PIKANDA PART2
2011.10.10 Oリング交換作業とエアバッグUp to Date
Snowpulseのシリンダーヘッドと高圧ガス法適合シリンダーのハイブリッド。

あちらこちらの山で初冠雪とのことで、シーズンインも近付いてきました。
出かけられない3連休は道具の手入れをすることにして、今日はエアバッグ・シリンダーのOリング交換作業です。
シーズン後にエアバッグを展開してそのままになっていたシリンダーを引っ張りだしてきて作業開始。
↓リリースピンの付いているパーツをくるくると回して本体から外すと、弁として機能している金属の棒が1本出てきます。リリースピンはこの金属棒を固定する役割をしており、ピンを抜くと内部の圧力で金属棒が飛び出してきて弁を開く仕組みです。

↓先に付いている黒いゴムがOリングで、要するにパッキンです。使用の度に毎回交換しなくてはならない事になっています。

↓リフィルキットに付いてくるプラスチックの棒で取ろうとしていますが、写真のようなやり方では上手く取れません。実際にはOリングを親指と人差し指で挟んでゴムを楕円形にひしゃげさせて浮かせながら、プラスチック棒の先端を差し込みます。

↓3分くらい格闘してようやく取れました。針などの固い道具を使うと、金属棒に傷をつけてエア漏れの原因になるので、厳禁です。

↓取り出した金属棒に新しいOリングを装着します。

↓シリコングリスをぺたぺた塗って金属棒を弁本体に戻してシリンダーに装着、その後、湿気の侵入予防のためのオレンジテープで目張りすればあとは業者さんに充填をお願いするだけです。

そういえば長野のNさんのエアバッグ開発もいい感じで進んでいるようで、法律の規制対象外になる小型シリンダーのアダプターが完成して展開実験手前まで来ていると教えてくれました。
海外ではABS, Snowpulse, BCAに続いて第4のメーカーMystery Ranchが昨シーズン中にblackjackというエアバッグ付きのバックパックをリリースしました。さらにSnowpulseを買収したマムートからも外付けのエアバッグride r.a.s. を組み込んだバックパックがデビュー。これらの新製品が日本国内で使えるかどうかは今のところ不明ですが、相変わらず国内では高圧ガス保安法の壁が立ちはだかっているものと予想します。
しかし、今年は白馬のショップがフロート30の販売を予定しているとか。法規制をどうやってクリアしたのか詳細は不明ですが、BCAのシリンダーが高圧ガス保安法をクリアしたのだとすれば朗報ですね。日本でも雪崩エアバッグが標準装備になる日が近いのかもしれません。
そうしてこちらは超絶円高に乗じて、Snowpulseをもう一つ買うかどうかを検討中。
昨シーズン使用したプロライダーは1コンパートメントでちょっと小さすぎたので、Lifebag30が欲しいところです。そうなると新しい靴と板は今年もまたお預けということに・・・。
出かけられない3連休は道具の手入れをすることにして、今日はエアバッグ・シリンダーのOリング交換作業です。
シーズン後にエアバッグを展開してそのままになっていたシリンダーを引っ張りだしてきて作業開始。
↓リリースピンの付いているパーツをくるくると回して本体から外すと、弁として機能している金属の棒が1本出てきます。リリースピンはこの金属棒を固定する役割をしており、ピンを抜くと内部の圧力で金属棒が飛び出してきて弁を開く仕組みです。

↓先に付いている黒いゴムがOリングで、要するにパッキンです。使用の度に毎回交換しなくてはならない事になっています。

↓リフィルキットに付いてくるプラスチックの棒で取ろうとしていますが、写真のようなやり方では上手く取れません。実際にはOリングを親指と人差し指で挟んでゴムを楕円形にひしゃげさせて浮かせながら、プラスチック棒の先端を差し込みます。

↓3分くらい格闘してようやく取れました。針などの固い道具を使うと、金属棒に傷をつけてエア漏れの原因になるので、厳禁です。

↓取り出した金属棒に新しいOリングを装着します。

↓シリコングリスをぺたぺた塗って金属棒を弁本体に戻してシリンダーに装着、その後、湿気の侵入予防のためのオレンジテープで目張りすればあとは業者さんに充填をお願いするだけです。

そういえば長野のNさんのエアバッグ開発もいい感じで進んでいるようで、法律の規制対象外になる小型シリンダーのアダプターが完成して展開実験手前まで来ていると教えてくれました。
海外ではABS, Snowpulse, BCAに続いて第4のメーカーMystery Ranchが昨シーズン中にblackjackというエアバッグ付きのバックパックをリリースしました。さらにSnowpulseを買収したマムートからも外付けのエアバッグride r.a.s. を組み込んだバックパックがデビュー。これらの新製品が日本国内で使えるかどうかは今のところ不明ですが、相変わらず国内では高圧ガス保安法の壁が立ちはだかっているものと予想します。
しかし、今年は白馬のショップがフロート30の販売を予定しているとか。法規制をどうやってクリアしたのか詳細は不明ですが、BCAのシリンダーが高圧ガス保安法をクリアしたのだとすれば朗報ですね。日本でも雪崩エアバッグが標準装備になる日が近いのかもしれません。
そうしてこちらは超絶円高に乗じて、Snowpulseをもう一つ買うかどうかを検討中。
昨シーズン使用したプロライダーは1コンパートメントでちょっと小さすぎたので、Lifebag30が欲しいところです。そうなると新しい靴と板は今年もまたお預けということに・・・。
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