PIKANDA PART2
2010.4.4 至仏山から凍る尾瀬ヶ原

尾瀬戸倉のゲートから自転車も使って全行程35km、10時間半かかりました。
ゲートが開いて混み出す前にムジナ沢の雪を先取りしようと欲張った挙げ句、上部のアイスバーンで転倒。
ケガは無いけれど、スキーを1本ロストしてしまいました。
3:56 1024m 戸倉ゲート近くの駐車帯をMTBにて出発。1時間ほど前にやはりMTBの2人が先行していった。

↓月明かりのなか、登りなので自転車はほとんど押して歩く。

5:18 1336m 津奈木橋の三叉路。直進は未除雪。鳩待峠方面は九十九折りまで除雪すみ。

6:12 1536m 除雪終点。ここまで距離10km.

6:28 1614m 鳩待峠にはテント一張り.前後して至仏に登ったお二人のものだった。MTBで先行した2人は至仏には入らなかった様子。

6:41 1668m 悪沢岳への尾根を登る。樹林の間から目指す至仏山がちらちら見える。

8:22 2028m 悪沢岳直下の田代を小至仏に向かって進む。右手に燧ヶ岳と尾瀬ヶ原。

8:40 2087m ここで先行するお二人を抜いて、アイゼンに履き替えて小至仏山への登りにかかる。

9:10 2162m 小至仏山山頂直下から来た道を振り返る。

完全にクラストした斜面をアイゼンで慎重に下り、至仏山へ最後の登りにかかる。

9:51 2229m 至仏山頂。正面に燧ヶ岳と尾瀬ヶ原。その左向こうに先週登った会津駒。

10:12 2172m 周辺はクラストしているので、アイゼンのままムジナ沢の方へ一段降りる。


↓アイスバーンと粉雪の吹きだまりのミックス斜面になったところでスキーを履く。これが間違いの元であった。

行けると思ったアイスバーンで転倒。そのまま20秒ほど滑り落ちて岩稜帯で岩にバウンドして停止。下に向いて10mほど右横をスキーが1本滑り落ちていった。吹きだまりと思われた部分も風でパックされて堅くなっていた様子。
小さい人マークが転倒位置。赤線が上下しているところは、停止位置から登り返してポール2本ともう片方のスキーを回収した部分。ケガは擦り傷と右肩、右肘の軽い打ち身。

はき直したアイゼンを外すのも面倒で、スキーを探してそのままムジナ沢をどんどん降りていく。けれど影も形も無し。ムジナ沢中下部の雪は最高なのになんてこった。欲張りすぎた報いですね。

それにしても大したケガをしなくて良かったなあと、無くしたスキーは潔く至仏山に進呈することにした。
11:41 1413m 山の鼻。静かな尾瀬ヶ原はすばらしい雰囲気。ここにもテントの方がいた。先ほどのお二人に状況を報告して早々に鳩待峠への登り返しにかかることにする。

13:33 1592m 鳩待峠。
14:00 1497m 除雪終点。自転車にて下山開始。漕ぐところは2~3カ所のほんのわずかな部分だけ。快適に降りる。
14:25 1042m 戸倉のゲートまではあっという間でした。

あの判断ミスが無ければ会心のツアーになったであろう至仏山ムジナ沢。
あと200mは下から滑り出すべきでした。斜面の見極め、そこでコケたらどういう結果になるか、危機管理が出来ていなかったという事です。単独行ならなおのことですね。しばらくは反省です。
ゲートが開いて混み出す前にムジナ沢の雪を先取りしようと欲張った挙げ句、上部のアイスバーンで転倒。
ケガは無いけれど、スキーを1本ロストしてしまいました。
3:56 1024m 戸倉ゲート近くの駐車帯をMTBにて出発。1時間ほど前にやはりMTBの2人が先行していった。

↓月明かりのなか、登りなので自転車はほとんど押して歩く。

5:18 1336m 津奈木橋の三叉路。直進は未除雪。鳩待峠方面は九十九折りまで除雪すみ。

6:12 1536m 除雪終点。ここまで距離10km.

