PIKANDA PART2
2012.6.27 Mammut (Snowpulse) 旧型シリンダー・リコールについて情報提供

半年ほど前にスノーパルス・エアバッグのシリンダー・リコールについて記事を書きましたが、自分自身は忙しさにかまけてリコール対象シリンダーを放置していました。
先日、実際にリコールに応じてシリンダーを交換された方(以下、Yさんとします)から重要な情報を頂きましたので、Yさんの同意を元に公開します。
Yさんもカナダの代理店、Avalanche safety solutions (A.S.S.) からエアバッグを入手されていたので、まずはA.S.S.に連絡してみたそうです。A.S.S.は「メーカーに問い合わせる」と返事をくれたものの、それきりだったとのことでした。そこでYさんはメーカーに直接連絡してシリンダーを交換しようとしましたが、これもすんなり行かなかったようです。
メーカーのマムートからは、「我々のシリンダーは日本では認可されていないので、シリンダーそのものは送れないが、ゲージなら送れる。けれど、その前にまず日本国内で充填ができるのかどうかやってみてくれ。」と言われたとのことでした。
この時点で、Yさんはメーカーからも代理店からもシリンダーの交換を受けてもらえない状況に陥ってしまいました。しかしYさんは幸運にもドイツに出張する機会があり、なんとか現地で交換して帰ってくることが出来たのです。
交換したシリンダーは、「ゲージの外観は頼りないままで、違いはゲージ文字盤にⒶマークがあるくらい」だったとのことで、苦労してリコールに応じる必要は無かったかもしれないとのことでした。
以下にYさんに送って頂いた写真を掲載します。
左がリコール前のシリンダー、右がリコール後のシリンダーです。ゲージ以外は変更ありませんが、リコール後の物はリファービッシュ品のような感じだったとの事でした。
_New(R)s.jpg)
新シリンダーの箱です。バージョン2010となっていますが、リコールのアナウンスは2011年末です。1年以上前にすでに対策品が出ていたということなのでしょうか。

新シリンダーのゲージです。Ⓐマークが付いていることでリコール前の物とは区別できるようですが、相変わらずオモチャのようなゲージです。

マムート(スノーパルス)製品について言えば、代理店(カナダのA.S.S.など)はとりあえず日本のユーザーに販売はします。しかし、リコールなど何かしらの問題が生じた場合は対応しきれないようです。これはメーカーサイドが日本ではシリンダーが認可されていないことを十分に解っていて、日本には売らない、送らない、というスタンスをとっているためだと考えられます。
マムートのエアバッグを購入する場合には、こうしたリスクも十分に検討する必要がある、ということになります。
私自身はやはりBCAフロートだけではつまらないので、この先もしばらくマムート=スノーパルスと付き合って行くつもりですが・・・。
Yさん、貴重な情報をありがとうございました。
先日、実際にリコールに応じてシリンダーを交換された方(以下、Yさんとします)から重要な情報を頂きましたので、Yさんの同意を元に公開します。
Yさんもカナダの代理店、Avalanche safety solutions (A.S.S.) からエアバッグを入手されていたので、まずはA.S.S.に連絡してみたそうです。A.S.S.は「メーカーに問い合わせる」と返事をくれたものの、それきりだったとのことでした。そこでYさんはメーカーに直接連絡してシリンダーを交換しようとしましたが、これもすんなり行かなかったようです。
メーカーのマムートからは、「我々のシリンダーは日本では認可されていないので、シリンダーそのものは送れないが、ゲージなら送れる。けれど、その前にまず日本国内で充填ができるのかどうかやってみてくれ。」と言われたとのことでした。
この時点で、Yさんはメーカーからも代理店からもシリンダーの交換を受けてもらえない状況に陥ってしまいました。しかしYさんは幸運にもドイツに出張する機会があり、なんとか現地で交換して帰ってくることが出来たのです。
交換したシリンダーは、「ゲージの外観は頼りないままで、違いはゲージ文字盤にⒶマークがあるくらい」だったとのことで、苦労してリコールに応じる必要は無かったかもしれないとのことでした。
以下にYさんに送って頂いた写真を掲載します。
左がリコール前のシリンダー、右がリコール後のシリンダーです。ゲージ以外は変更ありませんが、リコール後の物はリファービッシュ品のような感じだったとの事でした。
_New(R)s.jpg)
新シリンダーの箱です。バージョン2010となっていますが、リコールのアナウンスは2011年末です。1年以上前にすでに対策品が出ていたということなのでしょうか。

