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PIKANDA PART2

2016.3.27 秋田駒ヶ岳 CATで8合目~男女岳~片倉岳展望台~ブナ林

土曜の夕方自宅を出て鳥海山山麓まできましたが、どこから入ってもアプローチは長いし、湯の台の駐車の件がどうなったのかもわからないので、気分は盛り下がっていました。
朝3時に目覚めて中島台の通行止めがまだまだ手前にあることを知り、鳥海には見切りをつけて秋田駒への大移動を開始しました。

今日はCATでズルしたいな、と思って聞いてみると、7時半の始発は20人の満員だったようですが、9時40分の2便なら空いているとのこと。自力なら8合目小屋まで1時間半はかかります。途中でCATに追い抜かれるのは嫌なので、3500円出してお世話になることにしました。
始めて乗りましたが、サスペンションがいいのか揺れも少なく快適です。完全に体力温存して8合目まで来てしまったので、そこから阿弥陀池への尾根を登り、100mそこそこの男女岳を登り切ってもたったの55分でした。
男女岳東面は雪が重くなりはじめていました。ここは1便で上がった人は快適だったでしょう。
10分かけて登り返して、帰りは北面台地からブナ林へ下ります。男女岳は登り返さずにそのまま阿弥陀池の横を歩いて男岳とのコルに達してもよいところですが、体力が余っていたので1登り返しました。
コルから目の前の谷を下りると田沢湖スキー場の横の深い谷に行ってしまうので、アルバこまくさに帰るのならばできるだけ右手にトラバースしていき、片倉岳展望台を完全に過ぎてから北面に入ってCAT道を目指します。2-3日前に降った雪がやや重めに積もっていて、風の強い厳冬期はシュカブラに覆われている斜面が素晴らしいコンディションになっていました。
昨日は羊蹄山で雪崩事故があったばかりなので、下のほうでは谷間を避けて尾根筋を滑ります。最後にブナ林をこなすと、あっというまにCAT道にでてしまいました。アルバこまくさまで全行程たったの3時間でした。CAT恐るべし、です。

正式には「田沢湖スキー場 パノラマキャットツアー」といいます。



青行き、赤帰りです
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CATはアルバこまくさ前からスタートします。土日の予約はいつも一杯の模様。
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8合目避難小屋まで30分で到着。ここで体力温存出来るのは大きいです。
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男女岳を正面に。本当に滑りたいのは右手の北面台地から下ですが、そこに行くのに手前の斜面は雪崩の危険があります。
男女岳の手前から登れそうにもみえますが・・・。
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とりあえず、太い道が出来ている定番ルートを上ります。
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夏にはコマクサが群生する丸い焼森を左手にみて谷の左岸を登ります。
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振り返ると岩手山も雪が少ない感じには見えません。
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阿弥陀池避難小屋が見えてきました。
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天気が良ければなんていうことも無い男女岳。しかし、ここまで天気がいいのは今年に入ってまだ2回目だとか。
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すでにシュプールが多数ついています。
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8合目から1時間かからずに登頂です。完全にエコモード(環境ではなく自分が)でした。
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男岳の向こうに田沢湖。
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東面をひと滑りしてから登り返し、今度は西面へ。しかしシュカブラだらけで、滑ることが出来る斜面は限られていました。
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美しい北面台地を北東へとトラバースしていきます。こちらに来る人は他にいません。写真の斜面に入れたらベストなコース取りと言えたでしょう。
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片倉岳展望台のロープが雪の上に出ていました。ここを過ぎたところで北斜面に入ればまっすぐCAT道に下りることができます。
手前で下りてしまうと、深い谷に入り込んでスキー場のほうに行ってしまいます。
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雪崩の危険のあるところを過ぎて、大分下までおりてようやくカメラをだしました。
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ブナ林もやや重ですが、いい感じです。
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最後に滑ってきた斜面を振り返ります。
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高速道路のようなCAT道。
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たった3時間で一回りでした。よく見ると、誰かが男岳下の谷に滑り込んだシュプールも見えます。谷からの脱出は面倒そうですが、自分も一度トライしてみたい気がします。いずれにしても、天気のいい日はCATを使っての秋田駒周回も定番にしていいかも。
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    21:36 | Comment : 0 | Top

2016.3.22 乗鞍岳 ツアーコース~朝日岳山頂 往復

1日余分に休日を頂いたので、平日に出かけてきました。前日は白馬五竜でYuさんとガリガリ斜面の修行。
Yuさん、スキーを始めてわずか2ヵ月とは思えない上達振りで、五竜最難関と言われるコースも滑ってしまいました。

