PIKANDA PART2
2013.3.3 太平山 (秋田市植物園145m~仁別国民の森235m) 仁別森林鉄道跡

全国的にはマイナーであろうこの山も秋田市民にとっては心の山みたいなもので、子供の頃に毎日見上げて育った太平山で山スキーをしてみたい、というのが最近のテーマの一つだった。
土曜は仙台も嵐。夜になって風が止んで星も出てきた。北のほうはまだ嵐から抜けきっておらず、高速は北上西から横手まで吹雪で通行止めだった。盛岡まで行って国道を走り太平山麓には予定より大幅に遅れて午前4時にようやく到着した。
子供の頃に通ったスキー場周辺もすっかり様変わりしていて、どこから山に入ったらいいのか見当も付かない。一寝入りして明るくなってから植物園の駐車場に移動してようやくスタートする目途がついた。
剱岳で偶然に知り合って山行をご一緒した秋田のMokさんに前夜メールを入れておいたけれど、ひょっとしたら現れるかなあと、思いつつ準備をする。
8:20 145m 植物園駐車場には他に車は無かったけれど早朝に入ったと思われる足跡が一つ先行していた。

少し行くと仁別サイクリングロードに入る。1909年に開かれた仁別森林鉄道の旭又線跡を利用して作られている。鉄道の廃止は1968年とのことで、サイクリングロードはその10年後に整備された。先行者はスノーシューに履き替えたらしく、大きなストライドでぐんぐんとトレースが付けられていた。

ひょっとしたら底板が無いかも、などと思いつつおそるおそる渡る。旭川の渓谷沿いに引かれていた鉄路を渡した橋を4-5本渡って進んで行った。

気温はマイナス2℃程度とそれほど低くない。それでも谷は凍り付いている。


ところどころ上から落ちてきたデブリを乗り越えつつ谷沿いの廃線跡のサイクリングロードを行く。


途中でテンの出迎えもあり。

10:20 約2時間、5.5kmの水平移動で冬季閉鎖中の仁別森林博物館に到着。散策路の橋も雪の重みに耐えていた。

ここから旭又沢の登山口まで1時間。その先、山頂まで2~3時間。帰りの水平移動にかかる時間を考えると、どう考えても今日は山頂までいくことは出来そうもない。先行者は先へ進んだようだけれど、こちらはどこで引き返そうかと思いながら相変わらずトレースを追いかける。
さらに1kmほど歩くと前方からトレースの主が現れて遠くから大声で呼んでいる。やはりこの時期にこんなところに入る物好きはそうそういないらしく、期待した通りMokさんであった。剱岳以来の再会を喜んで握手する。ほっと気が抜けてもう今日はここでお終いにしてMokさんと来た道を戻ることにした。

渓谷沿いの廃線跡は上も下も気にするところが多くて意外にストレスフル。スキーを脱がないと越えられないところも3カ所ほどあった。

上から何が落ちてくるかわからないところを高巻く必要があるところも1カ所。

かつては秋田市民の水源だった旭川源流の美しい水を眺めながらのんびり帰る。


だんだん谷が深くなって水面から離れるとゴールの植物園はもうすぐ。

12:52 往復12km、4時間半のクロスカントリー。シールは最初から最後まで付けっぱなし。Mokさんのトレースがなかったら森林博物館まで行けずに途中で引き返していただろう。Mokさんありがとうございました。
秋田・太平山の奥岳は冬はアプローチだけでも不安定な崖沿いの道を往復16kmほど歩かなくてはいけない。今回は下見だけで終わってしまった。計画を練り直して再チャレンジしてみたいと思う。
土曜は仙台も嵐。夜になって風が止んで星も出てきた。北のほうはまだ嵐から抜けきっておらず、高速は北上西から横手まで吹雪で通行止めだった。盛岡まで行って国道を走り太平山麓には予定より大幅に遅れて午前4時にようやく到着した。
子供の頃に通ったスキー場周辺もすっかり様変わりしていて、どこから山に入ったらいいのか見当も付かない。一寝入りして明るくなってから植物園の駐車場に移動してようやくスタートする目途がついた。
剱岳で偶然に知り合って山行をご一緒した秋田のMokさんに前夜メールを入れておいたけれど、ひょっとしたら現れるかなあと、思いつつ準備をする。
8:20 145m 植物園駐車場には他に車は無かったけれど早朝に入ったと思われる足跡が一つ先行していた。

少し行くと仁別サイクリングロードに入る。1909年に開かれた仁別森林鉄道の旭又線跡を利用して作られている。鉄道の廃止は1968年とのことで、サイクリングロードはその10年後に整備された。先行者はスノーシューに履き替えたらしく、大きなストライドでぐんぐんとトレースが付けられていた。

ひょっとしたら底板が無いかも、などと思いつつおそるおそる渡る。旭川の渓谷沿いに引かれていた鉄路を渡した橋を4-5本渡って進んで行った。

気温はマイナス2℃程度とそれほど低くない。それでも谷は凍り付いている。


ところどころ上から落ちてきたデブリを乗り越えつつ谷沿いの廃線跡のサイクリングロードを行く。


途中でテンの出迎えもあり。

10:20 約2時間、5.5kmの水平移動で冬季閉鎖中の仁別森林博物館に到着。散策路の橋も雪の重みに耐えていた。

ここから旭又沢の登山口まで1時間。その先、山頂まで2~3時間。帰りの水平移動にかかる時間を考えると、どう考えても今日は山頂までいくことは出来そうもない。先行者は先へ進んだようだけれど、こちらはどこで引き返そうかと思いながら相変わらずトレースを追いかける。
さらに1kmほど歩くと前方からトレースの主が現れて遠くから大声で呼んでいる。やはりこの時期にこんなところに入る物好きはそうそういないらしく、期待した通りMokさんであった。剱岳以来の再会を喜んで握手する。ほっと気が抜けてもう今日はここでお終いにしてMokさんと来た道を戻ることにした。

渓谷沿いの廃線跡は上も下も気にするところが多くて意外にストレスフル。スキーを脱がないと越えられないところも3カ所ほどあった。

上から何が落ちてくるかわからないところを高巻く必要があるところも1カ所。

かつては秋田市民の水源だった旭川源流の美しい水を眺めながらのんびり帰る。


だんだん谷が深くなって水面から離れるとゴールの植物園はもうすぐ。

12:52 往復12km、4時間半のクロスカントリー。シールは最初から最後まで付けっぱなし。Mokさんのトレースがなかったら森林博物館まで行けずに途中で引き返していただろう。Mokさんありがとうございました。
秋田・太平山の奥岳は冬はアプローチだけでも不安定な崖沿いの道を往復16kmほど歩かなくてはいけない。今回は下見だけで終わってしまった。計画を練り直して再チャレンジしてみたいと思う。
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