PIKANDA SEASON 2
2012.8.8 カムチャツカ(7) ムトゥノフスキーの氷河と噴気口
ロシア人達は相変わらず朝遅い。7時30分くらいになってようやくみんな起き出してきた。どうやらロシアのサマータイムは、ロシア人達にとっても辛いシステムのようだった。8時朝食。昨夜のスープがとても美味しかったのとは対照的にまずい麦粥だった。今日は2時間ほど車に揺られてムトゥノフスキー火山に噴気口を見に行く。心配した天気も回復傾向であった。
キャンプ地周囲は綺麗な小川が流れ、見たことの無い花が咲き乱れる。トイレはテントサイトの一番奥にボットントイレ程度の長方形で40cmほどの深さに地面を掘って簡易テントで覆っただけのものだった。キャンプが済んだら土をかけて埋めておしまいということなのだろう。トイレットペーパーも構わずにその穴に捨てていたけれど、このキャンプ地はこの先何度も使われるのであろうに、このシステムではいずれ破綻するだろうと心配になった。
この2日間、ここ以外にトイレは一切ない。今日の行動中もしたくなったら男も女も関係なくどこか岩陰へ行く、ということである。
私は大の方をしたいような、したくないような、中途半端な気分のまま車に乗ってしまった。ムトゥノフスキーからの下山中には結構催していて、どこか岩陰をと思ったものの、結局下山してしまうともうチャンスは無かった。変な汗を流しながら2時間も6WDに揺られて帰ってきたのであった。
明るくなるのは朝6時ころ。




7時半までほとんど誰も出てこない。とにかく宵っ張りな人々。右奥の黄色が簡易トイレ。

キャンプ地から今日の目的の火山まで片道2時間。

まだガスがかかっている山道を歩きだす。今日のトレッキングは標高差は300m程度。

谷筋の道を行く。

砂のオブジェ。

急な坂を登っていくと噴気が見えてきた。

日本にもカムチャツカ同様に多くの火山があるけれど、この「氷河と噴気口」の組合せだけは日本では見ることが出来ない貴重な風景。



火山オタクの自分はひたすら感動。

ここでランチタイム。

ロシア人ガイドの一人、31才。この人もイワンといった。サンクトペテロブルグで英語の学位を取ったというだけあって、見事な英語を話す。どういうわけか今は夏はトレッキングガイドをして働き、冬はカムチャツカで寿司を握るのだという。以前、東京に住んでいた時に知り合った日本人のガールフレンドとカムチャツカにいるらしい。

ムトゥノフスキー火山と浸食されて深くえぐれた谷。


荒涼とした大地を帰る。


ヴィルチンスキー山麓のキャンプ地に到着。暑い午後だった。

(続く)
キャンプ地周囲は綺麗な小川が流れ、見たことの無い花が咲き乱れる。トイレはテントサイトの一番奥にボットントイレ程度の長方形で40cmほどの深さに地面を掘って簡易テントで覆っただけのものだった。キャンプが済んだら土をかけて埋めておしまいということなのだろう。トイレットペーパーも構わずにその穴に捨てていたけれど、このキャンプ地はこの先何度も使われるのであろうに、このシステムではいずれ破綻するだろうと心配になった。
この2日間、ここ以外にトイレは一切ない。今日の行動中もしたくなったら男も女も関係なくどこか岩陰へ行く、ということである。
私は大の方をしたいような、したくないような、中途半端な気分のまま車に乗ってしまった。ムトゥノフスキーからの下山中には結構催していて、どこか岩陰をと思ったものの、結局下山してしまうともうチャンスは無かった。変な汗を流しながら2時間も6WDに揺られて帰ってきたのであった。
明るくなるのは朝6時ころ。




7時半までほとんど誰も出てこない。とにかく宵っ張りな人々。右奥の黄色が簡易トイレ。

キャンプ地から今日の目的の火山まで片道2時間。

まだガスがかかっている山道を歩きだす。今日のトレッキングは標高差は300m程度。

谷筋の道を行く。

砂のオブジェ。

急な坂を登っていくと噴気が見えてきた。

日本にもカムチャツカ同様に多くの火山があるけれど、この「氷河と噴気口」の組合せだけは日本では見ることが出来ない貴重な風景。



火山オタクの自分はひたすら感動。

ここでランチタイム。

ロシア人ガイドの一人、31才。この人もイワンといった。サンクトペテロブルグで英語の学位を取ったというだけあって、見事な英語を話す。どういうわけか今は夏はトレッキングガイドをして働き、冬はカムチャツカで寿司を握るのだという。以前、東京に住んでいた時に知り合った日本人のガールフレンドとカムチャツカにいるらしい。

ムトゥノフスキー火山と浸食されて深くえぐれた谷。


荒涼とした大地を帰る。


ヴィルチンスキー山麓のキャンプ地に到着。暑い午後だった。

(続く)
- 関連記事
-
- カムチャツカ余録(4) おしまい (2012/08/28)
- カムチャツカ余録(3) ビザと滞在証明 (2012/08/25)
- カムチャツカ余録(2) メイド・イン・ジャパン (2012/08/22)
- カムチャツカ余録(1) シャリバテ (2012/08/22)
- 2012.8.10 カムチャツカ(10) MATANE (2012/08/18)
- 2012.8.9 カムチャツカ(9) ゴーレリースキーの巨大クレーター (2012/08/17)
- 2012.8.8 カムチャツカ(8) イワンの祈り (2012/08/17)
- 2012.8.8 カムチャツカ(7) ムトゥノフスキーの氷河と噴気口 (2012/08/16)
- 2012.8.7 カムチャツカ(6) ビュルチンスキー山麓キャンプ地 (2012/08/16)
- 2012.8.7 カムチャツカ(5) アバチャ湾 (2012/08/15)
- 2012.8.6 カムチャツカ(4) イワンと山登り アバチンスキー (2012/08/14)
- 2012.8.5 カムチャツカ(3) やっぱり現金 (2012/08/14)
- 2012.8.4 カムチャツカ(2) ロシア語デビュー (2012/08/13)
- 2012.8.4 カムチャツカ (1) ウラジオストク (2012/08/12)
- 2008.9.17 NZの交通ルール (2008/09/17)
Comment