PIKANDA PART2
2013.6.22 花旅 鳥海山(御浜のハクサンイチゲ)

6月の下旬の鳥海山ではスキーをしていた年もあったけれど、今年はハクサンイチゲ目当てです。
ハクサンイチゲというと焼石岳が有名で、今年も多くの方のブログで楽しませていただいています。鳥海山にもちょっとした群落があるのですが、かつてアマチュア山岳写真家の個展で鳥海湖をバックに咲くハクサンイチゲをみて以来、この時期に来て同じような写真を撮ってみたいと思っていました。
あの写真と同じように撮れるかどうか・・・満開になるタイミング、こちらの休暇、天気、色々な条件が整わないと難しいでしょう。というわけで、レポの少ない鳥海山のハクサンイチゲを楽しんできたのでアップします。
夜中に仙台を出て鉾立に直行し、徹夜のまま象潟口を登り始めます。雪渓上のガスでルートを外したのはご愛敬で、かえって隠れた池塘なんかが見れてよかったかも。長坂道に入るといきなりハクサンイチゲの群落。チングルマやミヤマキンバイなんかとコラボして素晴らしいお花畑になっています。御浜の小屋まで群落は続き、さらに御田が原に続く登山道脇にもびっしりでした。
いろいろ撮影条件を換えて今日は撮影の練習。500枚ほど収めて最後はお腹いっぱい。ポカポカの御田が原で新山を眺めながら1時間ほど昼寝。後は小屋をのぞいて正規のルートで鉾立に戻りました。残念ながら鳥海湖の氷がまだ十分に溶けていなかったので自分の思い描いた絵は撮れなかったのですが、人も少ない静かな山で美しい風景を堪能することができました。う~ん、そろそろフルサイズが欲しくなってきたけれど、年齢と体力は反比例だからどうしようかな、という感じです。
夏至なので朝3時半には明るくなりました。ガスガスの象潟口から出発。

ほどなく雪渓歩きに。旗がいい間隔で立っていたけれど、賽の河原でルートロスト。

雪の上を長坂道に向かっていけば大丈夫。こんな湿原や地塘が隠れたところにあるんですね。


ザラメ雪はまだスプーンカットも大して強くなく、滑走しても十分に楽しそう。

雪田から長坂に上がると突然お花畑が。


主役はこちら


終わりかけのチングルマも、出始めのニッコウキスゲもこの時期は脇役


ガスが取れて新山が見えてきました。


御浜に向かって登っていくと鳥海湖も少しずつ見えてきます。だけどまだ氷が溶けていない。

すごいすごい。想像以上の大群落。


白い絨毯が御浜小屋までずっと続いています。

鳥海湖の縁を形成する岩峰は雪庇崩壊中。

鳥海湖の全貌が見えてきたけれど、水も少なくてちょっと残念。

イワベンケイとミヤマキンバイもコラボ。


ミヤマキンポウゲもすぐそばに

シナノキンバイは小屋のそばに一株だけ見つけました。

再びガスに包まれる御浜小屋は7月から営業。だけど避難小屋としては今日でも使えるそうです。

ガスの影が映る鳥海湖の全貌。湖底の地面が出ています。氷が溶けていればもっと素晴らしかったでしょう。

ガスの向こうに新山と外輪

小屋の北側の群落は、花茎が短いタイプ。亜種なんだろうか。花が全部重なってしまっていて一つのゴージャスな花みたいになっています。

そのせいもあって、白い絨毯がやたらと派手に見えます。

1760m、御田が原まで登っておしまい。ガスも取れてきて日が差して気持ちがいい。食事してから1時間ほど昼寝を。

新山北面の雪も千蛇谷の雪も大分溶けたみたい。

こちらは稲倉と中島台方面。

蟻の戸渡りに続く笹の平原

ガスの取れた鳥海湖。


小屋を覗いて帰ります。

長い雪渓には誘導旗。ガスが濃いとこれがあっても賽の河原はルートロストしやすいです。

雪渓を登って御浜小屋に向かう人。入山していたのは10グループに満たず、とても静かな山行を楽しめました。

朝5時半に登り始めて、13時まで遊んでいました。

鉾立駐車場はガスの下で山の上は見えません。パラグライダーの人が離陸するタイミングをはかっているようです。さて、記事をアップしたら仙台に向けて帰りましょう。
ハクサンイチゲというと焼石岳が有名で、今年も多くの方のブログで楽しませていただいています。鳥海山にもちょっとした群落があるのですが、かつてアマチュア山岳写真家の個展で鳥海湖をバックに咲くハクサンイチゲをみて以来、この時期に来て同じような写真を撮ってみたいと思っていました。
あの写真と同じように撮れるかどうか・・・満開になるタイミング、こちらの休暇、天気、色々な条件が整わないと難しいでしょう。というわけで、レポの少ない鳥海山のハクサンイチゲを楽しんできたのでアップします。
夜中に仙台を出て鉾立に直行し、徹夜のまま象潟口を登り始めます。雪渓上のガスでルートを外したのはご愛敬で、かえって隠れた池塘なんかが見れてよかったかも。長坂道に入るといきなりハクサンイチゲの群落。チングルマやミヤマキンバイなんかとコラボして素晴らしいお花畑になっています。御浜の小屋まで群落は続き、さらに御田が原に続く登山道脇にもびっしりでした。
いろいろ撮影条件を換えて今日は撮影の練習。500枚ほど収めて最後はお腹いっぱい。ポカポカの御田が原で新山を眺めながら1時間ほど昼寝。後は小屋をのぞいて正規のルートで鉾立に戻りました。残念ながら鳥海湖の氷がまだ十分に溶けていなかったので自分の思い描いた絵は撮れなかったのですが、人も少ない静かな山で美しい風景を堪能することができました。う~ん、そろそろフルサイズが欲しくなってきたけれど、年齢と体力は反比例だからどうしようかな、という感じです。
夏至なので朝3時半には明るくなりました。ガスガスの象潟口から出発。

