PIKANDA SEASON 2
2011.2.24 前十勝 (白銀荘前1005m ~1721m地点)

十勝連峰2日目。やはり盟主の十勝岳は気になる。
白銀荘玄関の入山簿には連日、前十勝に入る人の届けが残っていた。この山は三段山よりもさらに内側で十勝岳の前衛にあたる。今回はまずこの前十勝に登って十勝岳の全容を観察してみよう。

3日間晴天が続いた後でさすがに低気圧が近づいてきていた。今日の午後はもう天気は期待できなさそう。
6:33 1005m 宿の方と言葉を交わして白銀荘前出発。

樹林帯の中には昨日の富良野岳と同様に、大きな道が出来ていた。
6:45 1030m 樹林帯が途切れて富良野川を渡ると、十勝岳の溶岩流の台地になる。カバワラ尾根を右手に見送って前進する。

7:00 1090m もうひとつ小さな谷を渡って、カバワラ尾根の1本北の尾根になる。右手の細尾根は避けて、正面の谷の右岸側を歩いて溶岩の露出している高台を巻いて行くルートを取ることにした。

固い氷化しかかった斜面のうえに新雪がわずかに乗っている感じの斜面。今季初めてクトーを出して装着。

振り返ると富良野の盆地。西から雲が出てきており、昨日滑った富良野岳はすでに半分くらいガスで隠れてしまった。

前十勝の上には今のところ雲は来ていない。十勝岳の火口からの蒸気がずっと見えていた。

8:00 1431m ここから上は比較的深い雪。谷筋にあたるので吹きだまっている。正面は大正火口というのだろうか、火口縁から陽が昇ってきた。

8:40 1652m 出来るだけ急いで急な斜面を登ってきたけれど、天気は持ちそうもない。

前十勝もガスに入ってしまった。風が強くなってきた。

この時間と高度。良い雪のところもあるのだけれど、結構腐っているところもある。昨日、一昨日の暖気は相当に影響している。出来るだけ斜度のゆるいところを選んで登って行くと、やがて尾根上に達した。

8:55 1721m 尾根上に出ると強い風の影響でクラストした斜面。このまま進めば前十勝ピークに達するけれど、この後完全にガスにまかれ、強風が吹き始めた。これ以上の進軍はあきらめてここから滑ることにした。
9:07 1721m 滑走開始。最初はクラストした尾根をエッジをがりがり言わせながら慎重に下る。

北斜面に降りると深い吹きだまりとなったけれど、パウダーではないずぶずぶの雪。こんなのが大量に堆積している。

風の通る広めの尾根はクラスト地帯。強い風が吹き始めて、完全にガスに巻かれた前十勝から逃げるように降りてきた。

下に避難小屋が見えるこの緩い谷を帰ることにする。やはりちょっとクラスト気味。

途中、吹きだまりにスキー先端が刺さって頭から雪面へダイブ。

さよなら十勝岳。今度は春スキーで来てみたい。
10:07 1005m 白銀荘へ帰還。
白銀荘玄関の入山簿には連日、前十勝に入る人の届けが残っていた。この山は三段山よりもさらに内側で十勝岳の前衛にあたる。今回はまずこの前十勝に登って十勝岳の全容を観察してみよう。

3日間晴天が続いた後でさすがに低気圧が近づいてきていた。今日の午後はもう天気は期待できなさそう。
6:33 1005m 宿の方と言葉を交わして白銀荘前出発。

樹林帯の中には昨日の富良野岳と同様に、大きな道が出来ていた。
6:45 1030m 樹林帯が途切れて富良野川を渡ると、十勝岳の溶岩流の台地になる。カバワラ尾根を右手に見送って前進する。

7:00 1090m もうひとつ小さな谷を渡って、カバワラ尾根の1本北の尾根になる。右手の細尾根は避けて、正面の谷の右岸側を歩いて溶岩の露出している高台を巻いて行くルートを取ることにした。

固い氷化しかかった斜面のうえに新雪がわずかに乗っている感じの斜面。今季初めてクトーを出して装着。

振り返ると富良野の盆地。西から雲が出てきており、昨日滑った富良野岳はすでに半分くらいガスで隠れてしまった。

前十勝の上には今のところ雲は来ていない。十勝岳の火口からの蒸気がずっと見えていた。

8:00 1431m ここから上は比較的深い雪。谷筋にあたるので吹きだまっている。正面は大正火口というのだろうか、火口縁から陽が昇ってきた。

8:40 1652m 出来るだけ急いで急な斜面を登ってきたけれど、天気は持ちそうもない。

前十勝もガスに入ってしまった。風が強くなってきた。

この時間と高度。良い雪のところもあるのだけれど、結構腐っているところもある。昨日、一昨日の暖気は相当に影響している。出来るだけ斜度のゆるいところを選んで登って行くと、やがて尾根上に達した。

8:55 1721m 尾根上に出ると強い風の影響でクラストした斜面。このまま進めば前十勝ピークに達するけれど、この後完全にガスにまかれ、強風が吹き始めた。これ以上の進軍はあきらめてここから滑ることにした。
9:07 1721m 滑走開始。最初はクラストした尾根をエッジをがりがり言わせながら慎重に下る。

北斜面に降りると深い吹きだまりとなったけれど、パウダーではないずぶずぶの雪。こんなのが大量に堆積している。

風の通る広めの尾根はクラスト地帯。強い風が吹き始めて、完全にガスに巻かれた前十勝から逃げるように降りてきた。

下に避難小屋が見えるこの緩い谷を帰ることにする。やはりちょっとクラスト気味。

途中、吹きだまりにスキー先端が刺さって頭から雪面へダイブ。

さよなら十勝岳。今度は春スキーで来てみたい。
10:07 1005m 白銀荘へ帰還。
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