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PIKANDA PART2

2014.12.30-31 仙人岱ヒュッテ

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休暇に入った日の朝、ノンストップで酸ヶ湯まで走って駐車場着は11時少し前。Mokaさんはすでに到着していました。Machiさんもすぐに姿を現します。

先行者のトレースを追って、まだ明るい林を歩き始めました。地獄湯の沢に行き当たると、トレースは沢の右岸を登っているようです。いつものごとく、ここでのルート取りについて若干のやりとりののち、結局沢底を登ってヒュッテまで登ることにしました。源頭付近はガスで50m先は見えません。地元の山の会の人が立ててくれた赤旗がほどよいガイドとなって小屋まで続いていました。

今日の宿泊者は我々3人のほか、地元の有名写真家Iさんと、ガイドのAさんだけのようです。Mokaさんが秋に荷揚げしたペットボトルの灯油5Lはすでに行方不明となっていました。私が上げた灯油缶の10Lは手つかずで無事でした。

ストーブは2つフル稼働で小屋の温度もどんどん上がります。着いた時は氷点下だったのに、最終的には14℃まで上がりました。Mokaさんの用意してくれた「すき焼き」、そして朝はMachiさんの「年越しソバ」で真冬の仙人岱ヒュッテを5人で大いに楽しみました。

翌朝小屋の外に出ると、やはり吹雪です。もう数泊する予定のIさんとAさんに挨拶をして下り始めました。昨日のトレースは完全に消えていました。酸ヶ湯に近付くと、ヒュッテで年越しをする積もりと思われる人々とすれ違うようになりました。これから冬型が強くなりそうなのでお気を付けて・・・。

Mokaさん、Machiさん、今回の山行、楽しかったですね。ありがとうございました。


まだ明るい林、大岳環状ルートをトレース通りに歩き始めます。
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地獄湯の沢の岸に上がるところに赤旗で目印。Machiさん、トレース通りに右岸を上っていきます。地元のベテランIさんもAさんも、正規ルートは沢を詰めることだと言いますが、私は真冬はこのルートを登りで使うのは勘弁です。硫黄岳ルートの方が安全でしょう。
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両岸はまだ雪が少ないのでいいのですが、沢底を登るのは気分のいいものではありません。
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源頭部からは赤旗に導かれてヒュッテへ。
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1時間半ほどで到着です。冬季用の入り口は積雪の量に合わせて2つあります。今は低いほうを使います。
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Mokaさんの用意してくれた「すき焼き」です。なんと、生卵がでてきました!肉も霜降りです。Mokaさん、ごちそうさまでした!
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翌朝、Machiさんの用意してくれた「年越しソバ」を頂いてから、小屋を後にします。Machiさん、おそばとオードブルと、八戸名物のなんとか、美味しかったです。ごちそうさまでした。
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Iさん、Aさん、お世話になりました。またいつか(できれば来年?)、ここでお会いしたいと思います。
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真っ白けの湯の沢を下ります。
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下までくると風も穏やかです。
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登りで見た赤旗。ここが谷底が一番低くなるところです。
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シールを再装着。
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大岳環状を忠実に帰ります。途中から登りのトレースに合流したので、シールを剥がして酸ヶ湯まで滑って帰れました。
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みなさんとお別れして、青森港フェリーターミナルにやってきました。これから冬型が強くなるというのに、北海道に渡ってどうしようというのでしょうか・・・。
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それでは皆様、良いお年を。
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2014.12.23 泉ヶ岳 (駐車場~水神~三角山展望台~駐車場)

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昨夜の嵐から一転快晴の仙台。若干冬型が残ってどうかなあという感じです。休日の早朝から弓道場に娘を乗せていく任務を言いつかってしまい、目当てにしていた月山方面の山はちょっと厳しくなってしまいました。
そういうわけで、仙台市民の心の山?に初めて山スキーで行ってみることにしました。

晴天ですが、強風で地吹雪状態の駐車場に車をとめると、結構入山者がいるようす。ツボ足にスノーシューかワカンみたいですが、トレースはほとんど水神コースに向かっています。

下部の林の中は比較的穏やかでした。ふと右手を見上げると素晴らしい斜面が見えます。
やがて先行したはずの人々があっという間に下りてきてすれ違います。もう山頂まで?と距離感の無い自分はビックリしながら登っていきました。スキー場への分岐を過ぎると、林の中でもひどい強風。舞い上がる雪であっという間にトレースも消えていき、吹きだまりで立ち往生している人もいます。みんな途中で引き返してきていたのでした。

ほとんどの人は水神の碑までも行けていないようです。自分も水神のちょっと上、北泉ヶ岳への分岐を過ぎたあたりで、ギブアップです。単独のスノーシューの人だけ、その後も頑張るようだったので、片手で挨拶して離脱しました。

