PIKANDA PART2
2012.5.2 鳥海山 湯の台口 第1ヘアピン663m~宮様~滝の小屋~1660m地点

晴天が続いた連休前半は仕事だったので、天気の悪くなりそうな5/2に無理矢理休暇を取って出かけた。
全国的に雨予報で、晴れそうなのは秋田県くらいということで結局また鳥海山に行くことにする。前回は北からだったから、今度は南からアプローチ。
湯の台口にGWに来るのは初めてで、除雪せずに自然の融雪に任せている湯の台口はどこまで車が入れるのか、行ってみないとわからない。夜中の1時過ぎに湯の台に登って来てみると、大台野を過ぎてヘアピン1つ目でもう道路上に雪・・・。結局ここで車を転回して朝まで仮眠することにした。標高は663m。
朝4時半の陽が昇る前から準備を始める。山には黒い雲が掛かっている。風はそれほど強くない。気温11度。
5:13に雪の上をシールで歩き始めた。

ヘアピンは全てショートカット出来たけれど、もう藪が起き始めていて今日くらいで限界かも。

荒木川にかかる橋の手前から尾根に取り付いた。ちょっと急かな、と思って帰りに確認するとやはり正式なルートからは少し東にずれていた。

滝の小屋手前で森林限界。上はガスガス。

7:20 1272m 約2時間掛かって滝の小屋へ。3連休は賑わっただろうけれど、今はすっかり静まりかえっている。中をのぞいたけれど誰もいなかった。

7:56 1282m 小屋でしばらく休んでこれからどうするかを考える。天気は時間が経てば経つほどに悪くなるだろう。ただ、この時期の雪渓のつながり具合が見たかったので、小屋の裏手の斜面を登り始めた。
荒木川のほうにトラバースしながら高度を上げていく。雪はきれいなザラメで幾つものシュプールがついている。前日までに皆さんお楽しみだったようですね・・・。今は完全にガスの中。GPSのお陰で完全に自分の位置は把握できるけれど、これがなかればガスに巻かれて大変かな。

見覚えのある貝型の雪渓上部を過ぎても斜面をずっとトラバースしていく。実は行者岳に突き上げる尾根を確認したかったのだけれど、ガスのせいでどの雪渓がどこに繋がっているのか、あるいは切れているのかさっぱりわからない。途中で5m程度の藪こぎを強いられたりして、これは今日は目的を果たせそうにないということにようやく気がついた。

9:20 1650m あきらめた。

来た道を帰っていく。荒木川の源頭は斜面上部に横移動して上から一気に行く。ガスの中で自分のスキーのエッジの音しか聞こえない。この斜面が今日のハイライトだった。

やがて右手に藪が見えて楽しい時間の終わりを知る。下り過ぎないように右手に舵を切って、滝の小屋に到着した。

あとは休むことなく宮様コースを下っていく。

宮様のために切り開かれた森。

途中、車道上の雪が切れたところでスキーを脱いで庄内浜をバックに記念撮影。

10:42 662m 駐車地点に到着。ここでシールやスキーを乾かしながらのんびりと過ごした。天気のいいときにまた来てみよう。
山が今ひとつだったので、帰りに立ち寄った「玉簾の滝」の春の様子を数枚。
山桜と新緑

名瀑





その後八幡の温泉でゆっくりして、午後3時ころに帰ろうとすると雲が取れてきた・・・。

晴れてきたので鉾立にも上がってみたけれど、藪が結構でてますね。今年は雪解けが早そう。

全国的に雨予報で、晴れそうなのは秋田県くらいということで結局また鳥海山に行くことにする。前回は北からだったから、今度は南からアプローチ。
湯の台口にGWに来るのは初めてで、除雪せずに自然の融雪に任せている湯の台口はどこまで車が入れるのか、行ってみないとわからない。夜中の1時過ぎに湯の台に登って来てみると、大台野を過ぎてヘアピン1つ目でもう道路上に雪・・・。結局ここで車を転回して朝まで仮眠することにした。標高は663m。
朝4時半の陽が昇る前から準備を始める。山には黒い雲が掛かっている。風はそれほど強くない。気温11度。
5:13に雪の上をシールで歩き始めた。

