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PIKANDA SEASON 2

2012.8.10 カムチャツカ(10) MATANE

良く晴れた朝のパラトゥンカのホテル、旅を続ける人々は大型バスで出発していった。3日間一緒だったメス、マイク、ケイトとはここでお別れで、ひとしきり挨拶を済ませるとがっちりと握手をしてバスに乗り込んでいった。

今日中にカムチャツカを発つのは私とユリアとやはりモスクワから来た31才のコースチイの3人。(ロシア人は同じ名前が本当に多い。)3人で手を振ってバスを見送ってから遅い朝食をとる。それまでの3日間、全く接点が無かったコースチイはとうとう英語で話を始めた。一度話をすると相当フレンドリーないい奴であることが解ったが、どうせならもっと早く話かけてくれたらよかったのにと思った。お互い様ではあるけれど・・・。彼も一人旅とのことで、一緒に過ごしたロシア人の半数は一人旅だったことに気付いた。

10時過ぎに、初日に迎えに来てくれた運転手のバージャが現れてピックアップしてくれた。マーケットで買い物をしているうちにあっという間に時間となり空港へと向かう。モスクワ行きの出発のほうが2時間ほど早かったので2人とは空港の入り口でお別れということになった。

「ダスピダーニャ」と言いながら2人と握手を交わす。ユリアが日本語で「さよなら」と言うので、「またね」と返した。意味がわからなかったようでキョトンとしているので、「さよなら」と「またね」の違いを説明してあげると、彼女は最高の笑顔で「またね!」と手を振ってゲートに消えていった。

ウラジオストク行きの飛行機も今日は定刻に離陸。蛇行する原始のままの川、美しい湿地帯、連なる山並み、なにもかもが夕陽を浴びてキラキラと輝いていた。素晴らしいカムチャツカの自然と、お世話になった人々へ、ありがとう。


パラトゥンカのホテルの狭いベッドの床板は折れていた。
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バージャの運転で、パラトゥンカからマーケットへ向かう。
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ユリアもコースチイもイクラを大量に購入。モスクワでは喜ばれるのだとか。ユリアは大きな鮭の干物も買っていたが、手荷物で機内に持ち込むと言っていた。
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コリャークスキーには少し雲が掛かっていた。
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連絡バスから搭乗口を振り返る。さよならカムチャツカ。
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(完)
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