいて風が強い1日でした。

今日の行程。GPS動かさなかったのでログではありません。
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志津のケートオープンは7時とのこと。6時半にはもう20台以上並んでいます。8時半集合でネイチャーセンターに2台停めて、残りの2台で姥沢まで上がります。今日は姥沢駐車場は無料。リフトも無料かと思っていたらしっかり1回券580円でした。

月山方面を目指しますが、風の影響でガリガリです。本峰にもかなりの人数が取り付いていますが、スキーで上がっても修行になるだけなので、程よいところで吹きだまりのありそうな沢筋を滑ります。ジェット機のような音をたてながらアイスバーンを滑り始めました。

姥ガ岳方向に登り返してもう1本。ここも少し雪付きがあります。小屋で休んでから、最後に姥に登って、アイスバーンの大斜面上部から大斜面に入ります。大斜面は非常に固いながらそこそこ楽しめました。

あとはブナの林に入りますが、ここの雪はほぼザラメのベストコンディション。下部ではやや湿気が多くなり重くなりましたが、厳冬期も春もこの斜面はいいですね。

石跳沿いを流して今年の雪崩事故の現場を心の中で手を合わせながら通過。ネイチャーセンターに帰還でした。

お待ちかね、月山リフト運行開始です。
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クトーをつけて本峰方向に延々トラバースです。
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右手に小さく本峰に登って行く人達が見えます。風はかなり強く時々大きく煽られます。
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1本目。なだらかですがコントロールは結構難しい。
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2本目。
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休憩後に姥の大斜面に移動します。山頂直下の緩斜面はうねりのあるアイス。
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大斜面中程から下は固いもののそこそこ楽しめます。
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林の中は風もなくザラメゾーンです。
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Suzuさん。
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Igaさん。
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標高1670mの姥山頂から700mのNCまで、ガリガリからザラメ、そしてやや重雪へと変化しました。ブナ林下部は日差しもあり風も穏やかな春でした。
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付いていくのは相変わらず大変でしたが、最後のブナ林は最高でした。Machiさん、Igaさん、Suzuさん、ありがとうございました。
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2014.4.9 リハビリの旅(6) ニセコ~函館(おしまい)

ブーツが壊れているのに、とりあえず京極口は見にいきます。これで3度もスタート出来ずに敗退です。
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中山峠方面の山もまだ真っ白。
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昨日楽しんだニセコの山々を眺めながらしばし散策します。農地の土がもうちょっとで出て来そうです。農家の人達は雪との戦いですね。
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土曜のフェリーをキャンセルして帰ることにしました。ニセコに別れを告げて函館まで寂しい日本海側を行きます。風の強い弁慶岬には弁慶の像がありました。
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雷電山です。さよならニセコ連山。
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初めて狩場山を拝みました。大きくて立派な山です。
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日本最北の城下町。どうやって参勤交代していたんでしょうねー。
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温泉まとめ・・・リハビリですので

初日、日高・三石浜、羅臼・熊の湯
2日目 熊の湯、斜里・うなべつ、北見・塩別つるつる
3日目 吹上露天、白銀荘
4日目 五色温泉、ヒラフ亭(プリンス)
昨日 新見本館、八雲・見市温泉
今日の帰り道、秋田・日景温泉、碇ヶ関・久吉温泉、碇ヶ関・古遠部温泉

個人的に道内でのベスト5は、1)羅臼・熊の湯 2)ニセコ・五色温泉 3)八雲熊石・見市温泉 4)ニセコ・新見温泉本館 5)白銀荘
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2014.4.8 リハビリの旅(5) ニトヌプリ & チセヌプリ

ニセコは晴れ。準備していると、男女二人組がやってきました。関西弁のガイドさんとお客さんみたいです。今日はチセヌプリに入るつもりとのこと。自分はイワオヌプリとニトヌプリのコルをめざし、東側からニトヌプリに登る予定です。それからチセヌプリとのコルまで滑ってから余裕があればチセにも登るというプランでした。

