PIKANDA SEASON 2
2013.5.25 最終回(1) 剱沢雪渓~長次郎谷2743mまで

シーズン最終戦は富士山と立山でかなり迷ったけれど、土日とも晴天が見込まれるということでテント泊の出来る立山に行くことにした。とりあえずは日本3大雪渓完了ということで剱沢へ。なかさんも剱沢に入るというのでテント場でお会いできるであろう。
剱沢だけでは面白くないので、長次郎谷を時間の許す限り登ってみることにした。(道中よくわからないSDカードの異常で、撮ったはずの写真がほとんど撮れていませんでした)
5/25(土)
8:20 2432m 室堂ターミナル
8:50 2277m 雷鳥沢取り付き
10:40 2740m 剱御前小屋
11:07 2470m 剱沢野営場テント設営
11:45 1950m 長次郎谷出合
13:30 2520m 熊の岩
14:22 2743m コル手前引き返し地点
15:07 1970m 長次郎出合
16:50 2470m 剱沢テント場
普通は剱沢で泊まって翌日に入ることが多いという長次郎谷。明日は立山縦走路から山崎カールを帰るという欲張りプランにしたので、どうしても初日に長次郎谷を済ませたかった。ギリギリまで荷物を軽くして朝一の高原バスで室堂に着くとグサグサ雪の雷鳥沢を上がり、ちょっとの休みで剱沢のテント場まで滑っていく。テントを張って荷物をデポするとすぐにスキーを履いて長次郎谷の出合いまで滑っていった。
出合から長次郎谷を見上げるとシールでも行けそうだったけれど、なんとなく担いで登り始める。途中上から2人が滑り降りてきたので話をすると、山頂まで行ってきたとのことであった。ただし谷の上部はひどいコンディションで、と何か言いたげな感じであった。どのみち自分には山頂まで行くスキルは無いから、せめてコルまでいければ御の字。テント場に5時までに帰るために引き返し時間を2時半と決める。
両岸からブロックが落ちてきているけれど、先週の石転ビよりはるかに緊張度が高いのは、谷の両岸を構成する八ツ峰も源治郎尾根も谷底からは上部が見えない部分があるからか。熊の岩まで500mちょっと登ると左股のノドからデブリが溢れていた。時間があるのでもうちょっと登る。デブリの上のグサグサ雪をアイゼンで登ってノドを過ぎるとその上の漏斗状の谷もデブリが覆い尽くしている。さっきの人はこれの事を言っていたのか・・・。上にコルが見えてきたけれど、残り150mでほとんど時間切れ。コルまでもう30分もかからない位ではあったけれど、登る気力が無くなってしまった。
早速スキーを履いて急なデブリランドを滑っていくけれど、大きくえぐれた溝と半分腐ったデブリでほとんど滑りにならない。ノドの部分ではどうしてもスキーを脱ぐ必要があった。熊の岩から下部はかなり快適。出合いまで滑って、最後は500mの剱沢登り返し。雷鳥沢と長次郎ですでに1300mは登っていたので、最後がとても辛い。なんとかリミットの17時前にテント場に辿りついた。
なかさんも到着していて明日は平蔵谷を詰めるのだという。長次郎より急な平蔵を登るなんて一体・・・。とりあえず夕食をとった後はすることもなく、日が陰って寒くなってきたので18時くらいからシュラフにくるまって寝てしまった。
写真は残念ながら最後のほうだけ。八ツ峰とかいい写真沢山とった積もりだったのに・・・。
日が傾いてきた剱沢を疲れた足を引きずりながら登り返す。

本当に疲れました。背後は剱と八ツ峰。

晩ご飯はカレーと有磯海SAで買ったイカめし。あとは味噌汁とコーヒー。スキーヤーはほとんどの人は小屋利用であった。隣でテントを張っていたグループはどうやら大学山岳部のリーダー講習会とのことであった。

(づづく)
剱沢だけでは面白くないので、長次郎谷を時間の許す限り登ってみることにした。(道中よくわからないSDカードの異常で、撮ったはずの写真がほとんど撮れていませんでした)
5/25(土)
8:20 2432m 室堂ターミナル
8:50 2277m 雷鳥沢取り付き
10:40 2740m 剱御前小屋
11:07 2470m 剱沢野営場テント設営
11:45 1950m 長次郎谷出合
13:30 2520m 熊の岩
14:22 2743m コル手前引き返し地点
15:07 1970m 長次郎出合
16:50 2470m 剱沢テント場
普通は剱沢で泊まって翌日に入ることが多いという長次郎谷。明日は立山縦走路から山崎カールを帰るという欲張りプランにしたので、どうしても初日に長次郎谷を済ませたかった。ギリギリまで荷物を軽くして朝一の高原バスで室堂に着くとグサグサ雪の雷鳥沢を上がり、ちょっとの休みで剱沢のテント場まで滑っていく。テントを張って荷物をデポするとすぐにスキーを履いて長次郎谷の出合いまで滑っていった。
出合から長次郎谷を見上げるとシールでも行けそうだったけれど、なんとなく担いで登り始める。途中上から2人が滑り降りてきたので話をすると、山頂まで行ってきたとのことであった。ただし谷の上部はひどいコンディションで、と何か言いたげな感じであった。どのみち自分には山頂まで行くスキルは無いから、せめてコルまでいければ御の字。テント場に5時までに帰るために引き返し時間を2時半と決める。
両岸からブロックが落ちてきているけれど、先週の石転ビよりはるかに緊張度が高いのは、谷の両岸を構成する八ツ峰も源治郎尾根も谷底からは上部が見えない部分があるからか。熊の岩まで500mちょっと登ると左股のノドからデブリが溢れていた。時間があるのでもうちょっと登る。デブリの上のグサグサ雪をアイゼンで登ってノドを過ぎるとその上の漏斗状の谷もデブリが覆い尽くしている。さっきの人はこれの事を言っていたのか・・・。上にコルが見えてきたけれど、残り150mでほとんど時間切れ。コルまでもう30分もかからない位ではあったけれど、登る気力が無くなってしまった。
早速スキーを履いて急なデブリランドを滑っていくけれど、大きくえぐれた溝と半分腐ったデブリでほとんど滑りにならない。ノドの部分ではどうしてもスキーを脱ぐ必要があった。熊の岩から下部はかなり快適。出合いまで滑って、最後は500mの剱沢登り返し。雷鳥沢と長次郎ですでに1300mは登っていたので、最後がとても辛い。なんとかリミットの17時前にテント場に辿りついた。
なかさんも到着していて明日は平蔵谷を詰めるのだという。長次郎より急な平蔵を登るなんて一体・・・。とりあえず夕食をとった後はすることもなく、日が陰って寒くなってきたので18時くらいからシュラフにくるまって寝てしまった。
写真は残念ながら最後のほうだけ。八ツ峰とかいい写真沢山とった積もりだったのに・・・。
日が傾いてきた剱沢を疲れた足を引きずりながら登り返す。

本当に疲れました。背後は剱と八ツ峰。

晩ご飯はカレーと有磯海SAで買ったイカめし。あとは味噌汁とコーヒー。スキーヤーはほとんどの人は小屋利用であった。隣でテントを張っていたグループはどうやら大学山岳部のリーダー講習会とのことであった。

(づづく)
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