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2011.12.31 大晦日は月山 (志津~姥ヶ岳1416mm地点まで)

sgassan11.jpg



アメダスのデータを利用したPowderSearch のグラフを見ると、ここ1週間の月山や八甲田の降りは半端ではない感じである。あまり降るとかえって雪崩が気になるけれど、しばらくご無沙汰の月山にあることを確かめに来た。

あること、というのは月山の雪質のことで、月山は確かに雪は多いのだけれど、どうも雪質がいいという印象がない。姥沢でたかだか標高1100m程度。日本海を北上する暖流のせいで気温もそれほど下がらず、湿った雪が大量に降るという感じで、降雪直後は緩い樹林帯で重たい雪に苦しめられるというマイナスのイメージが出来てしまっていた。

パウダーシーズンならば気温の低い八幡平や八甲田のほうが明らかに良いだろうし、春スキーでは鳥海山にかなわない。それが月山から足を遠のける原因にもなっていた。

厳冬期、寒気が入った降雪直後でないと本当の月山の実力はわからないだろうと、クリスマス寒波から続く寒気と降雪はリサーチするにはうってつけだったのだ。

前置きが長くなってしまったけれど、1週間続いた冬型が少し緩む予報の大晦日の朝5時半に仙台を出発。志津には7時ちょっと過ぎには着いてしまった。早速準備して出発。

7:35 720m 除雪終点からシールで出発。まだ誰も居なかったが丁度もう一台単独者が到着した。
sIMGP6471.jpg

車道上には前日のトレースがうっすら残っているけれど、それでもラッセルを強いられる。ネイチャーセンターから石跳川の左岸を行く。石跳川左岸といってももう1本小さな沢が平行していて、それもきちんと埋まっていない。自分はそのさらに左岸、後続の人はその沢の右岸を選んでいたが今日は後続の人の方が正解。小沢の左岸は急斜面の嫌らしいトラバースが2カ所出てくる。
sIMGP6477.jpg

やがて小沢も石跳川に吸収されて無くなってしまうが、石跳川上流も水流が丸見え。湯殿山からの沢が合流するところではゴーゴーと小滝になっている。
sIMGP6478.jpg

後続の人は湯殿山の沢をやり過ごしてから、きわどいスノーブリッジを石跳川右岸へ渡って湯殿山に入っていった。
sIMGP6482.jpg

10:00 1025m 予定の尾根の取り付き点に至って休憩していると、わずかな間だけ陽が差してきた。このまま天候回復かと思ったが、その後は全くダメだった。写真左の斜面を登っていく。
sIMGP6492.jpg

だんだん風が強くなる。せっかくの雪も風で飛ばされて尾根上は下の締まった雪が露出しているところもある。一部はウインドスラブを形成しているし、このまま風がふき続けばコンディションは悪化しそう。
sIMGP6505.jpg

谷を隔てた向こうにちょうど姥沢駐車場が見えるくらい登って来た。時折吹雪になって、もうここから先どこまで登れるかは行ってみないとわからない。森林限界くらいまで行けたらいいか。
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ブナは完全に終わってカバの疎林。それもほとんど埋まりかけている。雪はやはり表面はいいものの、中は気のせいか少しグズッとしていて水分が多い感じがする。しかし気温もマイナス6度で、一部は固くしまって表面の雪も風で飛ばされていよいよコンディションが怪しくなってきた。
sIMGP6509.jpg

11:26 1416m 手元の高度計では1390mだった。山頂まで標高差200mを残して終了とする。もう上に木はほとんど無さそう。吹雪で視界も悪いし、姥ヶ岳はここからが上に行くのが結構大変だ。
sIMGP6513.jpg

シールを剥がして速やかに下山開始。右手の沢状の斜面がいい感じ。最初は少しクラスト気味だったけれど、次第に楽しいパウダーとなった。さらに右手のやや深めの沢も良さそうであったけれど、なんとなく尾根筋に道を変えた。どちらにしても満足度は変わり無さそうで、今日は登った甲斐があったと嬉しくなった。

滑り出し付近は底が固くて表層が浅いけれど・・・
sIMGP6520.jpg

だんだん、しっかりパウダーゾーンになってきて・・・
sIMGP6522.jpg
sIMGP6524.jpg

ブナ林に入ると風も弱く天国の様相。
sIMGP6527.jpg
sIMGP6534.jpg

11:50 1010m 石跳川に戻ってくるともうトレースが消えかかっていた。再び左岸をトラバースを慎重にこなしつつ下りていく。シールは最後まで付けなかった。
sIMGP6538.jpg

12:32 811m ネイチャーセンターまで帰ってきたらもう安心。ここではほとんど雪もやんで風も穏やかであった。
sIMGP6552.jpg

12:55 720m 志津の除雪終点に到着。

気温も低く寒気も抜けきらない降雪直後の月山のブナの森は素晴らしいパウダースノーだった。斜面までのアプローチが長くてうんざりするけれど今日の斜面と雪は文句なしであった。この斜面なら仙台からの地の利を活かして再訪したいという気持ちになるのであった。
sgassan_20111231192546.jpg


それでは皆様、よいお年をお迎え下さい。
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    14:53 | Trackback : 0 | Comment : 2 | Top
Comment
2011.12.31 Sat 19:11  |  machi #-
押し迫りましたね~
年内最後は月山でしたかぁ
昨日ボーダーSさんが八甲田ガイドツアーに参加、天気も良いので本日は急遽八幡平へ行って来ました。入山者は十数名先頭ラッセルで1360mで力尽きました(>_<)
雪は少し重めでしたが楽しめました。
八幡平  [URL] [Edit]
2011.12.31 Sat 20:07  |  PIKANDA #-
Machiさん
こんばんは。久しぶりに月山が楽しいと思えた1日でした。相変わらずいい斜面へのアプローチには難がありますが・・・。八幡平、そろそろ雪も落ち着いていい感じだったのでは?アプローチの良さは月山と雲泥の差がありますね(笑)
正月の八甲田、よろしくおねがいします。
Re: 八幡平  [URL] [Edit]







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