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右がニト、左がチセ。
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ニトの裾を右周りで歩き始めます。谷の左岸を行きますが、結構深い谷でほとんど渡渉点は無さそうです。やや急な右手尾根に上がることにしました。
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朝のうち日の当たらない斜面は結構かたくて、クトーは必須でした。このあたりで、またピッケルを忘れてきたことに気付きましたが、多分使わないでしょうから進みます。
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正月に敗退したイワオヌプリ。今日は反対側から登って来ました。
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イワオとニトのコルからニトを見上げますが、見えているのは偽ピークです。雪崩たら嫌なので右側ギリギリを登ります。
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偽ピークてっぺんから振り返るとイワオヌプリの右にアンヌプリが見えるようになりました。
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進行方向はニトの北峰(右)、南峰(左)です。チセは見えません。右に行きます。
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北峰の手前に山頂標があります。
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さて、ここからチセとのコルにダウンヒルです。ブーツのモードを滑降に・・・と思ったら何故か右足がカチッと固定しません・・・?なんと、カント調整のネジが無くなってプラプラしています。登りでは全く気付きませんでした。昨日の前方宙返りで飛んでしまったみたいです。緩んでいたのかな。
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おそるおそる滑ってみましたが、うまく出っ張りと穴がはまってくれて支えは十分です。(ただしプラが割れるとおだぶつ)。それにしても、すばらしい谷でした。上部はすでにザラメ、下部は残念ながら昨日の降雪が重雪になってうっすらと残っていましたが申し分ありません。
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コルまで降りてチセを見ていたら、朝の二人が登って行くのが見えました。その他にも2グループ滑ってくるのが見えます。
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靴が壊れているにも関わらず、登り始めてしまいました。まあ、ここでトラブってもナントカなりそうです。
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上部ではアイゼンに履き替えましたが、数年前にNik君と目指して敗退したチセに初登頂です!やったー。
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北には日本海と積丹半島の山々。
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振り返って東にはアンヌプリの奥に羊蹄山が見えてきました。
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西方面、手前のシャクナゲ岳にもシュプールが多数ついています。
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先ほど滑ったニトヌプリの西斜面です。
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単独の外人女性が何だか騒ぎながら登って来ました。それには構わず登ってきた東面を滑り始めます。急斜面ですが上から中ほどまでフィルムクラストでベストコンディションでした。下はやや重雪です。
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なんとか復活できそうな気がしてきました。ニトヌプリとチセヌプリに感謝です。
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チセの南面は雪庇が発達する急斜面です。しかし、全然ものともせずに滑ったシュプールが数本・・・。皆さんすごいものです。
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部品が飛んで無くなっていた右足外側のカント調整部。内側1点だけで支えていることになるので、そこでプラが割れたら歩くことさえ困難になるでしょう。さすがに明日はやめて帰ろうと思います。
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2014.4.7 リハビリの旅(4) 三段山

白銀荘の玄関前に置いてある入山届けに記入してから出発します。久しぶりで準備にさえカンが働かず1時間以上要しました。

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4月だというのにサラサラの乾いた雪が積もっています。底も固くはありませんし、ズブズブでもありません。
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先行グループは1組だけで、途中からトレースを外れて単独ラッセルとなりました。こうなると太板が良かったですね~。
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雪崩れに注意の2段目は右に大きく巻いていきます。
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高曇りの下で山頂手前のピークは見えているようですが、風が強く斜面も氷化してきたところで終了です。久しぶりなのでもう満足です。
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特徴ある前十勝の岩肌が見えていました。
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最初は風でパックされたうねりのある雪面。
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次に入った西の谷は粉雪が吹き溜まっています。
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いいところだけを登り返して久しぶりの感触を楽しみました。
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傾斜の緩くなるところでは直滑降ですが、最後にちょっとした段差があって前方宙返りです。(多分このとき、靴を壊したと思われますが、それは翌日に判明します。)

転んで雪まみれになって、本当に久しぶりに楽しい気がしました。
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2014.4.7 リハビリの旅(3) 美瑛~上富良野~三段山~ニセコ

朝から美瑛の丘をぐるぐるしてから白銀荘に登りました。
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予想通り粉雪が積もっていますが、相変わらずやる気がでないので、吹上の露天に入って時間をつぶすことにしました。リハビリです。

どうでもいいけれど、誰も入らないので温度が管理されていない吹上露天は熱すぎです。周囲の雪を投入して埋めますが、あまりにも暴力的な熱さに交感神経がビシビシ反応して、ついにスキーを履く気になってしまいました。

三段山はリハビリの山としてはベストでした。朝のうちはまだ上の方が荒れていたので2段ちょっとまでしか行けませんでしたが、10時を過ぎても昨日のパウダーがそのままでした。午後からは晴れてきましたが、季節外れのパウダーを堪能するには、天気が良くてはダメでしょう。
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富良野岳でも何人か楽しんだようです。
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白銀荘で汗を流して、また美瑛に向かいます。夕暮れの十勝連峰が見事でした。
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リハビリが少し進んだので、次は本来の目的の春山スキーです。となるとまだ十勝連峰では早い感じなので、標高の低いのニセコに向かいましょう。(続く)

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今日入ったお湯は、吹上温泉の露天、白銀荘のお風呂。
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2014.4.6 リハビリの旅(2) 羅臼~釧北峠~ウトロ~石北峠~旭川

深夜の熊の湯を楽しんでから無人の相泊漁港で車泊とします。気温はマイナス1℃。低気圧の中心が近くにあるので、この2日間くらいはあまり良くないとか。火曜から3日くらい晴れそうだったので、リハビリとは別に以前からの課題、半島先端部に行けないか確かめに行きます。
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ナタも昨日立ち寄ったホームセンターで調達できたし、クマよけスプレーも持ったし、ルートも完璧に頭の中に入っていて隙あらば入山しようと用意していますが、やっぱりクマが怖いです。道南でも遭遇事故があったばかりだし、下見程度とは思ってもやっぱり入山する気にはなりませんでした。