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翌日は初のBCということで、こちらも初の乗鞍ツアーコースです。雪不足とはいっても3月の3000m峰、大丈夫なんでしょうか。

休暇村からリフトを使ってゆっくりスタート。ゲレンデトップは9時40分です。
位ヶ原の急斜面を過ぎて樺の林で2時間。そのまままっすぐ肩の小屋に登り上げます。
シール歩行も初めてだというのに、Yuさんはガリガリの急斜面も難なく登っていきます。
お昼を過ぎても風が強く、思ったより斜面は緩みません。それでも快晴なものですから、山頂行けるかも?と、アイゼン履いて稜線を朝日岳に向かいます。
しかし甘くはありませんでした。朝日岳山頂ですでに午後2時となり強風で身体を持って行かれそうになります。時間と体力が足りず、剣が峰は無理でした。

耐風姿勢で山頂から離れて、アイゼンのまま来た道を降りて行きます。途中で雪面がフラットになったところでスキーを履きます。
結構固いんだけど大丈夫かなと思いましたが、結局難なくこなしてしまいました。あとはこれまた日が陰ってガリガリになりつつあるツアーコースを帰ってきて終了でした。


平日なので入山者は20人に満たない人数でした。
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位ヶ原の急斜面を過ぎて、目の前に大雪渓が見えてきます。
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とにかく広大です。
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結構固いんですが日差しで表面がわずかに緩んでいました。肩の小屋までシールで乗り上げます。
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風をさけて休憩。先にいた方は山頂には向かわずにそのまま滑っていってしまいました。
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朝日岳山頂です。だんだん風が強くなってきました。
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剣が峰、残念。
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御嶽が近くに見えます。まだ煙もくもくですね。
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山頂からの滑降は危ないので、少し雪が緩むところまでアイゼンのまま下ります。
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岩がなくなったところから、肩の小屋にむけて。
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滑っちゃうんですね。
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スキーを始めてたった2ヵ月でこんなところ滑れるもんですかねー。
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陽が傾いて、いい色合いになってきました。
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滑ってきた斜面です。シュプールもつきません。
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家から遠くなければまた来たいのですが・・・。
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    03:29 | Comment : 2 | Top

2016.3.5 鳥海山 湯の台から宮様

年末に八幡平にちょっと行っただけで、自分の中では全く盛り上がらない今年のBC。

それでも、土曜は全国的に晴れるという予想だったので、この週末はなにが何でも出かけることにしました。
いろいろ候補があった中で、今回は鳥海山です。
鳥海山の上のほうは3月初旬ではちょっと早いと思いますが、今年は季節が早くすすんでいるような感じもありますし。

湯の台口は牧場の三叉路から通行止め。滝の小屋から上は固い斜面をシールとクトーでがんばり、最後はアイゼン履いて登りました。外輪まで残り150mほどでちょうどお昼。そして体力切れ。
この時間を逃すとまた固くなるのは目に見えているので、外輪は諦めて滑降開始。
滝の小屋までは予想通りでフィルムクラストとプチザラメでした。その下は重雪~ストップスノーとなりましたが、なんとか駐車地点まで滑って帰ってきました。


湯の台口もまた、下から歩くととんでもなく遠い。片道10kmです。車道にはモービル跡が多数ですが、モナカ雪なのでありがたいかも。
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滝の小屋まで2時間50分。
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滝の小屋より上は朝のうちはガチガチで、クトーが刺さらないところもありました。
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途中、クトーを付けてもスリップし始めたので、アイゼン歩行に切り替えて外輪近くまで上がってきました。
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12:30で伏拝岳直下の標高2000m程度の場所。正午になって風もほとんどおさまり、さっきまでアイスだった場所がフィルムクラストになってきます。風がでたらすぐに固くなりそうなので、今がチャンスかも。
from the highest point
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日本海が見えます。
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鳥海湖は完全に埋まっています。
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文殊岳下を見て、急な岩峰下を横移動して、伏拝岳直下の急登をアイゼンで行きます。しかし、体力切れ、時間切れ。
この先150mが登れませんでした。
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外輪下の急斜面ではターンするとフィルムがザーっと大きな音をたてて大量に落ちていきます。まっすぐ心字雪渓を河原宿まで行きますが、河原宿の小屋は完全に撤去されていました。
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滝の小屋より下は美しいブナ林です。しかし気温が上がってしまい悪雪でした。
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久し振りのロングトレイルでしたが、結構行けるもんだなあという感じでした。今日は今年導入したカーボンウィペットを持って行きました。やはり凍った斜面では安心感がありますが、ちょっと重いですねー。
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