PIKANDA PART2
2009.5.9 鳥海山 新山北面 (吹浦口~新山~北面~七五三掛~吹浦口)


青:往路 赤:復路
今日は,鳥海山・北面滑走.
盛岡の後輩N君と,そしてブログを通じての知人,えむとらさんとのコラボで実現させた.
吹浦口からは日帰りでやるのは,時間的にちょっと厳しいルート.
前夜からブルーラインの内側に入って,今朝早く,ゲートオープン前に迎えに来てくれたのが,えむとらさん.このサポートがなければ,今日の北面滑走は難しかったことだろう.
6:00 閉まっているブルーライン秋田側ゲートの内側に鉾立から白いバンが降りてきた.えむとらさん?初めまして今日はよろしくお願いします.
6:35 1067m 吹浦口・大平よりの駐車帯を出発.
(1)7:22 1329m 初対面だけど,以前からの知り合いのように思える.あれこれ山スキーの話をしながら登っていく.

(2)8:28 1569m 象潟口ルートが見えてくる場所.日本海を背にして登るN君.

(3)9:03 1704m 御浜小屋前から凍る鳥海湖を見下ろす.

(4)9:41 1731m 扇子森のピークを70m下って七五三掛へ向かう.途中夏道が出ているところを30mほどスキーを担いで歩く.

(5)10:36 1832m 七五三掛.まともなトラバースポイントはない.崖を滑り降りるN君.

(6)10:40 1802m トラバース終了.千蛇谷に降り立つ.

(7)11:25 1943m 千蛇谷をどんどん詰めていく.

登ってきた千蛇谷と彼方に水平線.

(8)12:15 2164m もうすぐ山頂.スキーで登り上げるえむとらさん.

(9)12:30 2236m 山頂に到着.休む間を惜しんでウロウロと北面の偵察.

(10)山頂の岩の隙間から北面を覗き込む.最初の滑り込みは七高山側の細めのラインかな.
ターゲットの広い中央大斜面へのトラバースは融雪で岩の露出があって難しそう.

(11)山頂から北面大地と稲倉の峰,右下の緑はブナの林の中島台,中央は水田に浮かぶ象潟の九十九島と日本海.

(12)13:30 2236m さーて,準備して・・・

GO~.雪質はまあまあなのじゃないかな.少し下が固いけれど,しっかりザラメ.
斜度は普通の急斜面.崖を滑っている感じではない.ただ,眼前に広がる風景のありえなさに驚く.

(14)12:36 2146m 80m下で左手の岩の間を縫って中央大斜面へトラバース.


(15)13:42 1864m 登り返しを嫌って,核心部を過ぎたら350mほどでもういいや.点のように見えるのはN君.

(16)14:00 1808m えむとらno藪紀行~.藪を数メートル漕いで左手の谷底に降りる.赤川の右俣とでも言うべき沢か.

(17)14:03 1665m この谷の雪も最高.これを滑らない手はないでしょう.

あっという間に視界から消える,えむとらさん.

(18)14:05 1588m ここで滑降はおしまい.崖下の亀裂の下をさらにトラバースしていく.斜面を切る足元からどんどん雪崩れていく.長居は無用だね.
結局,標高差で650mを滑り降りたことになる.ここから千蛇谷への登り返し.うげー.

(19)15:06 1822m 250mほど登り返して,千蛇谷に達する.谷底へ一度降りてから,七五三掛へ.来たとき滑り降りた崖を登る気はしない.なんとか,つぼ足で岩の間を這い上がることにする.

(20)15:20 1802m 七五三掛.日が傾いて風が強くなってきた.最後の岩の間ではアイゼン・ピッケルを出す.

(21)16:35 1650m 扇子森を登り返し,御浜小屋を過ぎるともうこんな時間.17時にはゲートがクローズしてしまう!日本海に映る夕日に向かって滑る.

16:50 1067m 駐車帯に到着.急げば山形側でいいからゲートクローズに間に合うかなと思ったけれど,えむとらさんは悠然としている.「もう一晩,ここで過ごすから」と.えっ?
鳥海ブルーラインから夕日に映える飛島と象潟の水田を見下ろして.(5/9)

その後,えむとらさんに秋田側ゲートまで送ってもらい,それぞれ盛岡と仙台に帰ることが出来たN君と私であった.えむとらさんは,2晩続けての鉾立泊まり.
確かに,天気がよければ象潟の夜景を肴に酒でものみながら,ゆっくり静かな時間を過ごすことができるであろう.
1人ブルーラインに閉じこめにするのは申し訳ない気がした反面,これから,素晴らしい夜を過ごすことになるえむとらさんが,ちょっぴりうらやましくなった.
盛岡の後輩N君と,そしてブログを通じての知人,えむとらさんとのコラボで実現させた.
吹浦口からは日帰りでやるのは,時間的にちょっと厳しいルート.
前夜からブルーラインの内側に入って,今朝早く,ゲートオープン前に迎えに来てくれたのが,えむとらさん.このサポートがなければ,今日の北面滑走は難しかったことだろう.
6:00 閉まっているブルーライン秋田側ゲートの内側に鉾立から白いバンが降りてきた.えむとらさん?初めまして今日はよろしくお願いします.
6:35 1067m 吹浦口・大平よりの駐車帯を出発.
(1)7:22 1329m 初対面だけど,以前からの知り合いのように思える.あれこれ山スキーの話をしながら登っていく.

