PIKANDA PART2
2013.4.6 鳥海山 鳥越川 (中島台460m~七五三掛1803mまで)

台風並みの低気圧接近で午前中が勝負。本当は八甲田に行こうと思っていたのだけれど、青森は気温15度、秋田はフェーン現象なのか、なんと20度の予報。平地で20度だったらさすがに4月上旬でも新山北面は緩むだろうかと、そればっかり考えて時間が足りないことを忘れて象潟まで走って来てしまった。
中島台に23時に着いて遊佐のコンビニで見つけたサッポロファイブスターをぐびっとやる。満天の星空を眺めながらあっという間に入眠。
朝4時半からごそごそして、夜明けの5時半に快晴の鳥海山麓を歩き始めた。3度目の中島台。赤川の橋もドンピシャでもう迷わない。

赤川左岸を歩いて行くと生暖かい南風が吹いてくる。快晴だった昨日、鳥越川ルートを楽しんだらしいトレースが数本ついていた。

その余韻ののこる穏やかな朝の中島台。すでに雪は表面がグサグサ。

キツツキが木の幹を叩く音も聞こえてくる美しいブナの森をゆるやかに登っていく。

鳥越川が下流に向かって分岐するP905まで約2時間。

鳥越川右岸に渡っていくとやがて新山が登場。

千蛇谷へと続く鳥越川源頭。

稲倉岳からのデブリもまだ2本だけ。

まだまだ遠い新山。北面狙いで一応背負ってきたエアバッグの重さがいつもより辛く感じられる。

風はまだ無いけれど、山頂付近に変な雲がかかるようになってきた。

誰かのシュプールが着いた斜面を正面にしていく。同じ景色が続く。いくら歩いてもなかなか近付いてこない。だんだんバテてきてペースが急速に落ちてきた。

ようやく七五三掛の直下までくると風が出てきた。ペースが上がらず休みが多くなる。体力が落ちてしまっているのか、去年のようにサクサクと登れない。

気がつくと左100mほどのところを別のスキーヤーが追い抜いていく。急坂の最後のほうで千蛇谷から吹き下ろす突風に煽られて転倒。滑落を気にするような場所ではないものの、2mほど落とされるとさすがに気持ちが萎える。帽子も飛ばされて遙か下のほうに飛んでいってしまった。
10:45 1803m 千蛇谷入り口は風が吹き荒れていて油断すると身体をもっていかれそうになる。追い抜いていったスキーヤーは強風をものともせずにどんどん谷を登っていくけれど、バテバテの自分にはそれ以上登る気力も体力も残っていない。残り標高差400mあまりなのだけれど・・・。。

風でスキーを飛ばされないように気をつけながら準備して下り始める。その後は2人ほど後から登って来ていた。いつもは人に抜かされてもあたりまえくらいにしか思わないのに、今日はさすがに敗退感が強い・・・。

雪は七五三掛直下の斜面は最高。あとは表面メルトダウンで少しブレーキがかかる。それでも楽しい丘下りが続く。

あっという間に鳥越川の分岐付近へ。

その後のブナの林もまた楽し。中島台には12:30に到着。

中島台を後にして13時ころに山を振り返ると、山頂付近は完全に雲で覆われているのが見えて、気象判断としては悪くなかったかなと自分を慰めるのであった。

北面どころの話ではなかった鳥越川敗退。今度来るときはエアバッグも一眼も持たずにもっと軽量化してこよう。その前に体力作りか・・・。
![13040609[1]](https://blog-imgs-42-origin.fc2.com/p/i/k/pikanda/2013040621411942fs.png)
中島台に23時に着いて遊佐のコンビニで見つけたサッポロファイブスターをぐびっとやる。満天の星空を眺めながらあっという間に入眠。
朝4時半からごそごそして、夜明けの5時半に快晴の鳥海山麓を歩き始めた。3度目の中島台。赤川の橋もドンピシャでもう迷わない。

