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2011.1.26 Snowpulse エアバッグ 導入経過(5) シリンダー到着 ここに至るまでのサマリー

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次はテスト、とか言っていましたが、その前に本日自宅に到着したシリンダーをチェックしてみます。

左がSnowpulse北米仕様、真ん中がバルブを取り外されたSnowpulseヨーロッパ仕様、そして右がスノーパルス専用・日本高圧ガス保安協会の刻印付きのシリンダー。

法的には日本中のどこの高圧ガスステーションやダイビングショップに持って行っても大手を振って充填してもらえるものになったようです。

改造を引き受けていただいた業者さんの努力にて、全長は北米仕様より数ミリ短いくらい。胴回りは若干太いものの、ザックの所定の位置にはピタリと納まるサイズにまとまっています。

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股下をくぐらせているストラップが重要です。これがないと実際に雪崩に巻き込まれた際に、ザックがすっぽ抜けてしまう危険があります。このプロライダー23Lモデルは荷室が小さいので、半日山行かベースがあるときの行動用に向いています。荷室の広さを確保するのならLifeBagの方がいいでしょう。これも実際に手にしてみないと判らないことでした。
sIMG_1228.jpg

下の写真はスノーパルスのバルブ専用の充填用アダプター3種類。いろいろあって3つに増殖してしまいました。

左は今回、業者さんで充填できる様に改造してもらったもの。左側のDINを外して、全然違う規格のネジが付いています。このアダプター、もとは300気圧用として輸入したものなのに、英国の代理店はなぜかオレンジ色の安全弁が225気圧で開いてしまうという北米シリンダー用を送って来ました。

結局300気圧は使わないことなったので、これで十分だったのですが、とりあえずその代理店に文句を言ったらいきなり真ん中の300気圧対応DINアダプターを新たに送って来ました。前のを送り返せと言っていますが、すでに改造してますって・・・。

右はカナダから輸入したKバルブのヨークアダプターです。
sIMG_1239.jpg
北米仕様シリンダーとヨークアダプターをつないだ形。この2つがあれば250気圧以上のKバルブの高圧タンクさえあれば個人的に充填できそうです。公式にはお勧めしませんけれど、一番簡単なやり方で、現在スノーパルスを使っている人は皆さんこれを使っているでしょう。
sIMG_1240.jpg


さて、ここまでのところの気になるお値段です。
自分がどのくらいお金を使ったかを書くのは正直気が進みませんが、導入を考えている方の参考のためにあえて書くことにします。

スノーパルス(英国の某代理店から輸入)
プロライダー23L (ヨーロッパ仕様シリンダー付)70,088円 送料13,585円 関税6,500円 小計90,173円

ヨーロッパ仕様300気圧もどき充填用アダプター + リフィルキット(Oリング、グリス、防湿テープ) 送料込みで46,727円 関税1,500円 小計48,227円


改造および空気充填費用 
国内承認 中古高圧シリンダー(再検査料を含む) 40,000円 バルブの移植+アダプターの改造 25,000円程度 + 空気充填料、送料など含めて 小計 70,000円程度  

以上、国内で合法的にスノーパルスを導入するための費用として、総額20万円を超えるお金が掛かります。

そのほか、カナダから輸入の北米仕様シリンダー + ヨークアダプター 送料込みで 33,909円 関税800円 小計34,709円、あとから英国から送ってきたバルブは不明です。

命を守る値段としてはそれほど高くないでしょう。

英国の代理店は、製品についてよく判っていないうえに、別のさらに高額な製品の価格を間違ってクレジットカードにチャージしたり、それを直すと言いながら1ヶ月以上そのままだったり、規格を間違えたバルブを送ってきたり、商品を中途半端な状態で送って来たりと、ズサンでした。それに、アダプターが4万円も超えるなんて結構なぼったくりです。

メールで抗議をすることで何とか解決できましたが、フラストレーションが溜まりました。
こことの取引を考える際は要注意です。

それに比べると、カナダのサイト(アバランチセーフティーソリューションズ)はかなり良心的でした。
ヨークアダプターもそれだけなら1万円をはるかに下回る値段です。

難を言えば、日本からはホームページ上では送料計算の部分ではじかれて購入出来ない状態なので、直接メールを送ってのやり取りになります。そして送金の方法も、各々相談して決める必要があります。
(2012年現在ではこの点は解消されており、HP上でクレジットカードを登録して使うPayPalを利用したネットショッピングが可能になっています。)


結論として、スノーパルスを導入するための最善の方法は、いまのところ以下のようになると言えます。

まず、カナダのアバランチセーフティーソリューションズのHPにアクセスして、北米仕様シリンダー付のライフバッグを購入する。(コメントにて、シリンダーは空にしてもらい、リフィルキットと充填に必要なアダプターを買うのを忘れずに)

合法的に使いたければ、シリンダーとバルブアダプターを業者さんに送って国内で使えるように改造してもらう。

シリンダーを買ったそのままの状態で、ヨークアダプターを使って自分で充填するならば、250~300気圧程度の空気タンクを別途購入する。ただしこれは違法行為になりますので注意が必要です。

どちらを選ぶかはその時の状況、個々人の考え方次第ですが、かかるお金は同じくらいと言っていいでしょう。


さて、ここまで読んでいただけると、こんな物を大金をかけて輸入するなんてバカバカしいと感じる方も多いのではないでしょうか。どうして国産品が無いのだ!?、と。

もしくは、どうしてみんなで協力してお金を出して、メーカーのオリジナルシリンダーを国内の検査に通さないのだ?(雪崩ネットワークあたりが主導してやってくれるといいのですけれど)

そんなわけで、次のシリーズは「国産雪崩エアバッグ開発への道 Nさんの情熱編」・・・かも。
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2011.01.27 Thu 20:31  |  長野のスキーヤー #-
自作雪崩エアバッグ開発中、長野のスキーヤーでございます。
現在100cc,20MPaでの実現をめざし、より小容量高圧での
実験をしていますが、現状???な結果であります。

まだまだ先は長そうです。

とりあえず良い雪降ってるし、滑っておかなきゃ。
  [URL] [Edit]
2011.01.27 Thu 22:21  |  PIKANDA #-
こんばんは長野のスキーヤーさん。今日は仙台も雪でした。
100cc×2のレギュレーターを良く見かけるのですが、あれでしょうか?
展開のためのスイッチメカをどうするのかとか、楽しそうですね。
画像などありましたら、よろしくお願いします。
でもまあ、とりあえずは滑りますか・・・雪降ってますし。
Re: タイトルなし  [URL] [Edit]







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