PIKANDA PART2
2013.6.29-30 花旅 朝日連峰(南寒江山のヒナウスユキソウと狐穴小屋)(1)

寒江山の大群落はいつか見に行かなくては、と思っていたのになかなかチャンスがありませんでした。ウスユキソウは花期も短いのでタイミングが難しいのです。古い記録を見なおして、ピークは今週あたりかな、と出かけてみました。
金曜夜中に仙台を出発。日暮沢の登山口に2時過ぎに到着して横になると、仕事疲れのせいか朝まで爆睡。8時半に飛び起きて愕然としたけれど、とりあえず準備して9時15分にスタート。清太岩山からはガスの中に竜門小屋を見ながら稜線歩き。わずかな雪渓を登って朝日の縦走路に入るとすぐにヒナウスユキソウと再会です。
竜門小屋前の群落をひとしきり楽しむと、南寒江山への登りに入ります。ここから先は沢山のウスユキソウが咲いていて、時期的にはドンピシャだったようです。山の斜面の群落はすばらしく、何度も立ち止まって写真を撮りながら山頂へ至りました。山頂を越えたコルの群落が有名だったので期待していたのですが、風が通り抜けるコルの株は矮小化しているうえに砂礫も多くて目立たず、あまりぱっとしません。ただしこれは天気や時間帯によって全然ちがった雰囲気になることが翌朝わかりましたが・・・。
狐穴小屋には午後3時半に到着しました。シーズンの週末だけ小屋に入る管理人さんに挨拶して、自分で担いできたビールとコーラを水場のバケツに入れさせてもらいます。代わりに冷えたビールを一缶買って一気飲みしてから中に入りました。この日は大阪からの縦走ツアーも入っていて小屋は上階も下階も一杯。一番遅く着いた自分のために寝る場所を確保してくれたり、とっておきのウイスキーを分けてくれたり、とても親切な管理人さんに大感謝です。
狐穴小屋の夜は早く、全員20時には寝るように申し渡されます。
朝は3時を過ぎたら起き出して煮炊きをしたりしていいとのこと。20時ギリギリまで管理人さんと大阪のガイドさんとウイスキーを飲みながら山の話をしていました。2人とも山はもちろん花についての造詣もとても深くて、さすが山のプロフェッショナル、という感じでした。アットホームな雰囲気のする朝日の山小屋泊は楽しいですね。

道ばたの花を愛でながら清太岩山まで800mを2時間ほど急登。

ヒメサユリもまた朝日を代表する花。ウスユキソウよりわずかに遅れて咲き始めます。

清太岩山からは稜線歩きに。

梅雨前線と低気圧の接近で稜線はガスっています。

ガスの切れ間に竜門小屋が見えてきました。

竜門山までは稜線上にウスユキソウは一切見られません。

最後に雪渓を登ると朝日の縦走路です。

竜門小屋に降りていく道すがら。

これは今年はどこもいいらしいです。

唐突に現れました。




ハクサンイチゲはここでは完全に脇役です。

新潟側の沢の源頭にミヤマダイコンソウとワタスゲの群落。

と思いきや、すぐ隣はヒナウスユキソウの群落になっていたりして。

水場で冷やされている美味しそうなビールを横目に南寒江山に向かいます。これと同じバケツは狐穴小屋にもありました。

振り返る竜門山と小屋。

ここから先も道ばたは花だらけです。



これが南寒江山の登りです。典型的な朝日の非対称稜線は風と雪の浸食が作り出したものだとか。左側の斜面にヒナウスユキソウの群落が沢山みられます。


南寒江山と寒江山のコル。登山道の両側が白くなっているあたりが有名な群落です。狐穴の管理人さんによれば、最近は数が減ってしまったそうで、かつては登山道周囲が全部灰色に見えたのだとか。




