PIKANDA PART2
2014.1.2 イワオヌプリ 1020mまで

昨日は久しぶりにサヒナでテント泊です。本当は五色温泉のさらに上、アンヌプリとイワオヌプリのコル(県道上)に張るという野望があったのですが、前も見えない地吹雪では手も足も出ません。サヒナの夜はマイナス5度程度でしたが夜半から雪の音がしなくなり比較的穏やかな朝です。
管理人さんに連泊することを伝えてから再び五色温泉を目指します。低気圧の中心が通過してこれから本格的な冬型。朝はアンヌプリが見えていましたが油断出来ません。
除雪車が行ってしまってから終点に車を置いてスタートです。アンヌプリはまだ見えていますが風上のイワオヌプリはなかなか山頂を見せてくれません。とりあえず一段上がってから夏道に近い西側のコルを目指していきます。森林限界付近で東に太陽が見えたのを最後に、また地吹雪が始まりました。あっというまに自分のトレースも消えていきます。さっきまで見えていたイワオヌプリの稜線も見えなくなり、真っ白な世界になってしまいました。
いつもと違い今日は待ちます。身体が冷えていくので足踏みをしながら待ちます。保温用のダウンを出すのも面倒でそのまま20分ほど待ってちょっと風が緩んだところで前進してみます。けれどだめでした・・・。もう本当に真っ白な世界。これ以上進んだらやばいでしょう。素直に来た道を戻ります。GPSがないと戻ることもままなりません。途中一箇所、小さなリングワンデルングもしながらようやくアンヌプリとのコルが見えるところまで戻って来ました。
ここから、距離は短いですがようやくお楽しみタイムです。期待を裏切らないニセコのパウダーにちょっとだけ癒されてあとはゆるゆると車に戻りました。とりあえず無事に帰れましたが雪秩父で露天風呂に入っているとチセヌプリやニトヌプリに入っていたであろうスキーヤーが帰ってきます。みんな出撃はしたものの途中で引き返してきたとのことでした。
これからサヒナに帰って遅い昼ご飯です。
アンヌプリスキー場の裏側

陽が差してきましたが怪しい感じです。

アンヌプリ、双耳が見えています。

イワオもなんとか。

一段上って振り返ります。帰りに楽しめたのはここくらい。

一時的にぱっと天気が良くなって色々なものが綺麗に見えます。擬似好天でしょうか。これはイワオヌプリ。

アンヌプリ

イワオの南斜面は氷化してシュカブラも発達しているようです。車にピッケルを忘れてきたのでコルから回り込むように行くことにします。

美しいアンヌプリ

だけどすぐに黒い雪雲がかかってきて・・・。

始まりました。ブリザードです。


一時的に少し見えるようになって前進しますが、すぐにアウト。甘くありません。

なんとか無事に帰って来れました。

後志地方、風雪、大雪、雪崩注意報発令中です。
![14010209[1]](https://blog-imgs-50-origin.fc2.com/p/i/k/pikanda/20140102142816d0fs.png)
- 関連記事
-
- 2017.2.13 ワイスホルン (2017/02/19)
- 2017.2.11-12 ニセコアンヌプリ (2017/02/19)
- 2015.1.1 アンヌプリ 五色温泉~西斜面2本 (2015/01/01)
- 2014.4.8 リハビリの旅(5) ニトヌプリ & チセヌプリ (2014/04/10)
- 2014.1.4 樽前山 (2014/01/05)
- 2014.1.2 イワオヌプリ 1020mまで (2014/01/02)
- 2013.2.9 この冬の北海道徘徊記(10) ニセコアンヌプリ1220mまで (2013/02/09)
- 2011.2.27 チセヌプリ (駐車帯609m~993m地点) (2011/02/27)
- 2010.3.22 積丹岳 (除雪終点160m~1039m地点) (2010/03/23)
- 2010.3.20 アンヌプリ (五色温泉~1245m地点) (2010/03/20)
Comment