PIKANDA SEASON 2
2012.8.7 カムチャツカ(6) ビュルチンスキー山麓キャンプ地
船から下りた客の半分が港で待っていた6WDに乗り換えた。これで100kmほど離れた今夜のキャンプ地まで行くらしい。宿に残してきたスーツケースはいつの間にか後のほうに積み込まれていた。
私は一番前の席、ロシア人の中年女性の隣に座ることになった。とりあえず最初が肝心かと思って、パスポートを取り出して表紙を見せ、次に中を開いて名前と生年月日を教える。おばさんはにっこり笑って「アロー」と言った。こちらもようやく覚えた「ドブルイディン(こんにちは)」と言って握手。あとは大して話もしなかったが大体気心が知れて楽に過ごせた。明日の朝には自分の年齢と国籍はきっとみんなに伝わっているだろう。
デンマーク人のメスも、スロバキア人のマイクとケイトも後の方に座っている様だった。ガイドのキリルが熊よけの大型犬を連れて乗り込んできて、ロシア語で何か説明しているがさっぱり解らない。周囲のロシア語の会話を音楽のようにボーッと聞いていると、それに混じって後の方から「犬にえさを与えないでね」という英語が聞こえてきた。ケイトが私のためにわざわざ教えてくれたのであった。
カムチャツカ名物6WD。古い軍用車を改造しているらしく、かなりの悪路を走れる。

これはまだまともな「道路」。この先どんどん道は悪くなる。パラトゥンカの国立公園入り口。

美味しい水が流れている「銀の川」。ここで木の枝に布を結びつけると「どんな願いでも叶う」のだとか。

キリルがチェーンソーを持って森に入っていき、キャンプファイヤー用の丸太を何本か切り出してきた。それをガイドと客が協力して天井に載せていく。

霧雨のキャンプ地に到着。もう20時を過ぎているので急いでテントを設営。大体2人で1つの割り当てになり、私はメスと一緒の割り当てとなって、この北京在住のデンマーク人と2晩を同じテントで過ごすことになったのだった。

さっき切り出してきた木に火を付けて、キャンプファイヤーが始まる。テントを張り終えた者から集まってきて、各々途中で買ってきた酒を飲み始めた。気持ちよくなってきたところで夕食の時間となった。黄色いテントが食事用であった。

(続く)
私は一番前の席、ロシア人の中年女性の隣に座ることになった。とりあえず最初が肝心かと思って、パスポートを取り出して表紙を見せ、次に中を開いて名前と生年月日を教える。おばさんはにっこり笑って「アロー」と言った。こちらもようやく覚えた「ドブルイディン(こんにちは)」と言って握手。あとは大して話もしなかったが大体気心が知れて楽に過ごせた。明日の朝には自分の年齢と国籍はきっとみんなに伝わっているだろう。
デンマーク人のメスも、スロバキア人のマイクとケイトも後の方に座っている様だった。ガイドのキリルが熊よけの大型犬を連れて乗り込んできて、ロシア語で何か説明しているがさっぱり解らない。周囲のロシア語の会話を音楽のようにボーッと聞いていると、それに混じって後の方から「犬にえさを与えないでね」という英語が聞こえてきた。ケイトが私のためにわざわざ教えてくれたのであった。
カムチャツカ名物6WD。古い軍用車を改造しているらしく、かなりの悪路を走れる。

これはまだまともな「道路」。この先どんどん道は悪くなる。パラトゥンカの国立公園入り口。

美味しい水が流れている「銀の川」。ここで木の枝に布を結びつけると「どんな願いでも叶う」のだとか。

キリルがチェーンソーを持って森に入っていき、キャンプファイヤー用の丸太を何本か切り出してきた。それをガイドと客が協力して天井に載せていく。

霧雨のキャンプ地に到着。もう20時を過ぎているので急いでテントを設営。大体2人で1つの割り当てになり、私はメスと一緒の割り当てとなって、この北京在住のデンマーク人と2晩を同じテントで過ごすことになったのだった。

さっき切り出してきた木に火を付けて、キャンプファイヤーが始まる。テントを張り終えた者から集まってきて、各々途中で買ってきた酒を飲み始めた。気持ちよくなってきたところで夕食の時間となった。黄色いテントが食事用であった。

(続く)
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