PIKANDA PART2
2014.8.16-17 奥さま 玉川で湯治

送り盆の週末は天気が悪いので、9月3連休を手に入れるための下準備です。
もともとは山形でソバを楽しんでから、銀山温泉の日帰りというプランでした。しかしここで、3連休が欲しければ今週末は泊まりにしろ、という奥さまの要求です。
近場でいろいろと探してみると、お盆の間の秋田・玉川温泉は湯治客が少なくなるようで特別割引きプランが3部屋も余っているとのことでした。ソバを食べてから14時過ぎにその場で予約。18時半に宿に到着です。
新玉川には泊まったことがありますが、玉川は日帰り入浴以外では行ったことがありませんでした。ここは日本一の強酸性のお湯と、放射線を放つ天然記念物の北投石、という2点で非常に有名です。
露天はありませんが、内湯には源泉100%掛け流しの湯船と、50%に薄めた湯船などが用意されていて、そのpHはほぼ1.0で日本一の強酸性。成分表を見るとほとんどが塩酸、そのほか亜硫酸、硫酸・・・。100%の源泉に浸かるということは濃塩酸に浸かっているようなものです。
余分な角質が全部落ちてツルツルになることを期待して、一晩に3度の湯浴みをした奥さまでしたが、翌日はどういうわけか一日中、指の皮がふやけたようにシワシワになってしまい、なんだか逆に老化してしまったかのようになってしまいました。ツルツルになるのは、やはりアルカリ泉のほうでしょうね~。
一度は泊まってみたい玉川温泉でしたが、奥さまは一度でいいとのことでした。私自身はお上品な新玉川よりワイルドな玉川のほうが好きですけれど・・・。
帰りはアスピーテラインから八幡平に抜けましたが、道路脇にくまの親子が逃げもせず悠々と歩いていてびっくりでした。
源泉への遊歩道。このあたりの地中は北投石の岩盤になっていて、その辺に寝転がるだけで微量の放射線を浴びることになります。最大で一般市街地の自然放射線量の100倍だとか。平均値はその10分の1くらいとのことです。

大噴から流れる濃塩酸の川。そのまま浴室へ、さらに下流の新玉川温泉にも引かれています。


大噴。記憶が正しければ昔は一分間に9600リットルと書いてあったと思うのだけど、減ったのか?

朝から続々とゴザを抱えた人々が集まってきて、小屋や遊歩道周辺で寝転がっています。岩盤浴ブームで健康な若い人も来るようですが、無用な被曝はするし火山性ガスも流れているので、自分はやったことがありません。

おもにはガンを患った方々が全国から集まってきます。邪魔になると申し訳ないので小屋には近付きません。真冬に雪崩事故が起こったのが記憶に新しいところです。

そんなわけで、とりあえず9月3連休は確保しました。
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