6:28 1614m 鳩待峠にはテント一張り.前後して至仏に登ったお二人のものだった。MTBで先行した2人は至仏には入らなかった様子。

6:41 1668m 悪沢岳への尾根を登る。樹林の間から目指す至仏山がちらちら見える。

8:22 2028m 悪沢岳直下の田代を小至仏に向かって進む。右手に燧ヶ岳と尾瀬ヶ原。

8:40 2087m ここで先行するお二人を抜いて、アイゼンに履き替えて小至仏山への登りにかかる。

9:10 2162m 小至仏山山頂直下から来た道を振り返る。

完全にクラストした斜面をアイゼンで慎重に下り、至仏山へ最後の登りにかかる。

9:51 2229m 至仏山頂。正面に燧ヶ岳と尾瀬ヶ原。その左向こうに先週登った会津駒。

10:12 2172m 周辺はクラストしているので、アイゼンのままムジナ沢の方へ一段降りる。


↓アイスバーンと粉雪の吹きだまりのミックス斜面になったところでスキーを履く。これが間違いの元であった。

行けると思ったアイスバーンで転倒。そのまま20秒ほど滑り落ちて岩稜帯で岩にバウンドして停止。下に向いて10mほど右横をスキーが1本滑り落ちていった。吹きだまりと思われた部分も風でパックされて堅くなっていた様子。
小さい人マークが転倒位置。赤線が上下しているところは、停止位置から登り返してポール2本ともう片方のスキーを回収した部分。ケガは擦り傷と右肩、右肘の軽い打ち身。

はき直したアイゼンを外すのも面倒で、スキーを探してそのままムジナ沢をどんどん降りていく。けれど影も形も無し。ムジナ沢中下部の雪は最高なのになんてこった。欲張りすぎた報いですね。

それにしても大したケガをしなくて良かったなあと、無くしたスキーは潔く至仏山に進呈することにした。
11:41 1413m 山の鼻。静かな尾瀬ヶ原はすばらしい雰囲気。ここにもテントの方がいた。先ほどのお二人に状況を報告して早々に鳩待峠への登り返しにかかることにする。

13:33 1592m 鳩待峠。
14:00 1497m 除雪終点。自転車にて下山開始。漕ぐところは2~3カ所のほんのわずかな部分だけ。快適に降りる。
14:25 1042m 戸倉のゲートまではあっという間でした。

あの判断ミスが無ければ会心のツアーになったであろう至仏山ムジナ沢。
あと200mは下から滑り出すべきでした。斜面の見極め、そこでコケたらどういう結果になるか、危機管理が出来ていなかったという事です。単独行ならなおのことですね。しばらくは反省です。
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Comment
むむ、負けた。
こちらも結構ロングルートでした。
正確な距離はわかりませんが、たぶん平面25-30km。
登り標高差は累計1500m位。
オールスキーで行動13時間30分。
帰路の長距離林道シール歩きで、気持ちが萎え尽きました。
土曜日は終日カチカチ山。
日曜は緩むのを待ったらストップ雪。
コンディションが難しかったですね。
>転倒
けがが無くてなによりでしたね。
こちらも結構ロングルートでした。
正確な距離はわかりませんが、たぶん平面25-30km。
登り標高差は累計1500m位。
オールスキーで行動13時間30分。
帰路の長距離林道シール歩きで、気持ちが萎え尽きました。
土曜日は終日カチカチ山。
日曜は緩むのを待ったらストップ雪。
コンディションが難しかったですね。
>転倒
けがが無くてなによりでしたね。
ロングルート [URL] [Edit]
2010.04.05 Mon 21:23 | PIKANDA #-
> オールスキーで行動13時間30分。
オールスキーの方がすごいですよ。
こちらはMTBで往復20kmです。帰りは鳩待峠下の除雪終点から戸倉ゲートまで25分でした。
滑落・板ロストが無ければなあ、と思います。
奥志賀、上高地のタクシーの運転手さんもお勧めのエリアですね。
いつかチャレンジしてみます。
オールスキーの方がすごいですよ。
こちらはMTBで往復20kmです。帰りは鳩待峠下の除雪終点から戸倉ゲートまで25分でした。
滑落・板ロストが無ければなあ、と思います。
奥志賀、上高地のタクシーの運転手さんもお勧めのエリアですね。
いつかチャレンジしてみます。
Re: ロングルート [URL] [Edit]
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