とりあえず熊の湯で朝風呂です。見上げる羅臼岳も風が強そう。迷っているうちに知床峠を除雪する車が入ってしまいました。今日も写真旅行としましょう。(やる気ゼロです。)

国後から昇った光が流氷の残骸を照らします。氷の上になにやら猛禽類がいますが、手持ちのレンズでは遠くて撮影できませんでした。地元の人いわくオジロワシらしいです。
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オホーツク海に突き出した知床の先端部の天気は、羅臼やウトロなどの半島付け根とはちょっと違います。根室とか釧路とか網走とか、はっきり言って予報は全然あてになりません。天気図を見ても良くわからないし、現場を見て判断するしかないわけです。
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スキーを使ったルートは1度あの白い稜線(高さ1000mくらい)に上がってから先端に降りていくことになりますが、どうしても3泊は必要です。北海道で登山者がクマに襲われた事件は1970年以来無いという事になっていますが、知床ではこの5年で2人ほど単独者が行方不明になっているようです。ウトロのコンビニにも行方不明者のチラシが貼られていました。

死体が出ないとクマの被害にカウントされないということで・・・。自分もカウントされずにひっそりとクマに埋められてしまうのは嫌です。


羅臼岳のてっぺんも風が渦巻いていて、ゴールデンウイークにならないと自分には無理。
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未開通の知床峠を迂回して、釧北峠から斜里に抜けます。道東はだいたい気温0度くらいで朝の霧氷が美しく輝いています。風が吹くとパキパキと枝から剥がれて雪の上に降り注ぎます。静かな山の中にパキパキパキ・・・。写真では表現できません。
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まぼろしの鉄道、根北線の遺構。(斜里と根室を結ぶ鉄道・・・未開通で終わりました)
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オホーツク側に出ました。明日は以前失敗したウナベツ岳のリベンジ?・・・嫌です。
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ウトロの先、五胡の道路も岩尾別までは未通です。知床連山の眺めはこのあたりが一番迫力ありますね。
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それにしても、これではリハビリになりません。思いついて、ビジターセンターから「フレペの滝」見物に出ました。片道1kmの雪の散策路、これならなんとか出来そうです。振り返ると知床連山の雲が取れて綺麗に並んでいます。
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オホーツク沖合に去っていく流氷。
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100mの断崖の下に、鹿の死骸でも無いかとしばし目を凝らしていたのでした。
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火曜からの晴れ予報(道東)も見事に変わってしまったので、知床には見切りをつけます。

冬型で石北峠で大雪だという情報をキャッチしました。季節はずれの粉雪が降っていそうな十勝連峰に行ってリハビリを続けることにしました。

(続く) 

今日入った温泉は、羅臼・熊の湯の朝風呂、ウナベツ自然休暇村、留辺蘂の塩別つるつる温泉。
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2014.4.5 リハビリの旅(1) 苫小牧~日高~羅臼

今シーズンのやる気の無さはハンパではありません。とりあえず1週間休暇を取ってリハビリの旅に出ることにしました。が、やっぱりやる気が起きません。スキーに飽きちゃったのかなあ。

金曜の仕事が終わってすぐにフェリー乗船。土曜の昼前に上陸です。とりあえずは、むか~し子供たちと回った日高方面にノスタルジーの一人旅。とっても自由なんですが、なんだかとても寂しい気分です。牧場だらけの日高路はちびっ子たちには大好評でした。
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太平洋にそってどんどんと南下していきます。雪は全くありません。いつも幌尻岳のスキーとか考えていますが、とても成功する計画は出来ません。まあそんな下見の意味もあります。

三石浜で温泉に入って不思議な気分で太平洋に傾く太陽を見ながら、明日山開きだというアポイ岳に登るかどうか考えます。まだ花も咲いていないでしょうから、やっぱりパスして野塚峠の方に左折しました。
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日高昆布の漁は普通は船を使いますが、このおじさんは自然の地形を活かした養殖をしている様子。束にしてまとめて背負って浜辺を運んでいきました。写真撮影に快くOKしてくれました。ありがとうございます。
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野塚峠、日高山脈の南側になりますが、気温マイナス1℃で吹雪いています。でも雪はもう大してありません。十勝平野に出ると西側より雪が多くなります。日本の山脈にあって、西よりも東の雪が多いというとても不思議な感覚。
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日高南端でスキーとか思っていましたが、天気も悪く雪も無しで、敢えなく終了です。そのまま夜中までかかって羅臼まで走りました。(今日入った温泉は、三石浜の温泉と羅臼の熊の湯でした。リハビリですので)(続く)
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PIKANDA

Author:PIKANDA

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