新シリンダーのゲージです。Ⓐマークが付いていることでリコール前の物とは区別できるようですが、相変わらずオモチャのようなゲージです。

マムート(スノーパルス)製品について言えば、代理店(カナダのA.S.S.など)はとりあえず日本のユーザーに販売はします。しかし、リコールなど何かしらの問題が生じた場合は対応しきれないようです。これはメーカーサイドが日本ではシリンダーが認可されていないことを十分に解っていて、日本には売らない、送らない、というスタンスをとっているためだと考えられます。
マムートのエアバッグを購入する場合には、こうしたリスクも十分に検討する必要がある、ということになります。
私自身はやはりBCAフロートだけではつまらないので、この先もしばらくマムート=スノーパルスと付き合って行くつもりですが・・・。
Yさん、貴重な情報をありがとうございました。
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Comment
はじめまして。色々と検索しているうちにこのブログにたどり着きました。
かなり古い記事へのコメントで申し訳ありません。
記事を見て、自分もSNOWPLUSEを採用しているエアバックを使用していますが、並行物と思われタンクに国内認可の印がない物と思われます。
再充填ができなくて困ってました。
リコール前の商品です。ちなみにエアバッグはFERRINOのエアバッグです。
エアバックのエアーを充填する方法または、充填できる旧タイプのタンクの購入方法はあるのでしょうか?
いきなりの質問で申し訳ありませんが、もしわかるのであれば教えてください。
かなり古い記事へのコメントで申し訳ありません。
記事を見て、自分もSNOWPLUSEを採用しているエアバックを使用していますが、並行物と思われタンクに国内認可の印がない物と思われます。
再充填ができなくて困ってました。
リコール前の商品です。ちなみにエアバッグはFERRINOのエアバッグです。
エアバックのエアーを充填する方法または、充填できる旧タイプのタンクの購入方法はあるのでしょうか?
いきなりの質問で申し訳ありませんが、もしわかるのであれば教えてください。
旧型シリンダーについて [URL] [Edit]
2018.12.12 Wed 13:11 | PIKANDA #-
こんにちは!初めまして。ご質問ありがとうございます。
スノーパルスのシリンダー、ヨーロッパ仕様の300気圧のものと、北米仕様の200気圧程度のものと、2通りありました。
基本的にはスキューバダイビング用のタンクから空気を移動させることで充填するのですが、それがたしか250気圧くらいだったはずで、ヨーロッパ仕様のシリンダーには充填できない、ということになります。
お持ちのシリンダーが北米仕様のものでしたら、上の方法で充填可能です。
スノーパルスのシリンダー、ヨーロッパ仕様の300気圧のものと、北米仕様の200気圧程度のものと、2通りありました。
基本的にはスキューバダイビング用のタンクから空気を移動させることで充填するのですが、それがたしか250気圧くらいだったはずで、ヨーロッパ仕様のシリンダーには充填できない、ということになります。
お持ちのシリンダーが北米仕様のものでしたら、上の方法で充填可能です。
[URL] [Edit]
回答ありがとうございます。
多分、自分が持っている物はヨーロッパ仕様のものだと思います。
なので、充填できない物だと思われます。
で、国内対応の旧型シリンダーが売っていないものかと探していました。
なんせ、情報量が少なすぎて困っていました。
多分、自分が持っている物はヨーロッパ仕様のものだと思います。
なので、充填できない物だと思われます。
で、国内対応の旧型シリンダーが売っていないものかと探していました。
なんせ、情報量が少なすぎて困っていました。
[URL] [Edit]
2018.12.15 Sat 20:24 | PIKANDA #-
>>Takeya様
スノーパルスシリンダー充填につきましては、私よりも三段山クラブの主宰の方にお聞きいただいたほうが、より正確な情報が得られると思います。
是非問い合わせてみていただければ、と思います。
スノーパルスシリンダー充填につきましては、私よりも三段山クラブの主宰の方にお聞きいただいたほうが、より正確な情報が得られると思います。
是非問い合わせてみていただければ、と思います。
[URL] [Edit]
PIKANDA様
回答ありがとうございます。
検索してお聞きしてみたいと思います。
情報ありがとうございました。非常にたすかりました。
回答ありがとうございます。
検索してお聞きしてみたいと思います。
情報ありがとうございました。非常にたすかりました。
[URL] [Edit]