ヘアピンは全てショートカット出来たけれど、もう藪が起き始めていて今日くらいで限界かも。

荒木川にかかる橋の手前から尾根に取り付いた。ちょっと急かな、と思って帰りに確認するとやはり正式なルートからは少し東にずれていた。

滝の小屋手前で森林限界。上はガスガス。

7:20 1272m 約2時間掛かって滝の小屋へ。3連休は賑わっただろうけれど、今はすっかり静まりかえっている。中をのぞいたけれど誰もいなかった。

7:56 1282m 小屋でしばらく休んでこれからどうするかを考える。天気は時間が経てば経つほどに悪くなるだろう。ただ、この時期の雪渓のつながり具合が見たかったので、小屋の裏手の斜面を登り始めた。
荒木川のほうにトラバースしながら高度を上げていく。雪はきれいなザラメで幾つものシュプールがついている。前日までに皆さんお楽しみだったようですね・・・。今は完全にガスの中。GPSのお陰で完全に自分の位置は把握できるけれど、これがなかればガスに巻かれて大変かな。

見覚えのある貝型の雪渓上部を過ぎても斜面をずっとトラバースしていく。実は行者岳に突き上げる尾根を確認したかったのだけれど、ガスのせいでどの雪渓がどこに繋がっているのか、あるいは切れているのかさっぱりわからない。途中で5m程度の藪こぎを強いられたりして、これは今日は目的を果たせそうにないということにようやく気がついた。

9:20 1650m あきらめた。

来た道を帰っていく。荒木川の源頭は斜面上部に横移動して上から一気に行く。ガスの中で自分のスキーのエッジの音しか聞こえない。この斜面が今日のハイライトだった。

やがて右手に藪が見えて楽しい時間の終わりを知る。下り過ぎないように右手に舵を切って、滝の小屋に到着した。

あとは休むことなく宮様コースを下っていく。

宮様のために切り開かれた森。

途中、車道上の雪が切れたところでスキーを脱いで庄内浜をバックに記念撮影。

10:42 662m 駐車地点に到着。ここでシールやスキーを乾かしながらのんびりと過ごした。天気のいいときにまた来てみよう。
山が今ひとつだったので、帰りに立ち寄った「玉簾の滝」の春の様子を数枚。
山桜と新緑

名瀑





その後八幡の温泉でゆっくりして、午後3時ころに帰ろうとすると雲が取れてきた・・・。

晴れてきたので鉾立にも上がってみたけれど、藪が結構でてますね。今年は雪解けが早そう。

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Comment
天候が残念でしたね。その日、北海道も晴れるのは道北の方だけみたいだったので、北上の予定を1日早めたりしました。
4月末から高温が続いているので、すごい勢いで雪解けが進み、同時に花が一斉開花。1~2日で山は新緑に覆われ、桜が一気に満開で驚きました。
旭川では公式記録として、桜の開花宣言と満開が同日となり、観測史上初とか。しかも函館より旭川の開花が早いというおまけつき。山の雪も一気に消えてしまいました。
4月末から高温が続いているので、すごい勢いで雪解けが進み、同時に花が一斉開花。1~2日で山は新緑に覆われ、桜が一気に満開で驚きました。
旭川では公式記録として、桜の開花宣言と満開が同日となり、観測史上初とか。しかも函館より旭川の開花が早いというおまけつき。山の雪も一気に消えてしまいました。
雪解け [URL] [Edit]
2012.05.04 Fri 17:34 | PIKANDA #-
>>えむとらさん
北海道も相当な早さで雪解けのようですね。あちこちで話題になっていました。そうそう、北竜のひまわりソフト、以前私も食べましたよ~(笑)
ちなみに私は今日はなぜか栂池にいます。
北海道も相当な早さで雪解けのようですね。あちこちで話題になっていました。そうそう、北竜のひまわりソフト、以前私も食べましたよ~(笑)
ちなみに私は今日はなぜか栂池にいます。
[URL] [Edit]