赤川左岸を歩いて行くと生暖かい南風が吹いてくる。快晴だった昨日、鳥越川ルートを楽しんだらしいトレースが数本ついていた。

その余韻ののこる穏やかな朝の中島台。すでに雪は表面がグサグサ。

キツツキが木の幹を叩く音も聞こえてくる美しいブナの森をゆるやかに登っていく。

鳥越川が下流に向かって分岐するP905まで約2時間。

鳥越川右岸に渡っていくとやがて新山が登場。

千蛇谷へと続く鳥越川源頭。

稲倉岳からのデブリもまだ2本だけ。

まだまだ遠い新山。北面狙いで一応背負ってきたエアバッグの重さがいつもより辛く感じられる。

風はまだ無いけれど、山頂付近に変な雲がかかるようになってきた。

誰かのシュプールが着いた斜面を正面にしていく。同じ景色が続く。いくら歩いてもなかなか近付いてこない。だんだんバテてきてペースが急速に落ちてきた。

ようやく七五三掛の直下までくると風が出てきた。ペースが上がらず休みが多くなる。体力が落ちてしまっているのか、去年のようにサクサクと登れない。

気がつくと左100mほどのところを別のスキーヤーが追い抜いていく。急坂の最後のほうで千蛇谷から吹き下ろす突風に煽られて転倒。滑落を気にするような場所ではないものの、2mほど落とされるとさすがに気持ちが萎える。帽子も飛ばされて遙か下のほうに飛んでいってしまった。
10:45 1803m 千蛇谷入り口は風が吹き荒れていて油断すると身体をもっていかれそうになる。追い抜いていったスキーヤーは強風をものともせずにどんどん谷を登っていくけれど、バテバテの自分にはそれ以上登る気力も体力も残っていない。残り標高差400mあまりなのだけれど・・・。。

風でスキーを飛ばされないように気をつけながら準備して下り始める。その後は2人ほど後から登って来ていた。いつもは人に抜かされてもあたりまえくらいにしか思わないのに、今日はさすがに敗退感が強い・・・。

雪は七五三掛直下の斜面は最高。あとは表面メルトダウンで少しブレーキがかかる。それでも楽しい丘下りが続く。

あっという間に鳥越川の分岐付近へ。

その後のブナの林もまた楽し。中島台には12:30に到着。

中島台を後にして13時ころに山を振り返ると、山頂付近は完全に雲で覆われているのが見えて、気象判断としては悪くなかったかなと自分を慰めるのであった。

北面どころの話ではなかった鳥越川敗退。今度来るときはエアバッグも一眼も持たずにもっと軽量化してこよう。その前に体力作りか・・・。
![13040609[1]](https://blog-imgs-42-origin.fc2.com/p/i/k/pikanda/2013040621411942fs.png)
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Comment
2013.04.12 Fri 12:31 | なか #-
おつかれさまです。
大荒れの天気になる直前をねらって行ってきたんですね。
写真で見る限り天気は良さそうですが、風が強かったようですね。
今週も雪が降ってしまいましたが、週末の天気はよさそうなので
焼岳見に行ってきます。下堀沢には入りたくないので
尾根を登って、尾根を滑る感じで行こうかと思います。
ではまた。
大荒れの天気になる直前をねらって行ってきたんですね。
写真で見る限り天気は良さそうですが、風が強かったようですね。
今週も雪が降ってしまいましたが、週末の天気はよさそうなので
焼岳見に行ってきます。下堀沢には入りたくないので
尾根を登って、尾根を滑る感じで行こうかと思います。
ではまた。
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2013.04.12 Fri 16:53 | PIKANDA #-
お疲れ様です。
天気は大丈夫そうでしたが、強風と、これから崩れそうだった事とバテてしまった、という複合要素で敗退してきました。
週末の天気は良さそうですね。
焼岳、行けたらいいなあと思っています。
またよろしくお願いします。
天気は大丈夫そうでしたが、強風と、これから崩れそうだった事とバテてしまった、という複合要素で敗退してきました。
週末の天気は良さそうですね。
焼岳、行けたらいいなあと思っています。
またよろしくお願いします。
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