ほどなく雪渓歩きに。旗がいい間隔で立っていたけれど、賽の河原でルートロスト。

雪の上を長坂道に向かっていけば大丈夫。こんな湿原や地塘が隠れたところにあるんですね。


ザラメ雪はまだスプーンカットも大して強くなく、滑走しても十分に楽しそう。

雪田から長坂に上がると突然お花畑が。


主役はこちら


終わりかけのチングルマも、出始めのニッコウキスゲもこの時期は脇役


ガスが取れて新山が見えてきました。


御浜に向かって登っていくと鳥海湖も少しずつ見えてきます。だけどまだ氷が溶けていない。

すごいすごい。想像以上の大群落。


白い絨毯が御浜小屋までずっと続いています。

鳥海湖の縁を形成する岩峰は雪庇崩壊中。

鳥海湖の全貌が見えてきたけれど、水も少なくてちょっと残念。

イワベンケイとミヤマキンバイもコラボ。


ミヤマキンポウゲもすぐそばに

シナノキンバイは小屋のそばに一株だけ見つけました。

再びガスに包まれる御浜小屋は7月から営業。だけど避難小屋としては今日でも使えるそうです。

ガスの影が映る鳥海湖の全貌。湖底の地面が出ています。氷が溶けていればもっと素晴らしかったでしょう。

ガスの向こうに新山と外輪

小屋の北側の群落は、花茎が短いタイプ。亜種なんだろうか。花が全部重なってしまっていて一つのゴージャスな花みたいになっています。

そのせいもあって、白い絨毯がやたらと派手に見えます。

1760m、御田が原まで登っておしまい。ガスも取れてきて日が差して気持ちがいい。食事してから1時間ほど昼寝を。

新山北面の雪も千蛇谷の雪も大分溶けたみたい。

こちらは稲倉と中島台方面。

蟻の戸渡りに続く笹の平原

ガスの取れた鳥海湖。


小屋を覗いて帰ります。

長い雪渓には誘導旗。ガスが濃いとこれがあっても賽の河原はルートロストしやすいです。

雪渓を登って御浜小屋に向かう人。入山していたのは10グループに満たず、とても静かな山行を楽しめました。

朝5時半に登り始めて、13時まで遊んでいました。

鉾立駐車場はガスの下で山の上は見えません。パラグライダーの人が離陸するタイミングをはかっているようです。さて、記事をアップしたら仙台に向けて帰りましょう。
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Comment
うわーー、花と残雪の鳥海山、素敵ですねー。
8月には一度行ったことがありますけど、6月はいろんな意味で憧れの時期です。こんなの見せていただいて、ますます行ってみたくなりました。
フルサイズ、躊躇せずいってください。と言いたいとこですけど、手の届くようなお値段のフルサイズ機は、無駄に画素数だけ増やしたイマイチ機種ばかりという意見も散見されるので、自分は思いとどまりました(笑)。どうせならペンタ645とかどうですか?
8月には一度行ったことがありますけど、6月はいろんな意味で憧れの時期です。こんなの見せていただいて、ますます行ってみたくなりました。
フルサイズ、躊躇せずいってください。と言いたいとこですけど、手の届くようなお値段のフルサイズ機は、無駄に画素数だけ増やしたイマイチ機種ばかりという意見も散見されるので、自分は思いとどまりました(笑)。どうせならペンタ645とかどうですか?
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2013.06.24 Mon 00:12 | PIKANDA #-
>>えむとらさん
こんばんは。御浜のお花畑は想像以上によかったです。
本当は例の影鳥海を見たくて小屋に泊まりたかったのですが、徹夜でフラフラしていて、泊まり道具一式車に置いて行ってしまいました。(笑)
御浜で645Dを持った人とすれ違いました。大きいですねーやはり。だけど画質を追究していくと、最後はああなるんでしょうね。D800E欲しいんですがレンズ資産もないので、相当な出費になりますし・・・。もうしばらくは今のシステムで腕の方を磨く、ということになりそうです。
こんばんは。御浜のお花畑は想像以上によかったです。
本当は例の影鳥海を見たくて小屋に泊まりたかったのですが、徹夜でフラフラしていて、泊まり道具一式車に置いて行ってしまいました。(笑)
御浜で645Dを持った人とすれ違いました。大きいですねーやはり。だけど画質を追究していくと、最後はああなるんでしょうね。D800E欲しいんですがレンズ資産もないので、相当な出費になりますし・・・。もうしばらくは今のシステムで腕の方を磨く、ということになりそうです。
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