PIKANDA PART2
2014.1.4 樽前山

翌日は再び冬型が強まる予定で山頂まで行けるチャンスがあるとすれば太平洋側の山でしょうか。無難なところで樽前山に行ってみることにしました。無難といっても前日には遭難騒ぎがあったばかりです。
前日の反省という訳ではないけれど、今日は朝暗いうちから行動開始。長い道路歩きを終えて7合目ヒュッテを過ぎると強風の世界です。風がなければスキーで上がれそうでしたが今日は強風で煽られて滑落する可能性がありアイゼンピッケルに切り替えます。最後は四つん這いになって外輪に上がりますが、三角点までの10mほどは省略させてもらいました。
ファインダーを覗く事さえ出来ない強風に絶句します。晴れていて太平洋、苫小牧の市街、支笏湖、風不死岳、恵庭岳と丸見えですが、吹き飛ばされないように注意しながら樹林帯まで降りました。
スキーが楽しめたのはヒュッテのちょっと上わずか数十メートルだけでした。あとはクロカンの世界で、2時間弱かけて上がった道路上を30分で帰ってきました。
木々の間から星空を見上げながら穏やかな林道を上がっていきます。

煙突から煙が上がりつららが下がって人の気配のするヒュッテです。

森林限界付近で日の光が届きました。


太陽に向かってものすごい勢いで風と雪煙が通り過ぎていきます。


ここからアイゼンピッケルとします。

四つん這いで外輪に上がります。山頂の標識まで10mですが、あまりの強風に動けません。ここで勘弁してもらいましょう。

もう一歩まえで写真を撮りたいのだけれど、長い時間両手を離すことができないので、適当にシャッターを数回切っただけでした。


雪煙の向こうに太平洋と苫小牧の町。

気を付けて下山します。

支笏湖も煙って見えます。

シャッタースピード800分の1秒なので、5cmの流れなら風速40m/s、10cmなら80m/sということになります。実際ひどい風でした。

唯一スキーが楽しめたところ。雪質はさすが・・・。

ヒュッテから90%は漕がなくても下れます。残り10%はクロカンで。

穏やかな登山口。人気がある山のようでスノーシュー、テレマーク、細板、ボードと10人くらいとすれ違いました。

いい正月休みでした。今回は大間のマグロ丼と下風呂温泉を楽しむために函館大間航路で帰還しました。

![14010412[1]](https://blog-imgs-50-origin.fc2.com/p/i/k/pikanda/20140105152756e30s.png)
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