PIKANDA PART2
2013.2.10 この冬の北海道徘徊記(11) ニセコ→札幌→苫小牧(完)

最高の雪だったアンヌプリのあと、後ろ髪を引かれつつ五色温泉を後にする。翌日が最終日で、もう一度五色温泉からイワオヌプリを目指すか、それとも新たに後方羊蹄山に行くか迷ってしまった。結局どっちつかずでニセコの道の駅で車中泊。夜はマイナス19度まで冷え込んだけれど、エンジンをかけないでも過ごせた。
朝5時半、山の端が明るくなってくると、羊蹄山の輪郭が見えてきた。山頂まではちょっと難しいかもしれないけれど、また下見の積もりで行ってみようかと京極の登山口に移動。日が登っても気温なかなか上がってこない。準備していると札幌ナンバーのボーダーカップルがやってきた。
北海道に来てから寒さのせいなのかABS、サスペンション、オイル、排気系などあらゆるアラートが点いたり消えたり。サスペンションのセンサーは最後まいかれたままだった。
お先に行こうと思って車の窓を閉めようとしたら、何度やっても上がらない。道中なんか変な音がすると思って気にしていたら、ここに来てついに壊れてしまったらしい。もう十分に山遊びしたしもういいや、ということで今日の山行はあっさり中止。神様がもうやめとけと言っているのでしょう。カップルに手を振って見送った。

札幌までマイナス10度の中を窓全開で走っていった。もし吹雪だったら最悪だっただろう。ディーラーで応急処置をしてもらい、遅い昼ご飯にラーメンを食べてようやく人心地付く。
長い休暇の充実した時間を振り返ると、どこに行ってもなんとなく優しい人がいる北の大地。またいろいろな人のお世話になってしまった。ありがとうございました。厳冬期の遠征を無事にこなした安堵感よりも、ここを去ることの寂しさを感じながら、のろのろと苫小牧まで走って行った。

結局、天気を見ながら行き当たりバッタリで行き先を決めて歩いた9日間、三段山、狩勝山、海別岳、旭岳、美瑛富士、ニセコアンヌプリの順に6つの山にお邪魔した。登頂したのは狩勝山と旭岳。登りでの獲得標高は合計で約3500m。スキーでの総滑走距離は20km程度だった。単純に山中での行動距離は約40km。
苫小牧と仙台の往復は、車付きのS寝台で片道14400円の特割を利用すると非常に安くあがる。難点は予約変更が出来ないことと、キャンセルの場合は返金されないこと。9日間の道内の走行距離は2300kmでガソリン代の方がはるかに大きかった。
朝5時半、山の端が明るくなってくると、羊蹄山の輪郭が見えてきた。山頂まではちょっと難しいかもしれないけれど、また下見の積もりで行ってみようかと京極の登山口に移動。日が登っても気温なかなか上がってこない。準備していると札幌ナンバーのボーダーカップルがやってきた。
北海道に来てから寒さのせいなのかABS、サスペンション、オイル、排気系などあらゆるアラートが点いたり消えたり。サスペンションのセンサーは最後まいかれたままだった。
お先に行こうと思って車の窓を閉めようとしたら、何度やっても上がらない。道中なんか変な音がすると思って気にしていたら、ここに来てついに壊れてしまったらしい。もう十分に山遊びしたしもういいや、ということで今日の山行はあっさり中止。神様がもうやめとけと言っているのでしょう。カップルに手を振って見送った。

札幌までマイナス10度の中を窓全開で走っていった。もし吹雪だったら最悪だっただろう。ディーラーで応急処置をしてもらい、遅い昼ご飯にラーメンを食べてようやく人心地付く。
長い休暇の充実した時間を振り返ると、どこに行ってもなんとなく優しい人がいる北の大地。またいろいろな人のお世話になってしまった。ありがとうございました。厳冬期の遠征を無事にこなした安堵感よりも、ここを去ることの寂しさを感じながら、のろのろと苫小牧まで走って行った。

結局、天気を見ながら行き当たりバッタリで行き先を決めて歩いた9日間、三段山、狩勝山、海別岳、旭岳、美瑛富士、ニセコアンヌプリの順に6つの山にお邪魔した。登頂したのは狩勝山と旭岳。登りでの獲得標高は合計で約3500m。スキーでの総滑走距離は20km程度だった。単純に山中での行動距離は約40km。
苫小牧と仙台の往復は、車付きのS寝台で片道14400円の特割を利用すると非常に安くあがる。難点は予約変更が出来ないことと、キャンセルの場合は返金されないこと。9日間の道内の走行距離は2300kmでガソリン代の方がはるかに大きかった。
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Comment
2013.02.11 Mon 21:26 | Mおか #-
お疲れさまでした~。冬の荒野をさすらうと、さすがに色々な事が起きるようで・・・車中泊直前の窓全開では無くてよかったです。(笑)
おかげさまでハードな旅を画面のこちら側で疑似体験させていただきましたが、大変だったでしょうねえ・・・さらっと書かれてますが・・・
最後は何かこう、すがすがしい感じが伝わってきましたね。
おかげさまでハードな旅を画面のこちら側で疑似体験させていただきましたが、大変だったでしょうねえ・・・さらっと書かれてますが・・・
最後は何かこう、すがすがしい感じが伝わってきましたね。
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2013.02.11 Mon 22:44 | PIKANDA #-
>>Mおかさん
こんばんは。確かにさあ寝ようという時の窓全開でなくて良かったです。考えたくもない状況ですね(笑)。
時間に追われることもなく、登らなきゃというmustの要素もありませんでした。登りたいから登るし休みたいから休む、というかなり自由な旅が出来たので大変という感じはしなかったです。車中泊から厳冬期に知床縦走ができるくらいの装備も持っていましたし。単独で寂しいという事も無かったですし、潜在的に徘徊癖があるんですね、きっと(笑)。
こんばんは。確かにさあ寝ようという時の窓全開でなくて良かったです。考えたくもない状況ですね(笑)。
時間に追われることもなく、登らなきゃというmustの要素もありませんでした。登りたいから登るし休みたいから休む、というかなり自由な旅が出来たので大変という感じはしなかったです。車中泊から厳冬期に知床縦走ができるくらいの装備も持っていましたし。単独で寂しいという事も無かったですし、潜在的に徘徊癖があるんですね、きっと(笑)。
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2300kmですか。東京からだと大分県を往復できる距離ですね。
若い時は平気だったけど、今はとてもとても。。。
PIKAさんの移動力に平伏。
自分は40日間居てようやく3000kmくらいでしたよ。
それはそれとして、
「登りたいから登る」
それが一番です。
若い時は平気だったけど、今はとてもとても。。。
PIKAさんの移動力に平伏。
自分は40日間居てようやく3000kmくらいでしたよ。
それはそれとして、
「登りたいから登る」
それが一番です。
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2013.02.12 Tue 22:30 | PIKANDA #-
>>えむとらさん。こんばんは。白馬方面もいい雪だったみたいですね。北海道にいると、どこもかしこも雪だらけで、ほんとにちょっとした国道沿いの山でも楽しめるんですよね。
住んでみたいなと思いますけれど、逆に北海道に旅行に行く楽しみが無くなっちゃいます(笑)。
もっと色々なところに行ってみて、「登りたいと思うところに登りたい」と思っています。
住んでみたいなと思いますけれど、逆に北海道に旅行に行く楽しみが無くなっちゃいます(笑)。
もっと色々なところに行ってみて、「登りたいと思うところに登りたい」と思っています。
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