PIKANDA PART2
2013.7.7 花旅 早池峰山 ハヤチネウスユキソウ

3年前は6月下旬に行って見事に蕾だらけだったハヤチネウスユキソウ。見頃はヒナウスユキソウより1~2週遅いようだと学習して本日出撃です。
今回は車を置いてシャトルバスで移動。始発に乗って河原坊から山頂経由で小田越に降りました。予想通りハヤチネウスユキソウはちょうど見頃を迎えていました。河原坊コースは全般にミヤマオダマキが多いなあという印象です。ナンブイヌナズナはあっという間に花期が終わっていて数株しか咲いていません。そのほかミヤマアズマギクが目立ちました。
帰りの小田越ルートでは転倒事故があったためにバタバタして花の写真は撮れませんでしたが、ホソバツメクサなど珍しい花が咲いていました。土壌の違いから他の山とは違った花が咲くこの時期の早池峰はとても面白いです。
早朝の河原坊コース。昨日は結構降ったようですが沢はそれほど増水していません。

早池峰ではあちこちで見られたけれど、地味ながら固有種らしい。

これも早池峰限定。

天気は回復傾向だけれど、濡れた蛇紋岩はとても滑ります。だんだん傾斜が増してきました。


咲いていました。

「可憐」という言葉が似合うヒナウスユキソウに対して、ハヤチネウスユキソウは「気品」という感じです。


パシャパシャ写真を撮りながら山頂へ登っていきます。




ナンブイヌナズナは山頂近くにわずかに残るのみ。


山頂付近はいろいろな花の競演です。



2時間半ほどで早池峰山頂。

今日は荷が軽いので冷やして持ってきました。

8時過ぎにはもう下山にかかります。





再びハヤチネウスユキソウ。


ここで登りの登山者にアクシデントが発生。ハシゴ場より上部、もうすぐ稜線というところでのケガとのことです。

山頂付近はガスが濃いためヘリは飛べないとのことで、屈強な消防隊員が数名、あっという間に登って来ました。

最終的には消防隊員が30名以上、それと高山植物見張りのボランティア、自然保護官、警察など総勢4-50人で急な山道を担架で降ろしています。全ての登山道がロープで囲われていて常時監視員が見回っている厳しいハヤチネですが、登山道を丸々使っての搬送なので、止む得ず一般の登山者をロープ外を通していました。

ガスが切れたところでようやく防災ヘリの出動のようです。

降下する隊員が頼もしく見えます。

無事に収容されて飛んでいきました。。大事には至りませんように。

思いがけず時間を掛けて降りることになった小田越コースにもハヤチネウスユキソウはそこかしこに咲いていました。2週間刻みで入れ替わり立ち替わり、違った花が咲くのでしょう。時期をかえて何度でも訪れて見たくなりました。
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