(2)8:28 1569m 象潟口ルートが見えてくる場所.日本海を背にして登るN君.

(3)9:03 1704m 御浜小屋前から凍る鳥海湖を見下ろす.

(4)9:41 1731m 扇子森のピークを70m下って七五三掛へ向かう.途中夏道が出ているところを30mほどスキーを担いで歩く.

(5)10:36 1832m 七五三掛.まともなトラバースポイントはない.崖を滑り降りるN君.

(6)10:40 1802m トラバース終了.千蛇谷に降り立つ.

(7)11:25 1943m 千蛇谷をどんどん詰めていく.

登ってきた千蛇谷と彼方に水平線.

(8)12:15 2164m もうすぐ山頂.スキーで登り上げるえむとらさん.

(9)12:30 2236m 山頂に到着.休む間を惜しんでウロウロと北面の偵察.

(10)山頂の岩の隙間から北面を覗き込む.最初の滑り込みは七高山側の細めのラインかな.
ターゲットの広い中央大斜面へのトラバースは融雪で岩の露出があって難しそう.

(11)山頂から北面大地と稲倉の峰,右下の緑はブナの林の中島台,中央は水田に浮かぶ象潟の九十九島と日本海.

(12)13:30 2236m さーて,準備して・・・

GO~.雪質はまあまあなのじゃないかな.少し下が固いけれど,しっかりザラメ.
斜度は普通の急斜面.崖を滑っている感じではない.ただ,眼前に広がる風景のありえなさに驚く.

(14)12:36 2146m 80m下で左手の岩の間を縫って中央大斜面へトラバース.


(15)13:42 1864m 登り返しを嫌って,核心部を過ぎたら350mほどでもういいや.点のように見えるのはN君.

(16)14:00 1808m えむとらno藪紀行~.藪を数メートル漕いで左手の谷底に降りる.赤川の右俣とでも言うべき沢か.

(17)14:03 1665m この谷の雪も最高.これを滑らない手はないでしょう.

あっという間に視界から消える,えむとらさん.

(18)14:05 1588m ここで滑降はおしまい.崖下の亀裂の下をさらにトラバースしていく.斜面を切る足元からどんどん雪崩れていく.長居は無用だね.
結局,標高差で650mを滑り降りたことになる.ここから千蛇谷への登り返し.うげー.

(19)15:06 1822m 250mほど登り返して,千蛇谷に達する.谷底へ一度降りてから,七五三掛へ.来たとき滑り降りた崖を登る気はしない.なんとか,つぼ足で岩の間を這い上がることにする.

(20)15:20 1802m 七五三掛.日が傾いて風が強くなってきた.最後の岩の間ではアイゼン・ピッケルを出す.

(21)16:35 1650m 扇子森を登り返し,御浜小屋を過ぎるともうこんな時間.17時にはゲートがクローズしてしまう!日本海に映る夕日に向かって滑る.

16:50 1067m 駐車帯に到着.急げば山形側でいいからゲートクローズに間に合うかなと思ったけれど,えむとらさんは悠然としている.「もう一晩,ここで過ごすから」と.えっ?
鳥海ブルーラインから夕日に映える飛島と象潟の水田を見下ろして.(5/9)

その後,えむとらさんに秋田側ゲートまで送ってもらい,それぞれ盛岡と仙台に帰ることが出来たN君と私であった.えむとらさんは,2晩続けての鉾立泊まり.
確かに,天気がよければ象潟の夜景を肴に酒でものみながら,ゆっくり静かな時間を過ごすことができるであろう.
1人ブルーラインに閉じこめにするのは申し訳ない気がした反面,これから,素晴らしい夜を過ごすことになるえむとらさんが,ちょっぴりうらやましくなった.
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Comment
日帰り強行軍お疲れ様でした~。
こちらは日曜日のんびり過ごして疲れをとってから
帰りました。
ほんとにあの『ありえない』景色を見るだけでも価値
がありましたねえ。
こちらの好みで象潟口でなく吹浦口から登ったのが
時間を圧迫した原因のひとつかな?とも思います。
すみません。でも、夕陽を反射した海(水平線)に向か
っていく『ありえない』滑走感は吹浦口でないと味わえ
ないと思ってます(特にあの真っ平らなトコ)。
また、どこかで面白そうなことやりましょう!
こちらは日曜日のんびり過ごして疲れをとってから
帰りました。
ほんとにあの『ありえない』景色を見るだけでも価値
がありましたねえ。
こちらの好みで象潟口でなく吹浦口から登ったのが
時間を圧迫した原因のひとつかな?とも思います。
すみません。でも、夕陽を反射した海(水平線)に向か
っていく『ありえない』滑走感は吹浦口でないと味わえ
ないと思ってます(特にあの真っ平らなトコ)。
また、どこかで面白そうなことやりましょう!
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2009.05.11 Mon 06:28 | PIKA #-
無事にお帰りの様子で安心しました.(何せ遠いですから)
たしかに,吹浦口の爽快感は他では味わえないものでした.
またどこかで何か出来るといいですね,その時はよろしくお願いします.
たしかに,吹浦口の爽快感は他では味わえないものでした.
またどこかで何か出来るといいですね,その時はよろしくお願いします.
えむとらさん [URL] [Edit]
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