PIKANDA PART2
2011.11.13 浅間山 (浅間山荘から火山館経由で往復)

昨日は蓼科山に登り、今日も一山登ってから帰ることにした。寄り道先は浅間山。
浅間山は本州では唯一のAランク指定の活火山とのこと。昭和48年、火口から4km以内が立ち入り禁止となり、全面的に登山も禁止された。
「平成19年12月1日にようやく規制緩和され、登山については自己責任で火口の4km以内に入れることになった。その後、平成21年4月7日の噴火で再び登山禁止となっていたが、平成22年の春から危険レベルが引き下げられて、登山者は火口から500mの前掛山まで自己責任で入ることができるようになった・・・」ということなので、山頂まで行けないにしても、登れる今が実はチャンスらしい。
火山の入山規制を掛ける権限は、災害対策基本法によって市町村にあるということになっているが、浅間山では主要な登山ルートのある小諸市ということになる。こうした入山規制の解除などは、安全面の配慮と地元観光業界からの要望とを微妙にバランスを取って決める必要がありそうだ。
さて、用意が出来て入山口の鳥居をくぐると、時刻は午前10時を回ってしまった。標高差1100mあるけれど暗くなる前の16時には帰ってきたい。昨日の蓼科山をダラダラと写真をとりながら登ったのとは対照的に、スピード重視で歩き始めた。
浅間山荘前から林道を歩いてゆるやかに冬枯れの林を登っていくと、一の鳥居。

沢沿いに付けられた登山道を振り返る。

不動滝を見送って急斜面を登っていくと二の鳥居。

長坂を登って平坦になり、左手に第一外輪のトーミの頭の断崖が見えてくる。

かもしか平というのだそう。浅間山ではかもしかをシンボリックに扱っていて、山バッジや案内板のモチーフにもなっている。

右手の牙山と手前に浅間山岳信仰の開祖を祭る碑を見ながら緩やかに登る。

樹間にようやく浅間山の火口丘が見えてきた。

もうひと登りで、小諸市営の山荘・火山館。無料休憩所とバッジや写真、火山ハザードマップなどを販売。

湯の平をゆるやかに登って賽の河原から火口丘へ。ここからまだ500m以上登らなくてはならない。

見上げると近いようで遠い第二外輪。

振り返ると黒斑山や蛇骨岳などの外側の第一外輪とカルデラ。

嬬恋方面。

だんだん傾斜がついてきつくなっていく登山道は結構歩きやすい。

ここから先が立ち入り禁止区域。半径500mの立ち入り禁止を示す緑色のロープは緩んで踏みつけられていた。ロープをまたいで火口縁に登っている人がたくさん見える。火口から500m以内は自己責任という問題ではなく原則立ち入り禁止なのだけれど・・・。

右に行くと、内側の外輪にあたる前掛山。現在のところ公式に登ることが出来る最高点、ということになるけれど、山の標高なんて長い地球史の中では常に変動するものなので、まあどうでもいい事かも。

13時30分ころに下山を開始した。浅間山荘での日帰り入浴が16時までだというので、急いで下る。
途中、火山館に立ち寄って10分ほどおにぎりを食べながら休憩をとった他は、登りも下りもほとんど歩き通しだった。
登る前に持っていた浅間山登山の、「荒涼とした砂礫の道の単調な登り下り」、というイメージは完全に崩れ去った。登山口からカモシカ平を経て火山館までの沢沿いの道と両脇から迫る断崖の景勝、沼の平から賽の河原の草原と林間、外輪までの火山らしい山肌、そして立ち上る噴気。浅間山は実に変化に富んだ姿を見せて楽しませてくれたのだった。
10:10 1417m 浅間山荘
11:30 1988m 火山館通過
12:36 2440m 第2外輪稜線
14:15-14:25 1988m 火山館
15:20 1417m 浅間山荘

浅間山は本州では唯一のAランク指定の活火山とのこと。昭和48年、火口から4km以内が立ち入り禁止となり、全面的に登山も禁止された。
「平成19年12月1日にようやく規制緩和され、登山については自己責任で火口の4km以内に入れることになった。その後、平成21年4月7日の噴火で再び登山禁止となっていたが、平成22年の春から危険レベルが引き下げられて、登山者は火口から500mの前掛山まで自己責任で入ることができるようになった・・・」ということなので、山頂まで行けないにしても、登れる今が実はチャンスらしい。
火山の入山規制を掛ける権限は、災害対策基本法によって市町村にあるということになっているが、浅間山では主要な登山ルートのある小諸市ということになる。こうした入山規制の解除などは、安全面の配慮と地元観光業界からの要望とを微妙にバランスを取って決める必要がありそうだ。
さて、用意が出来て入山口の鳥居をくぐると、時刻は午前10時を回ってしまった。標高差1100mあるけれど暗くなる前の16時には帰ってきたい。昨日の蓼科山をダラダラと写真をとりながら登ったのとは対照的に、スピード重視で歩き始めた。
浅間山荘前から林道を歩いてゆるやかに冬枯れの林を登っていくと、一の鳥居。

沢沿いに付けられた登山道を振り返る。

不動滝を見送って急斜面を登っていくと二の鳥居。

長坂を登って平坦になり、左手に第一外輪のトーミの頭の断崖が見えてくる。

かもしか平というのだそう。浅間山ではかもしかをシンボリックに扱っていて、山バッジや案内板のモチーフにもなっている。

右手の牙山と手前に浅間山岳信仰の開祖を祭る碑を見ながら緩やかに登る。

樹間にようやく浅間山の火口丘が見えてきた。

もうひと登りで、小諸市営の山荘・火山館。無料休憩所とバッジや写真、火山ハザードマップなどを販売。

湯の平をゆるやかに登って賽の河原から火口丘へ。ここからまだ500m以上登らなくてはならない。

見上げると近いようで遠い第二外輪。

振り返ると黒斑山や蛇骨岳などの外側の第一外輪とカルデラ。

嬬恋方面。

だんだん傾斜がついてきつくなっていく登山道は結構歩きやすい。

ここから先が立ち入り禁止区域。半径500mの立ち入り禁止を示す緑色のロープは緩んで踏みつけられていた。ロープをまたいで火口縁に登っている人がたくさん見える。火口から500m以内は自己責任という問題ではなく原則立ち入り禁止なのだけれど・・・。

右に行くと、内側の外輪にあたる前掛山。現在のところ公式に登ることが出来る最高点、ということになるけれど、山の標高なんて長い地球史の中では常に変動するものなので、まあどうでもいい事かも。

13時30分ころに下山を開始した。浅間山荘での日帰り入浴が16時までだというので、急いで下る。
途中、火山館に立ち寄って10分ほどおにぎりを食べながら休憩をとった他は、登りも下りもほとんど歩き通しだった。
登る前に持っていた浅間山登山の、「荒涼とした砂礫の道の単調な登り下り」、というイメージは完全に崩れ去った。登山口からカモシカ平を経て火山館までの沢沿いの道と両脇から迫る断崖の景勝、沼の平から賽の河原の草原と林間、外輪までの火山らしい山肌、そして立ち上る噴気。浅間山は実に変化に富んだ姿を見せて楽しませてくれたのだった。
10:10 1417m 浅間山荘
11:30 1988m 火山館通過
12:36 2440m 第2外輪稜線
14:15-14:25 1988m 火山館
15:20 1417m 浅間山荘

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