十分に堪能したら、あとは狐穴小屋までまっしぐら。


築13年の狐穴小屋。中は非常に綺麗だった。豊富な水を使ってトイレも水洗で手洗いまで付いている。暖房なしでもとても暖かく過ごせた。

夕方の狐穴小屋周辺を散策・・・。



(翌日につづく)
金曜夜中に仙台を出発。日暮沢の登山口に2時過ぎに到着して横になると、仕事疲れのせいか朝まで爆睡。8時半に飛び起きて愕然としたけれど、とりあえず準備して9時15分にスタート。清太岩山からはガスの中に竜門小屋を見ながら稜線歩き。わずかな雪渓を登って朝日の縦走路に入るとすぐにヒナウスユキソウと再会です。
竜門小屋前の群落をひとしきり楽しむと、南寒江山への登りに入ります。ここから先は沢山のウスユキソウが咲いていて、時期的にはドンピシャだったようです。山の斜面の群落はすばらしく、何度も立ち止まって写真を撮りながら山頂へ至りました。山頂を越えたコルの群落が有名だったので期待していたのですが、風が通り抜けるコルの株は矮小化しているうえに砂礫も多くて目立たず、あまりぱっとしません。ただしこれは天気や時間帯によって全然ちがった雰囲気になることが翌朝わかりましたが・・・。
狐穴小屋には午後3時半に到着しました。シーズンの週末だけ小屋に入る管理人さんに挨拶して、自分で担いできたビールとコーラを水場のバケツに入れさせてもらいます。代わりに冷えたビールを一缶買って一気飲みしてから中に入りました。この日は大阪からの縦走ツアーも入っていて小屋は上階も下階も一杯。一番遅く着いた自分のために寝る場所を確保してくれたり、とっておきのウイスキーを分けてくれたり、とても親切な管理人さんに大感謝です。
狐穴小屋の夜は早く、全員20時には寝るように申し渡されます。
朝は3時を過ぎたら起き出して煮炊きをしたりしていいとのこと。20時ギリギリまで管理人さんと大阪のガイドさんとウイスキーを飲みながら山の話をしていました。2人とも山はもちろん花についての造詣もとても深くて、さすが山のプロフェッショナル、という感じでした。アットホームな雰囲気のする朝日の山小屋泊は楽しいですね。

道ばたの花を愛でながら清太岩山まで800mを2時間ほど急登。

ヒメサユリもまた朝日を代表する花。ウスユキソウよりわずかに遅れて咲き始めます。

清太岩山からは稜線歩きに。

梅雨前線と低気圧の接近で稜線はガスっています。

ガスの切れ間に竜門小屋が見えてきました。

竜門山までは稜線上にウスユキソウは一切見られません。

最後に雪渓を登ると朝日の縦走路です。

竜門小屋に降りていく道すがら。

これは今年はどこもいいらしいです。

唐突に現れました。




ハクサンイチゲはここでは完全に脇役です。

新潟側の沢の源頭にミヤマダイコンソウとワタスゲの群落。

と思いきや、すぐ隣はヒナウスユキソウの群落になっていたりして。

水場で冷やされている美味しそうなビールを横目に南寒江山に向かいます。これと同じバケツは狐穴小屋にもありました。

振り返る竜門山と小屋。

ここから先も道ばたは花だらけです。



これが南寒江山の登りです。典型的な朝日の非対称稜線は風と雪の浸食が作り出したものだとか。左側の斜面にヒナウスユキソウの群落が沢山みられます。


南寒江山と寒江山のコル。登山道の両側が白くなっているあたりが有名な群落です。狐穴の管理人さんによれば、最近は数が減ってしまったそうで、かつては登山道周囲が全部灰色に見えたのだとか。




十分に堪能したら、あとは狐穴小屋までまっしぐら。


築13年の狐穴小屋。中は非常に綺麗だった。豊富な水を使ってトイレも水洗で手洗いまで付いている。暖房なしでもとても暖かく過ごせた。

夕方の狐穴小屋周辺を散策・・・。



(翌日につづく)
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