ほとんど標高を稼げていないので、途中までトレースを使って下ります。最後だけシールを再装着して709Pを踏むようにトラバース。来るときに素晴らしく見えた林を楽しんで終了でした。


泉ヶ岳スキー場の駐車場は整備もされていません。
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最初は風はあまり強くはありませんでした。
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はぁー、泉ヶ岳にもこんな斜面があるんだ。
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まだ4-5才だった下の娘と2人で歩いたことを思い出しながら登って行きます。
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分岐を過ぎると途端に強風が吹き荒れます。
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時折耐風姿勢を取らないとバランスを崩してしまいます。
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水神の碑も越えていきますが、900mほどのところで限界です。表層の雪が風で持って行かれてしまい、ガリガリバーンになりつつありました。
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帰りは途中からトレースを外れ、709Pの尾根へ入ります。だれかのトレースが1つだけついていました。
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このピーク、三角山というんですねー。ここでも強風が始まり、西側の雪が大分持って行かれてしまいました。
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そういうわけで、やや東側に入りました。
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やや重ですが、仙台市内のBCとしては十分楽しい斜面です。
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下のキャンプ場に下ります。
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帰り道で振り返ります。まあ、そうですよね。
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    17:30 | Comment : 0 | Top

2014.12.20 荷葉岳 1190ピーク

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今週も秋田駒周辺です。田沢湖スキー場から先達川の向こうに見える山が気になっていました。荷葉岳という1200m程度の山ですが、地形図を見ると程良い傾斜の斜面があるように見えます。山頂はちょっと奥なので、手前の1190ピークを目指すことにしました。

取り付きは鶴の湯別館前の林道からですが、先達川のダムと支流のダムと川に阻まれて、どこをどう歩いていけばいいのかよくわかりません。
渡渉点を見つけてようやく斜面に取り付きますが、樹木の濃い急な谷、さらに薮混じりの細尾根、だだっ広くスキーにはならない平坦な上部、をこなしてようやくスキー向きの斜面になります。しかしピーク手前から再び樹木が濃くなり、ピークとおぼしき場所は林の中で、展望もありませんでした。

やはり谷に入らないといい滑りは出来ません。雪は安定していて雪崩の心配も無さそうでしたが、もとのルートに戻るためのトラバースでかなり消耗。ずっと1人でラッセルしてきているので大分疲れています。ほとんど冬至ということで時間をかけすぎると山中で1泊しなければいけないことになりそうです。そういうわけで、下りてくる目途がつくまで気が気ではありませんでした。

先達川を堰き止めている小ダム。
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支流のもうひとつの小ダムの下流。どこをどう歩いてどこで渡渉すればいいのかさっぱりわかりません。
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どうやらここが良さそうです。
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金○マークを追いかけながら、谷の左岸から上っていきます。
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秋田駒の男女と男が並んでいます。
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要所に新しいピンクリボンが見られ、だれか入っているようです。傾斜はいいのですが、樹木がうるさいです。
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平坦地をしばらくいくと、荷葉岳が見えてきました。
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1190ピーク付近は平坦な林で、展望はありません。
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ではいってみましょう。
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雪はまずまずですが、気温が上がっているのでもうパウダーとは言えません。
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いい斜面を求めるとどうしても谷に行ってしまいます。爆弾低気圧の通過後、まる2日たっているので大分雪は落ち着いています。
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このへんは樹木がうるさすぎて滑りになりません。
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あとは時間と戦いながら谷の下部でトラバースして平坦地に戻り、さらに樹木のうるさい細尾根と谷を滑って14時過ぎにダムに到着。
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確かに上部にはいい雪と斜面がありましたが、アプローチに難ありです。下までもっと快適に滑ってこられるルートがあればいいのですが・・・。
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    23:19 | Comment : 0 | Top

2014.12.14 秋田駒ヶ岳 (ブナの森のハイク)

sこま

ようやくシーズンインとなりました。間際になってバタバタとホットワックスをかけたり、新しいシールのカッティングをしたりして、準備OK。高速を北上します。平泉あたりから雪道で、眠い目をこすりながらマイナス10度のアルパこまくさに午前4時半に到着しました。奥の駐車場にはすでに今回の初滑りをご一緒するMokaさんの車が雪をかぶってとまっています。
ちょっと離れたところに移動して待ち合わせの7時までエンジンを切って仮眠をとりますが、とても寒い。

8時過ぎにMokaさんとトレースを歩き始めました。今日は5人の先行者があります。やがて追いついて先頭を代わると久しぶりのラッセル。傾斜がつくと一気にしんどくなってきますが、息が続くまで頑張って先頭を代わります。長い長い旧ゲレンデ跡を登り切るのに1時間以上もかかりました。

