PIKANDA PART2
2010.2.10 スイスの雪崩救助費用の現状
21才の男性がスイスのValaisでオフピステ滑走中に幅50m長さ150mの雪崩に巻き込まれたが,17時間半後に救出されたとのこと.表面から50cmのところに埋まっていて,エアーポケットがあったため助かった様子.低体温症も軽度でほぼ完全回復が期待出来るとのことです.
(元記事はフランス語なので読めませんでした)
問題なのは救助費用で,2機のヘリを飛ばしたり色々で締めて5万スイスフラン.
早速レートを調べると,1スイスフラン=84円とのことで,え~と420万円!
リスクレベルが3で単独で滑っていた彼はReccoもビーコンも着けていなかったとのことで,この場合保険に入っていたとしても半額が免責になるのだという.彼は学生だったため無保険で,10%が彼の医療保険から支払われるのみで,残りの90%は本人に請求が行くのだそう.
山岳保険に入るのは当たり前として,その日の雪崩リスクやビーコンなどの有無によって免責額が決定するというのは,日本ではまだ聞いたことがないですね.
この事例を見ると保険に入っていたからと言って安心しきってはいけない,というのが世界的な常識になりつつあるのかも知れない.
(元記事はフランス語なので読めませんでした)
問題なのは救助費用で,2機のヘリを飛ばしたり色々で締めて5万スイスフラン.
早速レートを調べると,1スイスフラン=84円とのことで,え~と420万円!
リスクレベルが3で単独で滑っていた彼はReccoもビーコンも着けていなかったとのことで,この場合保険に入っていたとしても半額が免責になるのだという.彼は学生だったため無保険で,10%が彼の医療保険から支払われるのみで,残りの90%は本人に請求が行くのだそう.
山岳保険に入るのは当たり前として,その日の雪崩リスクやビーコンなどの有無によって免責額が決定するというのは,日本ではまだ聞いたことがないですね.
この事例を見ると保険に入っていたからと言って安心しきってはいけない,というのが世界的な常識になりつつあるのかも知れない.
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