林道をしばらく歩くと、小屋に向かう5人を見送ってMokaさんと深いブナの森に入っていきました。いつ来ても癒される森です。雪をかき分けながら150mほど登って、木が低くなって吹雪が強くなったところで登行終了としました。ここまで標高差600m、距離にして3.6kmでした。手袋をしていても、シールを剥がす指がじんじんとしてきます。

下りはほんの一瞬の快楽です。ふわふわの新雪、深雪。たったこれだけのために苦労して登って来たのでした。
アルパこまくさには12時過ぎに下山。冷え切った身体を水沢の露天で温めてから、家路に着きます。Mokaさん、ご一緒いただきありがとうございました。


スタート時は晴れ間ものぞいていました。
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まだ少し薮が出ています。トレースを追いかけます。
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林道に出て一休み。
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八合目小屋へ向かうグループを見送ってブナの森へ。
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癒しの森です。
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標高1250mまで。木が低くなって風の影響を受けるところです。Mokaさん、寒いので今日はここまでにしませんか。
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気温も低くて素晴らしい雪でした。
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Mokaさんもパウパウしています。
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旧ゲレンデに戻ってきました。もう12時を回ろうとしていますが、2人の登りの人とすれ違いました。小屋までいくのでしょうか。
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それでは皆様、今シーズンも安全第一でよろしくお願いします。
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    23:43 | Comment : 2 | Top

2014.12.6 月山レポ from Machiさん

例年11月にシーズンインしているMachiさんも、私同様に今年は出遅れ気味みたいですね。
寒波到来での初滑りは10日前の月山だったようです。



12月6日(月山)

今年の初滑りは1週間遅れの12月6日となってしまいました。
場所は、定番になった月山!!
い~や、降ってますね~積もっていますね~ニッコニッコになってしまいますね~
⑧

150cmオーバー、雪崩は怖いけど何処でも滑れそうですよ!
しかし、鈍った体には相当キツイです(>_<)
直ぐにみなに離され2カーブ以上おいて行かれます。
➈

先頭を行くIgaさんに「リフト下までは頑張る~」宣言をしてゆっくり行くことに(^_^;)
電柱コースで登りますが膝上or腰ラッセルです。
前に福島からの団体さんがいるので良いものの、先頭なら駐車場までも行けないでしょ~(>_<)
Igaさん達は先頭に追いつき先頭を替わった模様~
追いついてほんの少しだけ先頭ラッセルしましたが場所により胸ラッセルでした。
これ以上登っても視界も無いし、滑りも期待できないと意見一致で電柱上から滑ることに
⑩

まだ昼前なので降りたら今日オープンの湯殿山スキー場に行くことに して、?月山?初滑りは終了~
⑪
⑫

今シーズンも安全第一で遊びますよ~
今シーズンも足引っ張りますが皆様ヨロシク~(^_^)v


(以上、文・写真ともMachiさん)

この週東北の降雪ランキングでは、月山・湯殿山周辺と次いで宮城蔵王周辺が一番多く、その次が酸ヶ湯だったようです。宮城蔵王は意外でしたが。月山、まだちょっと雪が重そうですね。
とりあえず、シーズンインお疲れ様でした。
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2014.10.18 No.64 大峰山 & No.65 大台ヶ原レポ from Machiさん

10月のMachiさんの百名山レポです。ちょっとおサボりになっていらっしゃったようですが、ようやく送っていただけましたので、本日アップします。



10月18日(八経ヶ岳&日出ヶ岳)

今年の百名山チャレンジは、64座「大峰山」と65座「大台ケ原山」でお仕舞いとなりました。
遅くなりましたがご報告いたします。
まずは奈良県にある近畿最高峰の八経ヶ岳から
行者還トンネル登山口から2時間弱で登頂しましたが、駐車場には何台もの観光バスが・・・
①

20人規模の団体さんが何組も登っていて追い越しに気を使いましたねー・・・体力も(^_^;)
②

山頂からの景色は奥深い絶景~といった感じ・・・熊野古道ですねー
③
④

山頂も混んでいたのでトットと下山して大台ケ原山へ向かうことに
午後1時過ぎに大台ケ原駐車場到着。
駐車場からの標高差は200mもありません。
➄

小走りであ っという間に三重県最高峰日出ヶ岳に登頂・・・20分ぐらいでしたか
⑥

ここからの景色は熊野灘が一望~中々いい景色ですね。
⑦

運が良いと富士山も見えるらしいのですが今回は駄目です。
今年は、百名山を宮之浦岳から利尻山までの7800キロを人力のみの移動で208日で完登した人がいたり、
あの山岳スキーレーサーさんが百名山を33日でスピード完登したり、百名山挑戦が結構賑いました。
残り35座・・・あと3年はかかるね~(ーー;)
まぁ頑張りたいと思います。

(以上、文・写真ともMachiさん)

ありがとうございました。これで3分の2まで終わったということですね。残りもどうぞよろしくお願いします。
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